耳をすませば~ ♪

      心の声が聞こえる

      『傾聴習慣』のススメ by MAKIE

アドバイスはタイミングが大事

2018-08-08 12:18:16 | 日記
誰かに相談された時、私たちは、アドバイスをしがちです。

アドバイスを求められていると思い込むからでしょう。

確かに、本気で役立つ助言を欲して相談することもあります。

それは、単に悩んでいる状態から、自ら一歩踏み出そうという心意気がある場合です。

ただ、困った困った、つらいつらい、と言っている時は、その人は、思考停止状態になっていて、気持ちを変えようとか、行動を起こそうとか、積極的なスタンスを取るつもりのない状態にあるのです。

聞いてほしい

自分のつらさをわかってほしい

それだけです。

だから、静かに話に耳を傾け、「そうなんだね」と、その思いに寄り添うだけで十分なのです。


まして、身内の不幸や癌という病名を告げられた直後など深刻な悲しみにおそわれている人に、アドバイスしたり、妙な親切心を示したりすることは、その方の苦しさを深めるだけです。

よかれと思って、などという言い訳ではすまされないこともあります。

「そんな時こそ、楽しいことを考えたほうがいい」

「もっと、不幸な人もいるんだから、落ち込まないで~」

などの無神経な言葉かけ。

「この本を読むと元気が出るよ」などと自己啓発の本をプレゼントするのもアウトです。

逆に、同情を示すのも、相手を傷つけるものです。

相手が悲しみのどん底にいる時は、できるだけ、普通に接し、そばに居てあげるだけでいいのです。

時間が経ち、その方が、試練を乗り越えていこうと、自らが前向きに気持ちを切り替えたタイミングなら、アドバイスや自己啓発本の言葉は、心に届くかもしれません。


そうなんです!

アドバイスや親切なおせっかいは、タイミングが重要です。

相手がそれを求めているかいないか、それを見極める必要があります。

こちらのアドバイスやおせっかいを受け入れる余裕ができた時に、それらは、相手の方の心にスーッと入っていくでしょう。

もしかしたら、大きな助けになるかもしれません。


コーチングスクールでは、クライアントさんへのアドバイスは控えるように、と教わります。

でも、私は、それもケースバイケースだと思います。

私の場合、クライアントさんのほとんどは、私より年下なので、人生の先輩としての助言をすることもあります。

もちろん、タイミングと相手の反応を見極めて、です。

それは、あくまで、私の経験上学んだことであるので、クライアントさんに当てはまるとは限りませんが、問題解決や前に進むための何らかのヒントにしていただければいいかな、というだけの気持ちで行うものです。

時には、「あのアドバイスのお蔭で、乗り越えられた」
などと感謝されると、やはり、嬉しくなります。


押し付けは、いけません。

親であろうが、教師であろうが、友人であろうが、アドバイスや親切の押し付けは、反発しか引き出さないように思いますが、みなさん、どのようにお考えですか?








『傾聴習慣』のススメ    ハッピーイヤー

多くの人は、自分の話を聞いてもらいたいのです。 だから、コミュニケーション最強ツールは「聞く技術」! 相手の話に耳を傾けることは、「相手を大切にするあり方」です。 それだけで、人間関係が変わります。 あなたに幸せをもたらします。 だけど、「聞く」ことは、「話す」ことより、数倍難しい。 だから、「聞く技術」は、学ぶ必要があります。 そして、学びを通して、心の深さ、神秘、愛を知ります。