知り合ったばかりの方に、あるスピーチコンテストの審査員を依頼されました。
たぶん、私がコーチだからです。
コーチングはコミュニケーションのスキルの一つなので、スピーチの達人に違いないと思ったのかもしれません。
おしゃべりは、大好きですが、決して、スピーチという高度な技術は持ち合わせておりませんので、丁重にお断りいたしました。
コーチングのコーチは、しゃべりがうまい必要はありません。
いえ、むしろ、うま過ぎることは、マイナスであってもプラスに働くことはないと断言できます。
コーチングの主役は、あくまで、クライアントさんです。
コーチは、クライアントさんのすべてを受け止める広く温かい心を持って、その方の話に耳を傾け、的確な質問力によって、その人の中から気づきや可能性やモチベーションを引き出す必要があります。
それが、コーチの基本的な役目です。
コーチが、立て板に水のごとくベラベラしゃべってしまっては、クライアントさんは臆してしまい、自分の心を開き本音をさらけ出す気力が失せてしまいます。
弁の立つ人には、相手を圧倒するパワーがあります。
政治家やリーダーには必要な資質であっても、コーチやカウンセラーなどの相手の心にアプローチする職業には、いらないものです。
実は、私自身は、おしゃべり好きのおばさんであり、よく舌の回るほうです。
それが災いして、コーチになるべくトレーニング中には
「あなた、しゃべり過ぎ!」
とよく先生に厳しく注意されておりました。
おしゃべりによって、相手を楽しませたり自分自身もいい気分になれる
話上手が、コーチとしての私のネックでした。
その甲斐あってか、今では、相手の話に静かに耳を傾けることができるようになりました。
これは、べつに、コーチングに限ったことではありません。
普段の生活の中でも、同じことが当てはまります。
あなたは、自分の話を聞いてもらいたい時、どんな人に聞いてもらいたいと思いますか?
ベラベラしゃべりまくる人より、口数の少ない人や口下手な人を選ぶのではないですか?
しゃべり過ぎ!と注意されてから、普段のお付き合いでも、いつの間にか聞き役になった私には、ランチやお茶のオファーが俄然多くなりました。
皆さん、聞くことより話したいのです。
皆さん、自分を分かってほしいのです。
そんなみんなの心に寄り添うことを通して、多くを学べ多くを吸収し、自分が成長してきたことを感じます。
自分の話を控えて、耳を傾ける・・・
そのスタンスは、決して、消極的な生き方ではありません。
相手の心を感じ
人生を感じ
その奥に広がる豊饒な世界を垣間見、
得も言われぬ幸福感に包まれることもあるのです。
コーチとしてはもちろん、日々の生活でも、耳をすますことの素晴らしさを実感し感謝しています。
たぶん、私がコーチだからです。
コーチングはコミュニケーションのスキルの一つなので、スピーチの達人に違いないと思ったのかもしれません。
おしゃべりは、大好きですが、決して、スピーチという高度な技術は持ち合わせておりませんので、丁重にお断りいたしました。
コーチングのコーチは、しゃべりがうまい必要はありません。
いえ、むしろ、うま過ぎることは、マイナスであってもプラスに働くことはないと断言できます。
コーチングの主役は、あくまで、クライアントさんです。
コーチは、クライアントさんのすべてを受け止める広く温かい心を持って、その方の話に耳を傾け、的確な質問力によって、その人の中から気づきや可能性やモチベーションを引き出す必要があります。
それが、コーチの基本的な役目です。
コーチが、立て板に水のごとくベラベラしゃべってしまっては、クライアントさんは臆してしまい、自分の心を開き本音をさらけ出す気力が失せてしまいます。
弁の立つ人には、相手を圧倒するパワーがあります。
政治家やリーダーには必要な資質であっても、コーチやカウンセラーなどの相手の心にアプローチする職業には、いらないものです。
実は、私自身は、おしゃべり好きのおばさんであり、よく舌の回るほうです。
それが災いして、コーチになるべくトレーニング中には
「あなた、しゃべり過ぎ!」
とよく先生に厳しく注意されておりました。
おしゃべりによって、相手を楽しませたり自分自身もいい気分になれる
話上手が、コーチとしての私のネックでした。
その甲斐あってか、今では、相手の話に静かに耳を傾けることができるようになりました。
これは、べつに、コーチングに限ったことではありません。
普段の生活の中でも、同じことが当てはまります。
あなたは、自分の話を聞いてもらいたい時、どんな人に聞いてもらいたいと思いますか?
ベラベラしゃべりまくる人より、口数の少ない人や口下手な人を選ぶのではないですか?
しゃべり過ぎ!と注意されてから、普段のお付き合いでも、いつの間にか聞き役になった私には、ランチやお茶のオファーが俄然多くなりました。
皆さん、聞くことより話したいのです。
皆さん、自分を分かってほしいのです。
そんなみんなの心に寄り添うことを通して、多くを学べ多くを吸収し、自分が成長してきたことを感じます。
自分の話を控えて、耳を傾ける・・・
そのスタンスは、決して、消極的な生き方ではありません。
相手の心を感じ
人生を感じ
その奥に広がる豊饒な世界を垣間見、
得も言われぬ幸福感に包まれることもあるのです。
コーチとしてはもちろん、日々の生活でも、耳をすますことの素晴らしさを実感し感謝しています。