ベルママのリハビリ日記    

写真付きでリハビリの様子、リハビリ生活の喜怒哀楽、季節の愛する花々と生き物。

平凡で安泰の生活を送るのと眩めく波乱万丈の人生と量りにかけられない

2016-06-05 18:20:46 | リハビリ生活、胡蝶蘭

  健康な時には自分がリハビリ施設に通うことなど考えることもなかった。歳をとってからのことで自分には縁のないこととしか考えられなかった。 病気をしてから6年が過ぎ、今のリハビリ施設に通うようになって3年になります。退院したばかりのころは身体が思うように動かせない自分を認めることが出来なかった。外出するなんてどうしても出来ないとリハビリ施設を利用することを認めず、訪問リハビリをお願いした。1年も経つと訪問リハビリには限界を感じ身体中心のリハビリ施設に移った。小さな施設で和気あいあいでしたがそこでも満足ができなくなって捜したところやっと納得のいく施設に出会えた。

 オープンした時は7名から始まり今では300名以上の利用者になって今では順番待ちもあるようです。たくさんのお仲間が増えて話をする人たちもいっぱい。  それぞれの生活に関する話題は深くは話さないようにします。そんな中でも自分の歩んできた人生、経験の話をしてくださる方もいます。

「こんにちは、今日はいつものレッグプレスに乗ってそりかえしをしましたか?」  「もちろん、ほかのマシーンをいくつかするよりもこのレッグプレスのそりかえりをしたほうが運動量が多いのよ。これをしているとすぐにでも元の仕事ができる気がするの。」  「また仕事に戻れるの。もしかしたら重い寸胴を持ち上げるの。」  調理師免許を持っている話を聞いていたのでもしかしたらそれを生かしているのかと思って言ってみました。

ワ、ハ、ハ豪快な笑い。  そばを離れるときには耳にそっと「銀座の……の美容室でヘアーの勉強もしたのよ。」「私たちはいろんな経験をしているものね。思い出だけでも飽きることがないくらいの話があるわよね。」と答えてじゃあまたねと離れるところを見ていたそばにいた女性は二人を怪訝な顔をしていた。

若いころには彼女ががんばって弟を大学まで出した話、沖縄の舞台でダンスをしていたころは返還前で1ドル360円の時代、今とは雲泥の差。だから大学まで出すことが出来た。頑張った話を聞いていると自分まで勇気が沸いてきます。

 

 

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