「迷宮組曲」の発売は1986年11月。キノコさん24歳。大学の出席率1%くらい、おまけに授業料を払ってなかった私は担当教官に呼び出され「未納分を払って『中退』の道を選ぶか、このまま払わずに『除籍』となる方を選ぶか」トホホな二者択一の判断を迫られました(がんばって卒業する、というよい子な選択肢はすでに消えていました)。で、なんちゃって大学生のとるべき道はただ一つ。おカネは払わずに『除籍』(ボッカ~ン)
当時の私は自分の未来に対して「何とかなるさ」度200%。童話「アリとキリギリス」でいえばキリギリス度360%。青島幸雄作詞、植木等唄の「だまってオレについてこい」状態でした。(皆さんには『こち亀』天童よしみVer.でおなじみでしょう。)ガリガリ勉強した高校の3年間が24歳の当時、すでに遠い昔のよう…
♪カネのない奴はオレんとこ来い
オレもないけど心配するな
見ろよ青い空白い雲
そのうちなんとかなるだろう
「起承転結」ならぬ「起転転結」の見事な4行詩ですね。『オチ』の2行目、『話題転換・現実逃避』の3行目。う~ん名作です。
「迷宮組曲」の城外グラフィック。空の青さが印象的な面です。♪そのうちなんとかなるだろう…キノコさんはハネたリズムのブルース調の曲をつけました。「組曲」という荘厳な名のつくゲームの重要な1曲目BGMにいきなり軽いブルースとは!ゲーム全体のストーリーやミロンくんのキャラのことなど何も考えてない…