耳をすませば~ ♪

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      『傾聴習慣』のススメ by MAKIE

子どもに好かれるようになった理由(わけ)

2016-01-30 15:50:47 | 日記
かつての私は、子どもは好きだったけど、それほど子どもには好かれなかったと思います。

5歳前くらいの子どもには、相手の心を読み取る動物的な勘があります。

どんなに笑顔で穏やかに語りかけようが、その中に偽もの臭さを見抜く力があるのだと思います。

そう、偽もののやさしさ

偽ものの愛情・・・

あの頃の私は、まず、その子に好かれようと媚びたのでしょう。

好かれたい、という欲が、緊張感を生みます。

緊張感は、相手のありのままを受けとめる心の余裕を奪います。

気持ちは相手より自分に向けられているのです。

そんな偽善を幼子は鋭く見抜くのです。

私は、その子の侮蔑のまなざしを感じ、ハッとたじろいだものです。

10歳くらいの子どもとは抵抗なく話せるのに、もっと幼い子どもは、どうも苦手でした。

ところが、今では、ほとんどの小さい子どもたちの心をつかむ人気者のおばさん(おばあちゃん?)になりました。

姪たちの子ども、友人のお子さんやお孫さん、近所の子どもたち・・・みんな私が大好きです。

もちろん、私もその子たちには強い愛情を感じます。

遊びに来ると、ここに泊まって行く、とママを困らせます。

近所の子は「パパに叱られた」と訪ねてきて、私に悲しい気持ちをうったえます。

「世界でいちばん好き!」と抱き付いてきます。

子どもの心をつかむコツを知らず知らずのうちに身につけたのでしょうね。

子どもの心をつかむコツ・・・

それは、「相手のありのままを受けとめる気持ちで接すること」

それは、「相手と同じ目線で接すること」

それは、コーチングで身につけたマインドです。

私は、小さい子どもに接する時は、かがんで、物理的にも目線を合わせるようにします。

初対面の子どもには、私から名前を伝え自己紹介します。

対等の存在であることを意識します。

好かれたいと媚びることも、指示命令をすることも絶対しません。

ただ・・・そのままを愛おしむ

人は、たとえ幼子であっても、相手にコントロールされることを本能的に拒否するのです。

いえ、自分の本能のままにありたい幼子であれば、よけい、拒絶反応が生じるのでしょうね。

だから、私からやさしく包み込むような愛を感じた時、幼子は安心し私に身をゆだねてくるのでしょう。

一年半前に、私にも孫ができました。

もちろん、孫に対しても、こうあってほしい、こうあってほしくない、という欲を手放し、ありのままを受容しています。

孫がやろうとすることにダメ出しも先に手を貸すこともせず、だまって見守っています。

あふれ出る愛情で温かく包み、安心して前に進めるようにしています。

生きることは楽しく、この世は、生きるに値するところだよ、と無言で伝えています。

日々を楽しく生きる、情緒が安定した子どもに、理由を説明しながら、ダメなものはダメ!と躾けることは、相手が2歳に満たない子どもでも容易にできるはずです。

人は、信頼できる大好きな相手の言葉はきちんと受けとめるものです。

それは、子どもも同じです。





不安なんだなぁ。。。

2016-01-26 09:24:02 | 日記
初めての人に会う時

初めての場所に行く時

初めて何かをやってみる時・・・

私たちは大なり小なり不安を覚えるものです。

未知なるものに恐れを抱くからです。

すでに知っている人に会う時も、そこでどんなことが起こるかはわからないものです。

すでに行ったことがある場所でも、すでにやったことがあることでも、今回もスムーズに安全にことが過ぎるとは限りません。

未来は、未知です。

だから、私たちは、これからのことに不安を抱くのは当然です。

でも、「未来は現実には存在しないもの

単なる妄想の産物

だから、そんなものに振り回されるのはナンセンス!」

といったことは、自己啓発本ではおなじみの文章です。

確かに実体のないものに振り回されることは無駄なことかもしれません。

不安は楽しさを奪いますから~。

ところが、不安にもプラスの存在理由があるのです。

「こんな私がいい母親になれるか不安です」

「今度のプレゼンがうまくいくか、心配です」

「そのうち仕事がなくなるのでは?と不安でなりません」

クライアントさんたちは、そうした不安から解放され気持ちが楽になることを望みます。

「不安」を嫌います。

そんな不安の気持ちの中に潜むもの~それを探っていくと、

「いい母親でありたい」

「素晴らしいプレゼンをしたい」

「ずっと仕事が入り、経済的に豊かでいたい」

つまり、より良い未来を求める欲です。

そして、そうした欲があるからこそ、私たちは努力するのです。

地震が起こるかもしれないと不安だから、それに備えようとします。

病気になるかもしれないと心配だから、健康を維持しよう気をつけます。

経済的な不安があるから、一生懸命働き貯蓄に励みます。

不安という感情は、決して嫌うべきものではありません。

むしろ、自分を守ってくれる大切な感情です

ただし、不安の暴走は、エネルギーを奪い心身を疲弊させるものなので、それは避けなければなりません。

不安感が湧き起こったら、「今、不安なんだなぁ」と自分の気持ちを客観視しましょう。

そして、否定せず、浮かんだままにしておくと、そのうち消えていきます。

消えなくても、薄まっていくはずです。

不安の渦の中に入りこみ、不安を巨大化させたり、次々と新しい不安を生み出したりすることだけは防いでください。

不安なんだなぁ。。。

遠くから自分の心をながめるかのように、ただ、感じてください。

不安感に振り回されなくなりますよ、たぶん。

そして、大事なことは

不安を感じたら、不安感を否定することに努めるのではなく、

より良い未来を作り出すことに少しでも努力して、未来に備えればいいのです。






『傾聴習慣』のススメ    ハッピーイヤー

多くの人は、自分の話を聞いてもらいたいのです。 だから、コミュニケーション最強ツールは「聞く技術」! 相手の話に耳を傾けることは、「相手を大切にするあり方」です。 それだけで、人間関係が変わります。 あなたに幸せをもたらします。 だけど、「聞く」ことは、「話す」ことより、数倍難しい。 だから、「聞く技術」は、学ぶ必要があります。 そして、学びを通して、心の深さ、神秘、愛を知ります。