かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

佐田岬あっちこっち(9.佐田岬洞窟式砲台跡)

2012-02-21 13:52:16 | 風景


佐田岬半島の先端の佐田岬灯台。
そして、豊予海峡の向こうに見えるのは大分県。
この灯台直下には、戦時中に岩盤を掘削して造られた砲台の跡がある。

     【手前の2つの穴】

これは豊予要塞のひとつとして、昭和20年に6ヶ月間の突貫工事で急造されたものらしい。
さらにその先には、コンクリートで繋がれた小さな島(だけど名前は“大島”=御籠島)がある。
余談だが、コンクリートで囲まれたエリアは、三崎漁協が魚介類の集荷調整のための天然の生簀(蓄養池)になっている。

元々は島だったこの大島にも同じような砲台跡が2門ある。

【灯台の左下が先ほどの砲台跡、左の方にみえるのが大島の砲台跡】

島の砲台跡をズームアップしてみる。


コンクリートで繋がる前の戦時中は、どうやってこの島・岩場に取り付いていたのだろう。
それはさておき、配置兵員数は当時千人を超えていたという。
佐田岬半島の先端周辺には、この他にも大正時代に造られた砲台跡や関連施設の跡があるようで、一大軍事基地だったようだ。
同じような要塞は向かいの大分県にもあるそうだ。
しかし、一度も交戦することなく終戦に至った と。


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