耳をすませば~ ♪

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      『傾聴習慣』のススメ by MAKIE

試験の前に「不安」を書いたら成績アップ!

2011-01-18 11:33:36 | 日記
昨日の朝日新聞夕刊(1.17付)で、次のような記事を見つけました。

≪「不安」書いたら成績アップ≫

「重圧のかかるテストの前に不安を書くと成績が向上~。
 学生を対象にした実験で、米シカゴ大の研究チームが
そんな結果を明らかにした。」


なんでも、被験者にテストを2回受けさせ、
2回目のテストの前に、
あるグループには、「試験に関する不安」を書いてもらい、
もう一つのグループには、ただ、静かに座ってもらったそうです。

結果は、不安を書いたグループのみ、2回目の成績が上がった、というのです。

書き出すと、不安が軽減し、
重圧で十分に働くなった脳の機能低下を防いだ、ということらしい。


書き出さなくても、
誰かに、不安な気持ちを受け取ってもらうだけでも、
ずいぶん楽になるものです。

もし、わが子が、試験を受けたり
スポーツやピアノの発表会などで
パフォーマンスを披露したりするような時には、

その子の不安を温かく受け止めてあげましょう。

その子が、不安を口にできなくても、
不安で心も脳も体も硬くなっているのを感じたら、

「がんばれ!」

ではなく

「だいじょうぶ!」

と言ってあげましょう。


もし、自分自身
が、不安感でいっぱいになっている時、

そして、受け止めてくれる相手がいない時、

書きとめる時間や筆記用具もない時、


・・・どうしますか?


鏡に向かって、不安を吐き出すのです

「不安だよ~。」

「チョー緊張するよ~。」

そして、大きく深呼吸をしたら、
鏡に向かってニッコリほほ笑んでくださいね。

一気に、心も体もゆるみますよ

そのときは、そのとき!

2011-01-17 12:31:16 | 日記
子どもに関する若いママの悩み~

食べ物の好き嫌いが多くて、これで大きくなれるかしら?

動作が鈍くて、大丈夫かしら?

友だちのおもちゃをすぐに取ってしまうような乱暴な子で
これから、人間関係うまくやっていけるかしら?

2けたのたし算が遅いんですが、数学がにが手になるのでは?

すぐめそめそ泣く弱虫で、こんなんで生きていけるか心配。

学校から帰ったら、すぐ遊びに出かけてしまう勉強嫌い。
無事、大学まで進学して行けるか不安でいっぱいです。
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若いママたちに、こんな悩みを持ち込まれます。

人生80年か90年の時代に、
まだ人生始まって10年も経たないお子さんに対しての
お母さまたちの心配は尽きません。
(お気持ちはわかります。)

そんなママに対して、私は、次のように尋ねます。

「あなたが、今のお子さんの頃はどうでしたか?」


私自身、10歳まで食が極端に細く、
食べられる物が、5本の指で数えられるほどでした。

肉も魚も野菜も・・・
カレーも中華もハンバーグも味噌汁も大嫌いでした。

中学にあがった頃から、食欲は旺盛になり、
おとなになってからは、嫌いな物は皆無になりました。
多少の努力はしましたが、自然にそうなりました。

成人病が懸念される今は、この旺盛な食欲の克服が課題です


今や舞台にTVに大活躍の芸能人も
「子どもの頃は、消極的で人前で話もできなかった」なんて言うのを
よく耳にしますよね。


ま、人は変わるってことです。

容姿も性格も能力も好みも・・・

いえ、人ひとりのことだけでなく、

あらゆるものが変化します。

未来のことは、何にもわかりません

自分のこともわかりません

いいことも悪いことも、何が起こるかわかりません。

わからないことをくよくよ悩んでもしょうのないこと。

過去も未来も「現実」ではありません。

それらは、すべて幻想です。

でも、心配が現実になったらどうするの?

そのときは、そのとき!です。

大切なことは、「今」を生きること。

「今、この瞬間」だけが、自分にとっての現実です。

そのことに、私も半世紀以上も生きてきて、やっと気がつきました。

遅いッスよ!

でも、まだ生きている間に気づけてよかった

お母さま方
どうぞ、お子さんを信じ、不安を抱くことなく、
「今、この瞬間」のお子さんとの関係を大切に味わって下さいね











どこに意識を向けていますか?

