カセットテープがワカメ

キノコ国本剛章の音楽活動・妄想・ノリツッコミなど。

'60〜'70s アニメ・ドラマの名曲たち⑤

2023年08月19日 | My Favorite
ザ・バース・オブ・ジ・オデッセイ 〜 モンキー・マジック

〜〜〜シリーズ物です。初めから読む〜〜〜
「モンキー・マジック」/ゴダイゴ(1978)
作詞:奈良橋陽子
作曲:タケカワユキヒデ
キノコさん高2でした。この曲の思い出は雑誌「キーボード・マガジン」と共にあります。たまたま本屋で見つけた「キーボード・マガジン」創刊号。当時シンセサイザーに憧れていて、でもお金がなくて買えなくて、日々受験勉強をしながら「よーし。大学に受かったらバイトしてシンセサイザー手に入れるゾ!」とムラムラもといメラメラしていたバカ者もとい若者でした。当時の自室で開いていた「3大書籍」といったら「参考書・エロ本・キーボードマガジン」。そのキーボードマガジンにRoland社の広告塔としてドカーンと写真が載っていたのがゴダイゴのミッキー吉野さん。「新発売!Roland SH-1。鳴る。シンセサイザー」みたいなキャッチコピーで高校生だったキノコさんのハートを鷲掴みしていたのでした。なのでモンキーマジックのイントロを聞くと高2の頃のいろんな風景を思い出します。自動演奏をずっと1曲通して使うんじゃなくて、スポット的に「人間じゃ演奏不可能な高速フレーズ」だけ演奏させるカッコよさを学びました。ミッキー吉野さん、タケカワユキヒデさん、そしてキーボードマガジンを出版してくださったリットーミュージックさん。夢と希望を本当にありがとうございました♪
〜〜〜その⑥へ続く〜〜〜
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ハイボール3杯イケるBassプレイ (19) Portrait of Tracy / Jaco Pastorius

