かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

梶谷鼻の窓

2012-02-05 11:46:47 | 風景
何度か紹介した梶谷鼻には、オベリスクのような岩の北側に、地元民から“窓”と呼ばれる大きな穴の開いた岩がある。
梶谷の石仏を見た後、そこへ行ってみた。

農道から小道に入る。


ウバメガシ(地元ではバベと呼ぶ)が群生した小道を海方向へ下る。



なかなか雰囲気のある山道。
しだいに急勾配になってくる。
おやっ! 誰かがトラロープを張ってくれている。


急坂で滑りやすいので危険だと思って張ってくれたのだろう。
ありがたや。 

そろそろ“窓”が見えてきた。


おおぅっ! 


人の手によって切り出されたかのような見事な窓である。


【クリックで拡大】

地層面と節理面で割れた、自然が成せる見事な造形だ。
これ以上近づけないので、窓の大きさがどれほどかわからないのだが、
一辺が2メートルほどだろうか?

左側の窓は全開だが、右側は上だけが少し開いている。
海面に接する下の方の岩盤は既に落ちているので、何年後か何十年後にはここも全開になる日が来るだろう。
どの岩かは知らないのだが、ここでは数十年前までは、窓とは異なるゲート状(アーチ状)になった岩があったのだそうで、その下を船で通ることができたのだと聞いたことがある。
右側の窓が上下全開になれば、そんなふうになるだろう。



ただ残念なのはこの窓の方向である。
ほぼ南側を向いている。
しかも南側(海側)に傾いて。
もう少し東側(画面の左方向)を向いて、傾きもなければ、
日の出の際、水平線を飛び越えてくる朝日の光が窓を通って・・・
神々しい・素晴らしい景色が望めるのだろうに なんて。 
惜しい!


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