「起きなさーい!もう、7時過ぎてるわよー!起きなさーい!!起きてよぅー!!!、もう!」
朝、多くの家庭からもれて来るママの怒鳴り声。
相手は目覚まし時計が鳴り響いても目が覚めない子ども。
「この3番目の『起きてよぅー!!!』は、
ほんとは、起きなくていいよ、ということなのよ。」
と、かつて、なんやら謎解きのようなことを口にしたのは、心理学の先生でした。
「起きてよぅー!!!」の悲痛な叫びの
そのココロは
「起きなくていいよ」
な、な、なんでだあぁ???
でも、次の瞬間、ストンと腑に落ちたんです。
何を隠そう、この光景は、毎週土日の朝、わが家で繰り広げられるバトルではないか!
ただし、わが家のお寝坊さんは、夫。
自宅で塾をしていた私は、土日の1時には仕事開始。
朝は、できることなら、9時までには朝食を終えたい。
だのに、彼は、起こしても起こしてもなかなか起きてこない。
もおおおおお!!!
「離婚」という言葉が、土日の朝を迎える度に頭をよぎる
でも・・・でも・・・
「起きてよぅー!!!」と叫んでいる時の私の心の中の本音を冷静に探ってみたのです。
そうしたら、な、な、なんと、
「起きないでぇ。」と言ってる?
そ、そ、そんなばかな!
いや、やっぱり
「起きないでぇ。」と思っている!
いつもいつも、こんなぐうたらな夫に苦労させられている私
私がしっかりしているから、家庭生活は順調に営まれているんだ
少なくとも、「夫に頼って生きている、やわな女じゃない」ことを証明したいという私の深層心理に気がついたのです。
そのためには、朝早く起きてキビキビ働く夫であっては困るんです。
その証拠に、一度だけ、たまたま彼の方が早起きしたことがあったけど、
なぜか、私は居心地の悪い不快な気持ちになったっけ。
な~るほど、彼に早起きされたのでは、
「ダメ夫を支える立派な妻」としての私の立場が否定される事態になるんだぁ、となっとく。
人は、無意識に自分が望む状態に自分を置こうとする生き物なのです。
そして、いつも、その状態を保つように行動しているんですね。
だから、相手をそれに協力するようしむけるのです。
いやはや、厄介な生き物だぁ。
今も、「起きてぇ!」と叫んでる?
いえ、もう、「夫を支えるしっかりものの妻」を返上しました。
自分を無理に正当化してあくせくする生き方を卒業したのです。
不思議なことに、今では、土日も最初の「起きてね」の一声で起きる夫になりました。
そして、助け合う仲のいい夫婦になったとさ・・・おしまい
朝、多くの家庭からもれて来るママの怒鳴り声。
相手は目覚まし時計が鳴り響いても目が覚めない子ども。
「この3番目の『起きてよぅー!!!』は、
ほんとは、起きなくていいよ、ということなのよ。」
と、かつて、なんやら謎解きのようなことを口にしたのは、心理学の先生でした。
「起きてよぅー!!!」の悲痛な叫びの
そのココロは
「起きなくていいよ」
な、な、なんでだあぁ???
でも、次の瞬間、ストンと腑に落ちたんです。
何を隠そう、この光景は、毎週土日の朝、わが家で繰り広げられるバトルではないか!
ただし、わが家のお寝坊さんは、夫。
自宅で塾をしていた私は、土日の1時には仕事開始。
朝は、できることなら、9時までには朝食を終えたい。
だのに、彼は、起こしても起こしてもなかなか起きてこない。
もおおおおお!!!
「離婚」という言葉が、土日の朝を迎える度に頭をよぎる
でも・・・でも・・・
「起きてよぅー!!!」と叫んでいる時の私の心の中の本音を冷静に探ってみたのです。
そうしたら、な、な、なんと、
「起きないでぇ。」と言ってる?
そ、そ、そんなばかな!
いや、やっぱり
「起きないでぇ。」と思っている!
いつもいつも、こんなぐうたらな夫に苦労させられている私
私がしっかりしているから、家庭生活は順調に営まれているんだ
少なくとも、「夫に頼って生きている、やわな女じゃない」ことを証明したいという私の深層心理に気がついたのです。
そのためには、朝早く起きてキビキビ働く夫であっては困るんです。
その証拠に、一度だけ、たまたま彼の方が早起きしたことがあったけど、
なぜか、私は居心地の悪い不快な気持ちになったっけ。
な~るほど、彼に早起きされたのでは、
「ダメ夫を支える立派な妻」としての私の立場が否定される事態になるんだぁ、となっとく。
人は、無意識に自分が望む状態に自分を置こうとする生き物なのです。
そして、いつも、その状態を保つように行動しているんですね。
だから、相手をそれに協力するようしむけるのです。
いやはや、厄介な生き物だぁ。
今も、「起きてぇ!」と叫んでる?
いえ、もう、「夫を支えるしっかりものの妻」を返上しました。
自分を無理に正当化してあくせくする生き方を卒業したのです。
不思議なことに、今では、土日も最初の「起きてね」の一声で起きる夫になりました。
そして、助け合う仲のいい夫婦になったとさ・・・おしまい