2023年06月17日 | My Favorite
Portrait of Tracy

~~~シリーズ物です。最初から読む~~~
Portrait of Tracy(1976)  作曲、ベース:Jaco Pastorius
 出ました。このシリーズ3年ぶり2回目の登場。キノコさんが一番ブッとんだベーシスト。ジャコ・パストリアス
そしてもう1人、「シリーズその9」以来2回目となるこの方にご登場願いましょう。その名も「ベースのなんちゃって師匠2号」氏。
時に1980年。キノコさん18歳大学1年生、師匠2号18歳浪人中。3ヶ月に1度くらいの頻度で彼の部屋にいそいそ遊びにいきます。
「やあ。キノコくん。よく来たね。今日も新しいレコードを5枚ほど仕入れておいたよ。聞くかい?聞くだろ?聞くに決まってるよねえ。え?いいから早く聞かせろ?いいとも。今日の1枚目はこれだ。ジャコパスのリーダーアルバム。こりゃスゴいよ。ブッ飛ぶよ。腰ぬかすといけないから、あらかじめコルセット巻いてから聞こうか?いひひひひ。」「アホか。どんなにジャコがスゴいベーシストでもレコード聞いて腰抜かすワケないだろが」そして初めて聞いた「トレーシーの肖像」。なんだこれは。ハーモニクスってこんなにいろんな音階出せるんだっけ?実音も鳴ってるから1人で2回演奏して重ねてるのかな?なんだなんだ?この複雑なハモリは。うわ。ハーモニクスにビブラートがかかった!ドヒャー。キノコさんは腰を抜かし、顎は外れ、失禁しました。「おやおや。キノコくん大丈夫かね。だから言ったろ腰抜かすよって」「コ、コルセット...。しておけばよ・か・っ・た...。」ガクッ。キノコさんは昇天しました。
 目を覚ますと師匠2号がベースを抱えて実演解説が始まりました。おわっ。スゲエ。さっきのハーモニクスの曲、もう完コピしてる。なになに?ハーモニクスでEbの音階を出すためには3弦の2フレットを人差し指で押さえつつ手をビローンと広げて小指で6フレットあたりに軽く触れる?なんだそれ。確かに開放弦に対して4フレット先を軽く触れると3度上のハーモニクスが出るから理屈の上ではそうなるわな。しかしそんなこと普通思いつくか?しかもメチャメチャ弾きにくいじゃんこれ。「ふふふ。キノコくん。ジャコはただ者ではないのだよ。そしてそれを耳コピする私のことも尊敬したまえ。わはははは。」こうして師匠2号とのユカイなひと時は過ぎて行くのでした...。
〜〜〜最終回へ続く〜〜〜
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'60〜'70s アニメ・ドラマの名曲たち④

2023年06月03日 | My Favorite
❤🎶流星人間ゾーン OP曲【full】🎶❤

〜〜〜シリーズ物です。初めから読む〜〜〜
流星人間ゾーン」(1973)
作詞:石狩あきら
作・編曲:三沢郷 
歌:子門真人、少年少女合唱団みずうみ
変身・特撮物全盛期だった頃の作品です。キノコさん11歳、小5。確か小4の時が「仮面ライダー」と「帰ってきたウルトラマン」の大フィーバーだったんです。その時はまだ「お子ちゃま」で鏡を見ながらカッコいい変身ポーズやスペシウム光線のポーズができるように練習してたりした記憶がありますが、5年生くらいから少しずつその辺に卒業し始め、「音楽がカッコいいニャー。何ていう名前の方が作曲してるんだろう?」と字幕情報に興味を持ったりしていました。
 で、三沢郷(みさわごう)さん(1928〜2007)。詳しくは存じ上げませんが多くのステキな作品を遺されました。
「サインはV」
「エースをねらえ!」
「デビルマン」

そしてこの「流星人間ゾーン」。
三沢さんの作品には「独特の泣き」がある所、そして聴き込まないと気が付きにくい「華麗な裏メロ」があるところが大好きですし、勉強になりました。
今回このブログを書くにあたって、この曲を50年ぶりくらいに聴きましたが、また新発見があったくらいです。あまり表舞台には取り上げられられない方ですが、とても偉大な作曲家の1人と尊敬しております。三沢さん、素晴らしい作品の数々、本当にありがとうございました♪
〜〜〜その⑤へ続く〜〜〜
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モヤモヤする商品案内看板

2023年05月09日 | My Favorite
大手ドラッグストア店内に設置されている看板がモヤモヤするんです。
テーピングテープ」。
モヤモヤするでしょ? え?しない?「テーピング用のテープ」だから、こういう書き方でいいって?
そうかなー。それでいいのかなー。ホントかなー。まことかなー。
例えばね。飲み物売り場に「ドリンク」じゃなくて「ドリンキングドリンク」っていう看板があったらどうよ。これはおかしいと感じるでしょ。
言葉がダブってる、って思うでしょ。それと同じじゃないかなー「テーピングテープ」。
それとかスポーツ用品店の野球のバットのところに「バッティングバット」って書いてあったらどうなのよ。「バット」でいいだろ。わかるだろ。って思うでしょ。それと同じじゃないかなー「テーピングテープ」。
他にも「カッティングカッター」「ミキシングミキサー」「レコーディングレコーダー」とか。言わないでしょ。聞かないでしょ残暑秘書。
ここまで読んでくださったアナタ。ありがとうございます。改めてお伺いします。
「テーピングテープ」。いかがですか?読み始める前よりモヤモヤ感が増えたんじゃありませんか?
そんなアナタは.....。フォローイングフォロワーです。うふん♡
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ハイボール3杯イケるBassプレイ (18) Yes Or No / Reginald Workman

2023年04月08日 | My Favorite
Yes Or No

