耳をすませば~ ♪

      心の声が聞こえる

      『傾聴習慣』のススメ by MAKIE

あなたのためだから

2010-10-31 11:47:27 | 日記
コマーシャルじゃないけど、
「あなたのためだから」という枕詞の下に、

  「大学に進学しなさい!」
  「こんな結婚相手を選んだら、幸せになれない!」
  「せっかく、いい会社に就職できたんだから、
   辞めるなんて、とんでもない!」

と、親は子どもに言います。

虐待死した子どもの親は、よく、
「しつけのつもり」 つまり、
「この子のためにやったこと」と言います。

いき過ぎた体罰によって、
怪我をさせたり、死なせてしまったりする親は
論外にしても、

多くの親は

 「勉強しなさい。」
 「ピアノのレッスン、さぼっちゃダメ!」
 「好ききらいをしないで、何でも食べなさい。」

と毎日繰り返し、しつこく言います。

勉強をして、ピアノのレッスンをしっかりして、
何でもよく食べることが、
その子の幸せのためだから、と信じて疑わず、
愛しているから、言い続けます。

でも・・・

たまには、ご自分の胸にきいてみてください。

「これって、本当に、この子のために言っている?」

「『あなたのため』ではなく、もしかしたら、『自分のため』?」

どこかに、自分の欲が隠れているかもしれません。

自分の欲~
わが子がこうあってほしい、と望む気持ち~
わが子がこうあると、自分が幸せ、という気持ち~

その気持ちに寄り添い、しばし、耳をすませば、
自分が自分に望む「本当のこと」を語り始めるかもしれません。





セミナー開催しました

2010-10-30 12:48:19 | 日記
23日、セミナーを開催しました。


今回のテーマは、『リーダーシップ』。
「自分の心の中に、自分の人生を導くリーダーの存在を自覚し、
リーダーシップを育てていきましょう」、
という、私のメッセージを伝えました。


私自身が、大切に育ててきたセミナーだけに、
この場は、私にとって特別な場所です。

4年前、「子どものやる気5倍アップ!」と題して始めた
コーチングセミナー~
チラシを配り、「会場に入り切れなかったらどうしよう?」と
心配していたら、
参加者は、たったの3名。

3回で終わりにしよう、と思っていたのに、
今では、すぐに定員に達し、キャンセル待ちの状態。
そして、気がついたら、23回目を迎えていました。

入り口は、「子育て」だけど、
実は、自分の生き方なんだよね。

自分の日々を振り返り、
自分のあり方を考える。

コーチング、カウンセリングの基本である、
「否定」や「評価」をせず、「ありのまま」を受け取る姿勢。
そんな安全安心の空気が、みなさんに浸透し、
心地よい場になりました。

参加者も、20代から60代の男女、と幅広く、
さまざまな方々の、いろいろな話が聞けるのも、
このセミナーの魅力の一つとなりました。

テーマに沿ったコーチングのワークの後の、
一人ひとりのフィードバックを
みなさんが耳をすまし、自分に必要な言葉を選び、
心に取り込みます。
人数が多いと、長い時間になりますが、
誰一人、イライラするようなことはありません。
時には、ノートにメモしながら、
一生懸命聴いています。
そのどれもが、偽りのない真実の声だから、
聴いている他の方々の心にもストレートに届くのでしょう。


それは、私自身にとっても、貴重な時間です。
幸せを感じる瞬間、
人間って、なんて愛しいもの!と感動する瞬間です。

みなさん、ありがとう!


*「やる気5倍アップ!」セミナーにご興味のある方は、
下記のアドレスまで、ご連絡ください。

s-mzm-639-k@marble.ocn.ne.jp
コミュニケーション・オフィス『ハッピーイヤー』








ほめことばの価値

2010-10-18 22:52:36 | 日記
やたら、人をほめる人がいますが、
「ほめことば」のバーゲンセールのような気がして、
ほめられる回数とうれしさは反比例していきます。

「きれいだね。」なんてほめられて、
ホクホクしていたら、
それ程でもない人にも、
「きれいだね。」と言うのを聞いて、
その人の美の基準が低いことを知り、
少々がっかりしたことがあります。

ほめて育てると子どもは伸びる、と
いわれるけど、
子どもだって、バカじゃないから、
なんでもかんでも、ほめられると、
ほんとに、そう思ってる?と
親のことばを信じなくなるかもしれない。

