ストレスに克ち、なんとなく気分のさえないうつ状態をなくすには、セロトニン神経の活動レベルを高い状態に保ち、セロトニン分泌を活発にするコトが有効だというコトは既に見た。(カテゴリー/健康メモ:「うつとセロトニンの関係」参照http://blog.goo.ne.jp/kinto1or8/e/2c49631a24cbbfc38865879fcdb86f80)
セロトニン神経の中枢があるのは、脳幹の中心に位置する縫線核というトコロ。
その周辺には、歩行、咀嚼、呼吸などの運動を司る中枢もあり、ある一定のリズムをもったそれらの運動は、セロトニン神経によい刺激を与え、活動レベルを高めてくれる。
すなわち、セロトニン神経には各種のリズム運動によって活性化されるというユニークな特徴があるのだ。
ウォーキングやガムを噛むコトで意識がスッキリし、集中力が増すというはそのため。
面白いものでは太鼓を叩くというのも効果があるそうで、修行僧の瞑想や座禅にも通ずる世界であろう。
セロトニン神経は朝起きてから夜寝るまで、ゆっくりと持続的にインパルス(電気信号)を発生させ、セロトニンを脳全体に行き渡らせている。
歩行、咀嚼、呼吸といったリズム運動は、インパルスの発生頻度を増やし、セロトニン分泌を活性化してくれるのである。
もっとも簡単で手軽な方法は、やはり、呼吸であろう。
しかし、生きている限り、呼吸をしてない人などいないが、それでもうつになる人がいるのはなぜか?
それは通常の呼吸が無意識に、自律的に行われているためである。
セロトニン神経を鍛えるには「意識的に」、「適度な負荷」をかけるコトが必要なのである。
心も体も、鍛え方に違いはない。
そのやり方は、一言でいうと腹式呼吸。
まずは腹筋に意識を向け、息を吸っても吐いてもいない状態を確認する。
その状態から腹筋をへこませるようにして息を吐く。
この時、これ以上は無理!というトコロまで腹筋を絞って空気を吐ききる。
吐ききったら、腹筋の収縮をやめる。
すると自然に肺に空気が入り、の状態に戻る。
・・以上を1セットとし、1分間に3~4回を基準とする。
吐く時間により時間をかけ、割合は吸気1に対し、呼気1.5~2倍の時間をかける。
1分に3回なら1回20秒で、12秒吐いて8秒吸う・・というペース。
それを20~30分続ける。
鼻から吐いて鼻から吸うようにすると、より腹式呼吸を意識できる。
姿勢はあぐらをかいてもイスに座っても、リラックスした状態で腹式呼吸が出来ればそれでOK!
腹筋のリズム運動がメインなので、姿勢はニの次。
吐く時間を長くというコトと、呼吸の回数だけに注意して、「苦しくもなく、意識がハッキリとした状態」を自覚できれば、うまくいってる証拠といえよう。
自律神経、運動神経、感覚神経、ストレス中枢、食欲中枢、性中枢、不安の神経回路・・など、多くの神経系に効果があり、深呼吸による酸素の摂り入れで脂肪も燃焼するのでダイエット効果もあるそう。
継続は力なり!
ぜひ、お試しあれ。
癒しの空間・ほぐし&ストレッチ
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