数年前の桜の季節のことです。
ベランダで洗濯物を干していた私の耳に、わが家の前を散歩していた老夫婦の会話が届きました。
「こんな見事な桜に囲まれて過ごせるなんて、このお家の方は、なんて幸せなんでしょう!」
「ほんとだ、羨ましいよ。」
わが家は、桜の木に囲まれ、春には居ながらにして花見を満喫できます。
猫の額ほどの狭い庭ながら、その奥に建物がないので、少し向こうには桜並木が広がります。
まるで、奥行きが数百メートルもある広い庭のようです。
でも、日頃は、それが当たり前のこととなって、その恩恵に感謝することなく過ごしていました。
それどころか、狭い庭に不満すら抱いておりました。
そのとき、老夫婦の話を耳にするまでは・・・。
お二人の会話を聞いて、初めて、自分の家に対してポジティブな思いを抱き、自分に与えられた幸せに気づかされたのです。
誰かの言葉によって、日頃忘れていた自分の長所や恵まれた条件などに意識を向けることがあると思います。
相手が暖かい気持ちで褒めてくれたとき
相手の素敵な質問に答えていたとき
相手が一生懸命話を聴いてくれたとき
そんな心地良い豊かな時間の中で、私たちは自分の中に幸せの種を見出すのです。
ただ、相手の言葉が自分の心に染み入るのは、自分自身がそれをしっかり受け止められるゆとりがあるときに限られるような気がします。
自分自身を受け入れる柔らかな心で、相手の言葉に耳を傾けることにより、私たちの中にポジティブな変化をもたらすのです。
かつて、老夫婦の話が私の心に響いたのは、すでに、私が自分の幸せを受け入れる準備ができていたからだと思います。
ベランダで洗濯物を干していた私の耳に、わが家の前を散歩していた老夫婦の会話が届きました。
「こんな見事な桜に囲まれて過ごせるなんて、このお家の方は、なんて幸せなんでしょう!」
「ほんとだ、羨ましいよ。」
わが家は、桜の木に囲まれ、春には居ながらにして花見を満喫できます。
猫の額ほどの狭い庭ながら、その奥に建物がないので、少し向こうには桜並木が広がります。
まるで、奥行きが数百メートルもある広い庭のようです。
でも、日頃は、それが当たり前のこととなって、その恩恵に感謝することなく過ごしていました。
それどころか、狭い庭に不満すら抱いておりました。
そのとき、老夫婦の話を耳にするまでは・・・。
お二人の会話を聞いて、初めて、自分の家に対してポジティブな思いを抱き、自分に与えられた幸せに気づかされたのです。
誰かの言葉によって、日頃忘れていた自分の長所や恵まれた条件などに意識を向けることがあると思います。
相手が暖かい気持ちで褒めてくれたとき
相手の素敵な質問に答えていたとき
相手が一生懸命話を聴いてくれたとき
そんな心地良い豊かな時間の中で、私たちは自分の中に幸せの種を見出すのです。
ただ、相手の言葉が自分の心に染み入るのは、自分自身がそれをしっかり受け止められるゆとりがあるときに限られるような気がします。
自分自身を受け入れる柔らかな心で、相手の言葉に耳を傾けることにより、私たちの中にポジティブな変化をもたらすのです。
かつて、老夫婦の話が私の心に響いたのは、すでに、私が自分の幸せを受け入れる準備ができていたからだと思います。