昨年9月のアメリカ研修旅行でニューヨーク州立大学ウルスター校訪問時、同大学の前国際交流担当局長で友人のRichard CattabianiさんからいただいたCD
です。
バンド名のGene Pool、"gene"は「遺伝子」の意味、"pool"はもちろん「プール」や「水たまり」など何かがたまっているところという意味です。
オンライン上のweblio辞典では、「遺伝子プール 《有性生殖する生物集団が有する遺伝子全体》」と説明されています。
gene pool参照
実は、これは、Richardさんとその弟のAlさん、そしてAlさんの息子さんのJackさんという3人のCattabiani家の音楽遺伝子がたくさん集まってできたCDなのです。
以下の6曲が収録され、どの歌のメロディも聞きやすく、歌詞も言葉遊びなどがあり、おもしろいです。
It's Not Enough
Old Dominion
Mystic Carrier
From Now On
Rainy Day
Axiomatic
Ready. Fire. Aim. — album (artista: Gene Pool)などでパソコンで聴くこともできます。
Richardさんは、アメリカ文学の教授でもあり、同大学の演劇の監督も務められる多才な方です。
これら6曲は、全てRichardさんの作詞ですので、歌詞も文学的センスがあります。
ちなみに、ボーカルも全てRichardさんです。
英語の聞き取り教材としても使えそうです。
是非お聴きください。
ところで、このCDのタイトル "ready. fire. aim."は、今、アメリカでは銃規制について盛んに議論されているところではありますが、その銃を撃つ時の号令「Ready(構え)」「Aim(狙え)」「Fire(撃て)」から来ています。
ただし、普通は、銃を構えて、標的を狙って、それから撃つのですから、Ready, Aim, Fireの順になるのですが、CDタイトルは、ready. fire. aim.の順になっているのです。
インターネットで検索してみたり調べてみるとわかりますが、何かを急いでする時には、構えて、標的を狙ってなんて悠長なことをしていたら間に合わない、だから、構えたらすぐに撃つことが大切で、それが当らなかったら、狙いを定めてまた撃つことが必要だ、というときにこの、Ready. FIre. Aim.の順になるようです。
おそらく、このCDも、まず撃ってみようと、とりあえず出して見たというところでしょうね。
そして、これが成功したら、また狙いを定め直して、さらなるCDのリリースが予定されているのでしょうか?
ファンの一人として、そんなことも期待したいと思います。