9月11日、セプテンバーコンサートin新見2009が開催されました。
昨年は、姉妹都市ニューパルツからの電話インタビューで新見のセプテンバーコンサートに声の「出演」をし、ニューパルツでのSeptember Concertでは、新見からの千羽鶴贈呈でスピーチをさせていただきました。
今年は、ニューパルツでは都合によりコンサートは中止となってしまいました。
その分、新見会場ではすばらしいコンサートを開き、後日その映像をニューパルツに届けることができたらいいなと思っていました。
今年は、僕は完全な裏方(一応、肩書きは「セプテンバーコンサート実行委員会副委員長」とはなっていますが、実は完全な裏方です)。今年は市内のALT(外国語指導助手)3名にも出演してもらい、とても国際的なコンサートになったと思っています。
そのための、出演の交渉や、役割の説明、デイブさんとNaoさんとの音合わせの通訳、ジェイミーさんの平和メッセージの翻訳など、英語教員としても関わり甲斐のある役割でした。
また、セプコン本部との連絡のやり取り、募金活動を行った国連難民弁務官事務所との連絡調整、新型インフルエンザ対策としての消毒液の設置等も行いました。
僕は、昨日のコンサートの間、音楽を聞きながら、人と人とのつながりについて考えていました。
8年前に同時多発テロのため帰国ができなくなった我々訪問団のために、本当によくしてくれたニューパルツの仲間たち、コンサートを成功させようとともに頑張ったスタッフの皆さん、年代・性別・国籍の異なる出演者の皆さん、コンサートを聞きに来てくれた観衆の皆さん、コンサートの内容とは関係なくウルトラマンごっこや追いかけっこをしていたちびっ子諸君


、いろいろな人がいろいろな形でコンサートに参加してくれていました。
コンサートの会場には、僕から見れば、家族もいるし、友人もいるし、知人もいるし、同僚やその家族もいるし、かつての教え子や現在の教え子(そして将来の教え子?)もいるし、地域でさまざまなかかわりのある人達もいるし、あまりかかわりがないけれども顔は見たことがあるという人もいるし、今後何らかの形でかかわりが出てくる可能性のある人もいるし、さまざまな人間的なつながりがありました。
コンサート会場にいた人それぞれに、そのようにその人ごとのつながりがあるわけで、その一人一人のつながりを合わせたら、あの会場だけでも相当強い絆になるのだと感じました。
また、会場にいた人それぞれが、昨日のコンサートをきっかけに、会場にいなかった人のこと(例えば外国にいる人や、既に亡くなられた人も含めて)とのつながりを思ったでしょう。
自分の家族だけとか、自分の町や村だけとか、自分の国だけなどという考えは時に排他的になり、争いにつながってしまうことがありますが、昨日のコンサートで僕が感じたような、いろいろな人とのいろいろなつながりの集積は、社会全体の絆の強さにつながってゆくものだと思います。
その意味では、なかなか言葉では言い表すことが難しいのですが、昨日のコンサートは確かに世界平和につながっているだろうなと感じた次第です。
スタッフ及び出演者は大変お疲れ様でした。
ご来場いただいた方は、どうもありがとうございました。
また、来年の9月11日には新見における第4回のセプテンバーコンサートを開催したいと思いますので、よろしくお願いします。