~~~シリーズ物です。最初から読む~~~
Yes or No」はWayne Shorter のアルバム「JUJU」(1965)に収録されているナンバーです。
Wayne Shorter (作曲、Tenor Sax)
McCoy Tyner (Piano)
Reginald Workman (Bass)
Elvin Jones (Drums)
キノコさんはウエイン・ショーターが大好き。サックス・プレイヤーとしても好きですが「作曲家」としてメチャメチャ大好きです。
とても個性的な曲をたくさん書き遺されました。コード進行が独特、そこに乗っかるメロディーもユニーク。他の作曲家にはなかなか思いつかない「フンワリと空中に漂ってるような」不思議な曲が多い印象です。この「Yes or No」も今でこそ「POPで聞きやすいJAZZ」ですが、1965年当時には伝統的なJAZZに真っ向から対抗する、とてもトンがった曲だったのではないでしょうか。ベーシストのワークマンさんのことはよく存じ上げないんですが、多分ユニフォーム屋さんではないと思います。あはは。エルビン・ジョーンズとのコンビ芸が抜群で、キメの多い曲の中でドラムとバッチリ合わせるところと自由に弾いてる箇所の切り替えが気持ちよく、ハイボールがすすみます。 「JUJU」は本当に大好きな1枚で、これからも大切に聴いていきたいアルバムです♪
〜〜〜その19へ続く〜〜〜
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'60〜'70s アニメ・ドラマの名曲たち③

2023年03月28日 | My Favorite
謎の円盤UFO 日本版オープニング OP

〜〜〜シリーズ物です。初めから読む〜〜〜
 「謎の円盤UFO」(1970)のOPテーマ。作曲は「サンダーバード」と同じバリー・グレイさん。 リアルタイムでTVで見ていたキノコ少年は8歳、小3
当時は音楽のカッコよさはあんまりわからず、謎めいた物語の舞台設定や、登場する近未来メカ、セクシーな女性シャドー隊員のコスチュームなどにワクワクドキドキしていました。オトナになってから再放送で見てテーマソングのカッコよさに改めて気がつきましたね。サンダーバードはオーケストラ中心のBGMでしたが、こちらはコンボ編成が主軸でエレキギターオルガンがフィーチャーされています。基本は少人数のロックバンドで、そこにブラス隊がカッコよくアクセントとして乗っかる、というシビれる編成。時代の最先端だったんじゃないかなー。 それとタイプライターの「カタカタ」音ね。これがグッと来るんだよなー。音楽のジャマ?いやいや、とんでもない。音楽と一体化ですよ。小3当時は英語読めなかったからなおさら、ミステリアスなこのオープニングに胸高鳴らせたもんです。
自分の曲に効果音入れて仕上げるのが好きなワタシですが、この辺にその原点があるのかもしれません。 あれから52年経つのかー。メカニックは少し時代を感じさせますが、音楽はちっとも色あせませんね。とても新鮮な気持ちで聞くことができます。バリー・グレーさん、ステキな音楽をありがとうございました。
〜〜〜その④へ続く〜〜〜
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ハイボール3杯イケるBassプレイ (17) YYZ / Geddy Lee

2023年01月28日 | My Favorite
Rush - YYZ Live (Rio)

~~~シリーズ物です。最初から読む~~~
 YYZ / Rush
1981年に発表されたアルバム「Moving Pictures」に収録されたインストゥルメンタルの名曲です。ベースはゲディ・リーお兄さん。
音がバキバキです。何なんスか。バキバキなのに太い。指で弾いてるけどピッキングが強い。フツーに2フィンガーで弾いてる音が全部スラップ奏法みたいな音色です。バッキバキです。何なんスか。いったいどうなってるんスか。
・背が高い
・手がデカい
・鼻が高い。魔法使いのおばあさん級に高い。
アッ、そうか。ゲディ・リーは魔法使いだったんだわ。それなら納得いくわ。ステージ裏でトカゲや蛇や蝙蝠をぐつぐつ煮詰めてるんだわ。ニール・パートのドラムセットの下には魔法陣が描かれてるんだわ。神田川、隅田川、荒川。
久々に聞いたけどユカイな演奏でした。魔法使いのおばあさん、ありがとうございました♪
〜〜〜その18へ続く〜〜〜
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'60〜'70s アニメ・ドラマの名曲たち②

2023年01月21日 | My Favorite
【公式】はじめ人間ギャートルズ ED「やつらの足音のバラード」”GIATRUS, THE FIRST MAN”(1974)

 〜〜〜シリーズ物です。初めから読む〜〜〜 
1974年にTV放映されていたアニメ「はじめ人間ギャートルズ」のエンディング・テーマです。
やつらの足音のバラード
作詞:園山俊二
作曲:かまやつひろし
歌:ちのはじめ
 TVでリアルタイム視聴していたのはキノコさん小6の時ですね。原始時代という設定も好きだったし、一話完結モノで、いつもドタバタで始まって最後はホロリとさせられる人情バナシ的な展開も好きでした。
 テーマソングもOPは歌詞ハチャメチャのロックンロールで、EDはしっとりとしたバラード、という素晴らしい構成。コドモ心にぐいぐい惹きつけられました。
当時はわからなかったけど、イントロはエレキギターボリューム奏法だニャー。泣けるニャー。ストリングスのアレンジも絶妙で盛り上がるニャー。歌手の方、勉強不足でこの曲以外、存じあげませんが何ともイイ声だニャー。というワケで猫4匹集まりましたので早速ネコ麻雀で遊ぶそうです。好きな上がり役は「たんニャオ」だそうです。好きな字牌は「南(ニャン)」だそうです。周りがリーチしても決しておりず、「自分の上がりにまっしぐら」だそうです。さてどうなりますやら。波乱の次回へ続く。
〜〜〜その③へ〜〜〜
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ハイボール3杯イケるBassプレイ (16) Bring on the Night / Tracy Wormworth

2022年11月20日 | My Favorite
Sting - Bring On The Night - Live 1988

