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世帯当たりガソリン購入35リットル、▲13% 1月家計調査、年末年始は大きく低迷 

2020-03-09 08:03:01 | 日記
総務省は6日、1月の家計調査を発表した。全国(2人以上の世帯)の1世帯当たりのガソリン支出金額は、4981円(前年同月実績5361円)で7.1%減少している。小売価格は143.33円/リットル(134.61 円)で6.4%上昇したものの、購入数量は1世帯当たり34.75リットル(39.83リットル)で12.7%減少したことで支出金額は3年ぶりに5千円を下回った。
また、調査対象世帯の56.46%(60.29%)が1月中に1回以上ガソリンを購入しており、購入頻度は1.26回(1.35回)に減少している。
1月の1世帯当たりガソリン購入動向は、12月(前年比7.2%減)に続き前年を大きく下回ったことから、一般家庭レベルでのマイカー購入動向は、極めて低調に推移したことになる。
年末年始は休みが比較的長かったが、働き方改革などで休みが分散されたことで高速道路上での帰省や行楽のマイカー渋滞が緩和され、燃費が改善した可能性がある。足下では新型コロナウイルス感染拡大で人の動きが停滞しているが、大きな影響が出始めるのは、2月以降の家計調査とみられる。1月のガソリン購入数量34.75リットルは、1月としては家計調査が現在の形になった2000年以降で最低水準。ピークは2009年1月の46.01リットルだったが、ハイブリッド車の普及などで2014年以降は40リットルを下回っている。

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