2011-01-16 12:14:43 | 日記
個人セッションをしている時

友人、知人の話を聞いている時

よ~く耳をすましていると、

その人が、どんなことが気になっているか、見えてきます。

AさんとBさんが、

「ダイエット、しなくちゃあ」

と同じように言ったとしても、

ダイエットの先にあるものは、

Aさんは、ほっそり美しくなって注目される自分であり、

Bさんは、健康で長生きできる自分だったりします。


「成功したい」と願うCさんの目的は、お金に不自由しない人生だけど、

Dさんの場合は、親に認められたい、ということだったりします。


「私は、相手の人柄しか興味ない。」と言いながらも、
やたら、学歴にこだわる気持ちが見え隠れする人もいます。


同じ景色を見ていても、どこに意識を向けるかで、
全く、違って見えてきます。

言い方をかえるなら、

私たちは、意識を向けないところは見えないのです

そこに大きな落とし穴があります。

ある部分にこだわるあまり、
自分にとって大切なものを見落としているかもしれない
ということ。

たとえば・・・

わが子の学業にばかりに目を向けていると、
その子の他の才能、性格のよさだけでなく、
その子の気持ちにすら気づかないこともあります。

夫の出世ばかりが気にかかり、
彼のやさしさやまじめさが分からずにいるかもしれません。

彼女のかわいい容姿に目を奪われ、
結婚したら、とんでもない悪妻で不幸になった男性を
知っています。

自分に対しても、仕事の成果にだけ意識を向けたばかりに
体の不調を無視して病気になることもあります。

意識は、その人を作ります。

不幸な出来事に出会っても、

絶望してしまう人もいれば、

わずかな光を見出す人もいます。

私たちは自分がどこに意識を向けているかを、
意識することが大切です


それが、自分を知る一歩です。




人は人を求めます

2011-01-15 12:39:06 | 日記
世界は、絶えず動いています。

時にゆるやかに~
時にはげしく~

変化し続けています。

でも、方向性が決まっているとは限りません。

いつも、右肩上がりとも限りません。

イデオロギーでも経済でもファッションでも、
突然、ベクトルの向きを180度転換することがあります。

行くところまで行くと、元に戻ろうとする流れができるようです。

どこかでバランスをとろうとする意志が働くのでしょうか。

拝金主義、合理主義、効率主義が
世の中を席巻し、
情や間(ま)が
わずらわしいもの、無駄なものとして、
排除されてきたように思います。

加えて、アナログからデジタルへと加速的に変化し、
すべてが、データ化され、
一人ひとりが数字によって管理されるような社会になりました。

確かに、そのお陰で、
人を介さずとも、パソコンのキーを打つだけで
すべてが、楽に短時間で処理できるようになりました。

人に会わずとも、
預貯金も下ろせるし、株取引もできるし、
チケットも手に入るし、買い物もできるし、
確定申告もできるし、仕事すらできます。

まさに
、「人を介す必要のない社会

違う言い方をすると、

人のぬくもりに触れる機会の少ない社会


人は、自分の存在を、認めてもらいたくて生きています。

認めてくれるのは、やっぱり、「人」です。


話を聞いてもらったり聞いてあげたり

ほめられたりほめたり

叱られたり叱ったり

笑い合ったり

時には、けんかもしたり

そんな人とのふれあいの中で、
私たちは、自分の存在を確かめ、安心します。

生きていることを実感します。


人との関係性を通して、私たちは多くを学び成長します。

人とのふれあいをわずらわしいと避けていては、
本当の幸せは得られないと思います。







つらいものはつらい

2011-01-13 16:34:54 | 日記
昨日から、左中指のササクレが痛みます。

ほんの2,3ミリ皮がむけただけのわずかな傷

こんな小さな傷なのに、やたら痛い。

以前、自転車で転び、道端の木の枝が足にささったことが
ありました。
その時より強く痛みを感じます。

体の表面には無数の神経がはしっているので、
こんな小さなササクレなのにより痛むのでしょう。


人の悩みも同じです。

若いママが、2歳のわが子がたくさん食べてくれない、
と悩むとき、

「そんなささいなことなんて、悩みのうちに入らないよ~。」

と、息子の進学問題で悩む中年のママは、思うかもしれません。


ひどい花粉症で悩まされている人に、

「花粉症で死ぬ人はいないから悩むな!」

なんてことも言えません。

つらいものはつらいのです。


悩みは、決して、比較できるものではありません


同じ問題に対しても、悩む人もいれば、悩まない人もいます。

性格や考え方などが違うからでしょう。


一人の人が同じ問題に直面しても、
悩む時もあるし、悩まない時もあります。

心の状態や状況などが違うからでしょう。


人の悩みを聞く時に、心がけなければならないこと。

それは、その人の気持ちをありのまま受容することです

その人が「つらい」と言ったら、
その人の「つらい気持ち」を受け止めることです。

「その人がつらい、と思っている」ということそのものを
受け止めることです。


子どもが友だち関係で悩んでいる時、

絶対言ってはいけないこと、

それは、

「そんなくだらないことで悩む暇があったら、
勉強しなさい!」


私が塾で教えていた頃、
多くの子どもたちが、親のそんな言葉に傷ついていました。

そのように言われて、子どもが勉強に意欲を向けるでしょうか?



人は気持ちを分かってもらいたくて、話します。

否定されたり、無視されたら悲しいことです。

相手に自分の気持ちを受け取ってもらった時、

初めて、癒され元気が出ます。

勉強に心を向けるのは、それからです。







『傾聴習慣』のススメ    ハッピーイヤー

多くの人は、自分の話を聞いてもらいたいのです。 だから、コミュニケーション最強ツールは「聞く技術」! 相手の話に耳を傾けることは、「相手を大切にするあり方」です。 それだけで、人間関係が変わります。 あなたに幸せをもたらします。 だけど、「聞く」ことは、「話す」ことより、数倍難しい。 だから、「聞く技術」は、学ぶ必要があります。 そして、学びを通して、心の深さ、神秘、愛を知ります。