ダメだしばっかりされるよりは、
精神的にいいかもしれませんが・・・。

だいたい、「ほめる」って、
いいからほめる、のだから、
いい・悪い、○か×をつけているような気がします。

めったにほめない人から、
ここぞ、というタイミングで、ほめられると、
心に残りますね。





なぜか家族と自分の欠点が気になるわけ

2010-10-15 21:29:19 | 日記

(よその夫は、包容力にあふれ頼りがいがあるように思う。
隣の○○ちゃんは、かわいい上に成績もよく申し分ない子で、
うらやましい。
他の人は、すべて順調に生きているように見える。)

くらべて・・・

(うちの夫は、休日はゴロゴロ、頼りない。
わが子は、美人でもないし、成績もパッとしない。
私は、夢はいろいろあったのに、どれ一つかなわず、なんか、運がない。)

人って、自分以外の人たちは、自信にあふれ幸せそうに思えるものです。

たまに、TVニュースで悲惨な事故や事件を見て、
「気の毒なことだ。自分が犠牲者でなくてよかった。」
と、不運を避けられたことを感謝することはあっても~。


なぜ、家族や自分に対しては、足りない点ばかりが目につくのでしょう?

それは、家族や自分には、最初から理想像を描き、
そこから、引き算してしまうからです。

「本当は、こうあってほしいのに、
あれも足りない、これも足りない・・・」
だから、足りない部分が気になってしまいます。

他人には、「あれもある、これもある」と足し算します。
だから、足していく要素に思いがいくのです。

家族、特に、お子さんには、お子さんの個性を無視した、
あなたの理想像を、勝手に押し付けるのはやめましょう。

お子さんのありのままを愛おしく思いましょう。
もしかしたら、欠点と思っていたことが、
個性として輝いて見えてくるかもしれません。

否定しない

2010-10-13 15:36:58 | 日記
私が主催するセミナーでは、最初に、

「否定しないこと」
「批判しないこと」
「比較・評価しないこと」
の3点を、参加者に約束していただきます。

私たちは、幼いときからずっと、
否定されたり、批判されたり、評価されたりしながら生きています。

家庭でも、学校でも、社会人になっても・・・。

「~しちゃダメ!」
「こんな成績でどうするの?」
「もっと、しっかり成果を上げてくれないと困るよ!」

だから、せめて、セミナーの場では、
否定されたり批判されたり評価されたりすることなく、
安心して心地よく
過ごしていただきたいのです。



「傾聴」の技術にオウム返し(リピート)というのがあります。

「疲れたよ~。」・・・「疲れたんだね。」

「つらくてねぇ。」・・・「つらいんですね。」

「○○くんがいじわるするからいやなんだ。」
              ・・・「いやなんだー。」

もちろん、、機械的に繰り返すのではなく、
相手の思いをそのまま受け止め、
受け止めたよ、という気持ちを示すことです。

だから、そこに、「否定」が潜んでいてはいけません。


「そのくらいで、疲れたなんて、甘いよ!」
「もっと、つらい人はいっぱいいるんだから。」
「おまえも、○○くんにいじわるされるようなことをしたんじゃないの?」

って、返していませんか?

人は、否定され、受け止めてもらえないと、その思いだけが残ります。

でも、「そうかぁ。そうなんだね。」と受け止めてもらうと、
その思いが軽くなります。
もしかすると、
「いや、こんなことで疲れたなんて言っていられない。
もっと、がんばろう。」と
そこで、負のエネルギーを自己消化して、プラスにつなげていけたりします。

否定されると、自己保身にエネルギーを使ってしまう。
受容されると、安心し、前に進む元気が出ます。

『傾聴習慣』のススメ    ハッピーイヤー

多くの人は、自分の話を聞いてもらいたいのです。 だから、コミュニケーション最強ツールは「聞く技術」! 相手の話に耳を傾けることは、「相手を大切にするあり方」です。 それだけで、人間関係が変わります。 あなたに幸せをもたらします。 だけど、「聞く」ことは、「話す」ことより、数倍難しい。 だから、「聞く技術」は、学ぶ必要があります。 そして、学びを通して、心の深さ、神秘、愛を知ります。