灯のない生活が多くなってきた。
でも年に何度かは、こんな灯がある。
特にあたたかい灯のぬくもり。
今日は、双子娘の12回目の誕生日。
本人たちは、親の苦労も知らず、大きくなったような気持ちかも。
でもそれでいい。
やがてわかる。
私がそうであったように。
今は、自分たちの誕生日を祝ってくれる人がたくさんいるってことを、
いっぱい感じておいてほしい。
そう思える人が、人を祝える心を育てることができると思うから。
双子の妊娠・出産は、喜びと衝撃に満ちていた。
兄ちゃんの武蔵が、立ち入り禁止の分べん室に入っていき、
母の出産をのぞき見していたことが昨日のようだ。
子ども心にいろいろ気になっていたのだろう。
退院してたいへんな育児が待っていた。
同時に夜泣きされると、妻が一人、私が一人を抱きかかえあやす。
かといって時間差で夜泣きされたら、眠れない。
でも今となっては、そのたいへんさは忘れさられ、
なつかしさだけが残っている。
今夜もそんな昔話をしてあげながら、
毎年恒例、田村菓子補のよっくんが手作りしてくれたケーキを両親、弟の洋海もいっしょにいただいた。
こんなかけがえのない時間。
家族の絆は、少しずつ深まっていく。
最後にフェイスブックでたくさんの方がお祝いの気持ちを届けてくださった。
ありがとうございました。
岬人(はなんちゅう)