耳をすませば~ ♪

      心の声が聞こえる

      『傾聴習慣』のススメ by MAKIE

1+1=無限

2013-09-23 11:24:08 | 日記
「ぼくは二十歳だった。それがひとの一生でいちばん美しい年齢だなどとだれにも言わせまい。」

と、ある有名な小説家が書いたように、

若い頃って、けっこうかっこ悪くてつらい思いの多い時期のような気がします。

半世紀をとうに越えた年月を生き、容姿も頭も体力もボロボロの今の私には、
二十歳の若者はただ若いというだけで輝いて見えます。

でも、心の中は、私以上にボロボロかもしれません。

そう、私自身も、二十歳前後の数年間は悶々と苦しい日々を過ごしていましたね。

「輝き」とは、ほど遠い、迷いと不安と焦りに占められた自分の心のうちを思い出します。

若さ故の無謀さから、人より大胆に行動していく自分がいる反面、

時折、不安に襲われ、一歩も動けずにいる自分もいる。

目の前に広がる未来は、あまりに広大で漠としていて、
小さく非力な自分には、とても、歩みを進める勇気を持つことができないと急に臆病になる。

はたから見ると、まさに「あやうい」私がいたのでしょうね。

自信と劣等感・・・コインの表と裏のように、くるくると変化する。

それが、「あやうさ」を生むのです。

歳を経た今の私には、自信も劣等感も消えたように思います。

そう、自信もないけど、劣等感もないのです。

だから、変に気負うことも簡単に打ちひしがれることも少ないのです。

その違いはどこから来るのか?

いろいろあるでしょうが、
ひとつは、こんなことかもしれません

それは、若い頃って、

1+1は、絶対、2だと思い込んでいます。

2.1でも、1.9でもダメ!  
ましてや、1だの3だのなんて、とんでもない!

美しくないと異性にもてない。

一流大学を出ていなければ、成功者にはなれない。

自分の好みのタイプの結婚相手でなければ、幸せになれない。

ものごとにチャレンジしても、失敗したら、未来はない・・・

要は、世の中を知らない、人間を知らない、経験がない
でも、理想だけはある、という状態

これを未熟と呼ぶのでしょうが、
そう、未熟なんですよね、若さって・・・当たり前のことだけど。

何十年も生きて、多くの人と出会い、多くの人生を見るし、
自分自身もさまざまな経験を重ねていくうちに、タフになる。

そして、

人生に正解なんてない

1+1の答えは無限にある

ということが、いやでもわかってきます。

美しくなくても素晴らしい異性と出会い、恵まれた結婚生活を送る女性もたくさんいる。

三流大学卒でも、いえ、高卒でも、成功する人は成功する。

自分の理想とは程遠い異性と結婚しても、幸せになれる人はなれる。

長い人生、一度や二度の失敗なんて、どうということもない・・・

こんな当たり前のことを若いうちから知っていたら、
身体能力としてはマックスに近い若い時に、力を存分に発揮でき、
溌溂と未来に向かって突き進めるだろうに~。

悩み苦しみ萎縮する若い人を目の前にすると悔しい思いがこみ上げてきます。

でも、人生って、うまくできていますね。。

能力的には下降線をたどりきっているけど、
狭い見識を手放せたことで、
なんでもあり!なんでもこい!
とばかりに、あらゆることを受け入れ、
面白がれる余裕を手に入れたから、イキイキと元気でいられる。


「かたくなさ」は若人の特権かもしれないけど、
20代も後半になったら、
少しずつ、今ある思い込みをゆるめていきましょう。

手放す度に、心が軽くなり、
未来の素敵な選択肢が広がっていきますよ、きっと!



















『傾聴習慣』のススメ    ハッピーイヤー

多くの人は、自分の話を聞いてもらいたいのです。 だから、コミュニケーション最強ツールは「聞く技術」! 相手の話に耳を傾けることは、「相手を大切にするあり方」です。 それだけで、人間関係が変わります。 あなたに幸せをもたらします。 だけど、「聞く」ことは、「話す」ことより、数倍難しい。 だから、「聞く技術」は、学ぶ必要があります。 そして、学びを通して、心の深さ、神秘、愛を知ります。