耳をすませば~ ♪

      心の声が聞こえる

      『傾聴習慣』のススメ by MAKIE

薔薇の花束より「耳」なんだよ

2013-01-31 17:10:31 | 日記
夫とのメールは、一行足らずの短文です。

「ご飯のスイッチ入れといてね。」

「9時ごろ帰ります。」

夫からは、「了解」のひと言。

でも、このたったひと言でも返信がないと、何となく不安になります。

コミュニケーションとは、キャッチボールのようなものです。

ボールを投げた人は、とうぜん、相手が受け取ってくれることを期待して投げるわけです。

相手が受け取ったのを見て、この行為が完了したことを認識し安心するのです。

ところが、相手が受け取り損ねたり受け取ろうともしなかったりすれば、
イラつきます。


誰かにプレゼントなどを送った場合、

メールでも電話でも、あるいは葉書でも、

「届いたよ」という何らかのメッセージがないと

お礼のひと言がほしい、というよりも、

自分の行為は未完了として心にモヤモヤと残るわけです。

人とのコミュニケーションがうまくできている人は、

この「受け止めたよ」というサインをしっかり相手に示せる人なのです。

私たちは、受け止めてほしくて話をします。

わかってもらいたいくて話すのです。

「ふ~ん。そうなんだ。」

「大変だねぇ。」

と言ってもらうだけでホッとします。

面白いことを言ったら、相手が大笑いしてくれた・・・

これがうれしいのです。

誰かに悩みを相談された時、
その人は、自分に解決策を求めてはいないことを私たちは知るべきです。

だから、考えられるだけの様々な解決策を示しても、

結局は、採用されることはほとんどありません。

答えは、最初からその人自身の心にあるか、
または、本当に解決を求めているわけではなく、単に愚痴を聴いてもらいたいだけだったりするのです。

じゃあ、一生懸命、相談に乗ってあれやこれや考えてあげた時間は無意味だったかというと、
決して、そんなことはありません。

自分の話を受け止め支えようしてくれたことは、相談者に大きな癒しとエネルギーを与えるのです。

だから、話をよく聴いてくれる人を人は信頼するし、好きになります。

その時々のリアクションも大事だけど、

時間をおいて次に会った時に、前回話した内容をよく覚えていてくれたりすると、
もう、感動ものです。

この人は、自分を大切に思っていてくれるんだ、と確認できます。

女性の心を引き寄せるのは、

美しい薔薇の花束や高価なアクセサリーよりも

彼女の話に熱心に耳を傾け否定せずに受け止めてあげることですよ。

彼女の前で、賢そうな話をするよりも簡単なことです






ほっかほっか日記

2013-01-17 18:33:58 | 日記
お世話になったことって、案外、忘れているものです。

なぜなら、誰かの優しいい気持ちにすがって、
相談したり面倒見てもらったりするような状況にある時は、
自分自身の悩みで心がいっぱいで、相手を思う余裕がないからです。

自分のことに夢中で、
相手の親切を当たり前のことに思えてしまうからです。

助けを求める相手も同じように生身の人間であり、
その人にも都合も疲れもあることをつい忘れてすがってしまうからです。

かつて、連日連夜、愚痴の電話をかけて何時間もつらさをうったえてきたAさんも、
今では、そんな事実は忘れています。

大雪の時、「体調悪いので、すぐ来て。」と言われ、
3時間もかけてびしょぬれになりながら駆けつけたことも、
今となっては、Bさんの記憶にあまり残っていないようです。

もちろん、こちらが、いつまでも恩着せがましく思っているわけではありません。

そんなことがあったことを忘れるということは、
今は、その悩みは解消したということですから、喜ぶべきことです。

ただ、私も同じようなことをしているかもしれないということが気になるのです。

人から受けた恩をできるだけ忘れないようにしたいのです。

そのために、私が続けていることがあります。

それは、日記をつける、ということです。

人の悪口は書きません。

こちらが誰かのお世話をしたことは書きません。

でも、誰かからお世話になったことは必ず書くようにしています。

10年以上前の日記を開いて読んでみると、
「Cさんが心配して電話をくれた。励ましてもらい嬉しかった。」
などと、書かれていて、今、そのことを忘れていることに恥じ入ってしまいます。

そして、あらためて、Cさんへの感謝の気持ちが蘇ると同時に、
自分が一人で生きてきたわけではないこと、
多く人の善意に支えられて生きていることを痛感します。

これからも、ずーっと日記を書き続けます。
人の思いやりでほっかほっか温まっていくであろう日記を



年賀状バンザイ!

2013-01-07 22:04:27 | 日記
あけましておめでとうございます。

訪問して下さるみなさま
どうぞ、今年もよろしくお願いいたします。


今年の三が日は、来客もなく親子水入らずでのんびり過ごしました。

年賀状もたくさんいただきました。

パソコンの達人も、この時ばかりは年賀状に手書きのメッセージを添えて送ってくれます。
かつては、相手の住所や氏名はすべて手書きでしたが、
今では、自宅ですべてプリントできます。

私も一枚一枚に相手に応じたメッセージを書き込みますが、
住所や氏名を書く必要がない分、100枚以上の年賀状を仕上げるのにそんなに苦労はしません。

とは言え、こうした作業がなかったら、年末年始はもっとゆるりと過ごせるはず。

その煩わしさから、年賀状送付は止める方も少なくありません。

でも、年賀状は

「あなたのことは忘れていませんよ。」
「あなたのことは大切に思っていますよ。」

という、まさに『承認』なのです。

特に、日頃ほとんど会うことのない方からの年賀状は、

まだ、縁が切れていないという証しとなります。

だから、何年もコンタクトを取っていない人に対して
とつぜん、何らかの依頼をする事態が生じても
年賀状でつながってさえいれば、ためらうことが少なくてすみます。

郵便受けから束になって届いた年賀状をワクワクしながら取り出し

すてきなデザインに感心したり

「へぇ、お子さんももう小学生になったんだ。」
「50歳になってから、バレーを習っているんだってよ。」

などと
ふだんなかなか会えない知人友人親戚の近況を知る楽しみ・・・。

年にたった一度の作業なのだから、
この習慣は大事にしていきたいものです。


『傾聴習慣』のススメ    ハッピーイヤー

多くの人は、自分の話を聞いてもらいたいのです。 だから、コミュニケーション最強ツールは「聞く技術」! 相手の話に耳を傾けることは、「相手を大切にするあり方」です。 それだけで、人間関係が変わります。 あなたに幸せをもたらします。 だけど、「聞く」ことは、「話す」ことより、数倍難しい。 だから、「聞く技術」は、学ぶ必要があります。 そして、学びを通して、心の深さ、神秘、愛を知ります。