~~~シリーズ物です。最初から読む~~~
Stingの1988年のワールドツアーLIVE映像ですね。このツアーは札幌にも来ていて、生で観たので印象深いです。
Tracy Wormworth はとにかく「カッコいい」女流ベーシスト。キノコさんは女性がベースを弾いてるだけで「惚れてまう」ので、なおかつ「カッコいい」となると「惚れてまうガナ」もしくは「惚れてまおイズン」くらいの破壊力ですね。
 この曲はもともとPOLICEの「白いレガッタ」というアルバムに収録されていてレゲエ調のしんみりとした曲なんですが、LIVEでは「ケニー・カークランドおじさんのピアノソロ」のための曲みたいなアレンジになってます。このピアノソロがめちゃめちゃカッコいいんだけど、フロントでStingと一緒にダンスしながらスラップしているTracyに完全に惚れてまいますね。はーいいモン見た。今日もハイボールが美味い♪
〜〜〜その17へ続く〜〜〜
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'60〜'70s アニメ・ドラマの名曲たち①

2022年11月12日 | My Favorite
アクビ娘の歌

 新シリーズを始めることにしました。 きっかけは先日「ふうかまりをバースデー・ワンマンLIVE」で「アニソン・メドレー」を演奏したことです。
5曲くらい演奏したんですが、中でもキノコさんの心をワサワサと揺さぶったのがこの曲「アクビ娘の歌」。
 曲そのものは小さい頃から知っていましたが、今回改めて調べてみました。
【アクビ娘の歌】
1969年 TVアニメ「ハクション大魔王」シングルレコードのB面として発売。
開始当初はEDテーマ、途中からOPテーマとして使われる。
作詞:丘灯至夫
作曲:和田香苗
うた:堀江美都子
 実は不勉強で作曲の和田香苗さんのことを全く存じ上げず、今回調べて初めて知りました。1969年、テレビの前に居たキノコ少年は7さい、小2。和田さんは37歳だったようです。この曲の印象は「丁寧に作りこまれた」それでいて「小人への愛情に満ち溢れた、わかりやすい」良曲ということです。
 聞いてるだけじゃなく、演奏するために耳コピーをすると初めてわかるんですがコード進行やコーラスのハーモニーは、実はとても複雑なんです。
だけどそれを感じさせない「単純化」したアレンジ。歌を引き立てるために伴奏の音数を絞り込んだこともあるのでしょう。音数が少ないがために逆に想像力を掻き立てられる、あまりにシンプルな演奏となっています。味わいが深いです。
 小学生の時は「単なるユカイなアニソン」くらいにしか考えてなかった「アクビ娘」。まさか60歳になってLIVEでベースを弾くことになるとは、夢にも思っていませんでした。この曲の「深さ」「大きさ」に気づくきっかけを作ってくださった「ふうかまりを」さんに感謝です。
そして和田香苗さん。素晴らしい作品を残してくださり、ありがとうございました♪
~~~~~その②へ続く~~~~~
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