耳をすませば~ ♪

      心の声が聞こえる

      『傾聴習慣』のススメ by MAKIE

自分を大切にしてね、とは言ったものの・・・

2014-11-24 18:51:49 | 日記
自分に自信がない

自分の居場所がない

自分に存在価値がない

といった自分に対する承認が
十分にできていない人に限って

相手に過度に気を遣います。

正確に言うと

「気を遣っている」と思っています。

その心の底には、
「見捨てられ不安」「嫌われ恐怖」があると言われます。

相手に「いい人」と思われたい
嫌われたくない、という切実な思いがあるのです。

自分の気持ちを犠牲にしてでも
相手の希望に沿うことを優先します。

それなのに、その割には、
相手にそうした思いが届かなかったりして、
失望してしまうこともあります。

こんなに一生懸命親切にしているのに
他の人より軽んじられていると感じることもあります。

なぜ、
自分よりいい加減なAさんは受け入れられ
心を尽くして接する自分は、相手からそれ程までの感謝を得られないのだろう?

と傷つきます。

こんなに頑張って尽くしているのに
なぜ、私だけ認めてもらえないのだろう?

と苦しみます。

理不尽な思いが心に貼りつき、
心底楽しいと感じられない自分になっています。

そんな方々から
つらい胸の内を訴えるメールをよくいただきます。

若い頃の私も
同じような不満を抱くことがあったので
彼らの気持ちは理解できます。

私は、そういう方々にお返事をする時に、必ず、次の言葉を入れます。

まずは、ご自分を大切にしてね

自分の気持ち

自分の体

自分の存在

をしっかり認めいたわってほしい

そんな思いを込めて、そう伝えます。

セミナーでも、
同じようなメッセージをしつこく発します。

私が伝えなくても、
近頃、書籍やメディアなどでも、
さかんに発信されるメッセージですが。


ただ・・・

最近、少々気になることがあります。

「自分を大切に」を

「自分だけを大切に」と

勘違いしている人が増えてきたということ。

「自分を大切に」ということと

「自己中心的に」とは、異なります。

自分の存在を愛し大事に思えば思うほど

自分を支えてくれる家族や友人知人、同僚たちへの感謝の念が自然に生まれ、

その結果

その人たちも自分と同じように大事にしようと思えてくるはずです。

自分の、相手への感謝や愛の気持ちも大切にしようということです。

決して、自分だけを大切にしようとは思わないはず。

自分にとって大切な人が困っていれば、
少々困難な状況でも飛んでいく。

応援したいと思えば、
自分の時間や労力を惜しまず、手助けする。

それは、決して、自分の意思に反する生き方とは違います。

そうしたいから行動するのです。

むしろ、自分の気持ちに沿って、心地よい選択をしているのです。

だから、承認欲求が動機となった言動のような疲労感や卑屈感が伴うことはないのです。

自分を大切にするとは、どういうことか、

一度、じっくり考えてみませんか?





『傾聴習慣』のススメ    ハッピーイヤー

多くの人は、自分の話を聞いてもらいたいのです。 だから、コミュニケーション最強ツールは「聞く技術」! 相手の話に耳を傾けることは、「相手を大切にするあり方」です。 それだけで、人間関係が変わります。 あなたに幸せをもたらします。 だけど、「聞く」ことは、「話す」ことより、数倍難しい。 だから、「聞く技術」は、学ぶ必要があります。 そして、学びを通して、心の深さ、神秘、愛を知ります。