先月、2度程、Zoomによるセミナーを実施しました。
タイトルは、どちらも
「自粛が萎縮になっていませんか?」
コロナや社会の空気に、恐怖や圧力を感じ、心身が縮こまってしまっていることを懸念してのセミナーでした。
このテーマで、参加者それぞれが、思うこと・感じること・考えることを自由に正直に話していただきました。
心の内をアウトプットする過程で、自分を客観視し整理できます。
また、思いを吐露することだけでも、ある種の解放感がもたらされます。
さらに、他の参加者の話に耳を傾けることによって、視野が広がったり前に進むヒントが得られます。
閉塞感漂う今だからこそ、こうした時間の必要性を皆さん感じておられました。
驚いたことに、同じテーマなのに、二つのセミナーは、全く、異なる様相を呈したのです。
一つは、コロナの状況下が、日常生活や心身にプラスの影響をもたらしたと、前向きに捉えるグループA。
もう一つは、恐怖と不安と孤独感により、心身がさいなまれ、苦しい日々を過ごしているというグループB。
Aグループから聞かれたプラス面をいくつか挙げるなら、
例えば、時間や煩わしさに追われる日々から解放され、リラックスして過ごせた、とか、
満員電車での通勤がなくなり、体が楽になった、とか、
家族とゆったりした時間を共有でき、関係性がより良好になった、とか、
無駄遣いが激減し、経済的に余裕ができた、とか、
友人や同僚、遠く離れた家族などと、電話やメールなどによる交流が、以前より、頻繁になった、とか
読書や音楽鑑賞など趣味を楽しむ時間が増えた
などなど、好影響をもたらしたことが、数多く聞くことができました。
このグループで皆さんが異口同音に話されたのは、この長い自粛(的)生活において、「今ここ」に心をおき、日常を丁寧に生きることの大切さに気づいたということでした。
当然、パソコンの画面に並ぶ参加者の表情が、笑顔で輝いていて、お互いに、さらなる元気を与えた心地よい時間となりました。
ところが、Bグループの方々の口から次々と語られることは、
コロナに対する不安で夜眠れない、とか
芸術文化に触れる機会を奪われつらい、とか
一人の時間が長く、孤独に耐えられない、とか
仕事が激減し生活が苦しい、とか
自己否定感が増し、自分の価値が失われたように感じる
などなど、恐怖や不安や孤独感などネガティブな心理状態が切々と語られました。
聴いている私が、不覚にも涙を流してしまい、自分でも驚きました。
対面のセッションでは、どんな話にも冷静に受け止められるのに、意外にも、オンラインのほうが、感情が揺さぶられることを知りました。
機械では、聞き取りにくいところがあるので、気持ちを集中して耳を傾けるから、つい、相手の話に入り込んでしまうのかもしれません。
この1時間半は、かなりヘビーな時間でしたが、でも、最終的には、全員笑顔で終えることができました。
重い病を抱えたある参加者の発言がみんなを救ったのです。
彼は、「いつ命が尽きるかもしれない自分にとって今できることは、自分に起きるどんなことも肯定し楽しむことだ」と話しました。
彼は、笑いを大切にします。
「落ち込む時間はもったいない。笑って生きていきたい!」
彼の病を知っているだけに、彼の言葉は、みんなの心を強く動かし勇気づけました
事実は一つでも、それをどう捉えるか、どう感じるかは、一人ひとり違います。
この異常な状況から良きものをもらったのか、悪しきものをもらったのかも人によって異なります。
あなたは、どちらを手にしたでしょうか?
タイトルは、どちらも
「自粛が萎縮になっていませんか?」
コロナや社会の空気に、恐怖や圧力を感じ、心身が縮こまってしまっていることを懸念してのセミナーでした。
このテーマで、参加者それぞれが、思うこと・感じること・考えることを自由に正直に話していただきました。
心の内をアウトプットする過程で、自分を客観視し整理できます。
また、思いを吐露することだけでも、ある種の解放感がもたらされます。
さらに、他の参加者の話に耳を傾けることによって、視野が広がったり前に進むヒントが得られます。
閉塞感漂う今だからこそ、こうした時間の必要性を皆さん感じておられました。
驚いたことに、同じテーマなのに、二つのセミナーは、全く、異なる様相を呈したのです。
一つは、コロナの状況下が、日常生活や心身にプラスの影響をもたらしたと、前向きに捉えるグループA。
もう一つは、恐怖と不安と孤独感により、心身がさいなまれ、苦しい日々を過ごしているというグループB。
Aグループから聞かれたプラス面をいくつか挙げるなら、
例えば、時間や煩わしさに追われる日々から解放され、リラックスして過ごせた、とか、
満員電車での通勤がなくなり、体が楽になった、とか、
家族とゆったりした時間を共有でき、関係性がより良好になった、とか、
無駄遣いが激減し、経済的に余裕ができた、とか、
友人や同僚、遠く離れた家族などと、電話やメールなどによる交流が、以前より、頻繁になった、とか
読書や音楽鑑賞など趣味を楽しむ時間が増えた
などなど、好影響をもたらしたことが、数多く聞くことができました。
このグループで皆さんが異口同音に話されたのは、この長い自粛(的)生活において、「今ここ」に心をおき、日常を丁寧に生きることの大切さに気づいたということでした。
当然、パソコンの画面に並ぶ参加者の表情が、笑顔で輝いていて、お互いに、さらなる元気を与えた心地よい時間となりました。
ところが、Bグループの方々の口から次々と語られることは、
コロナに対する不安で夜眠れない、とか
芸術文化に触れる機会を奪われつらい、とか
一人の時間が長く、孤独に耐えられない、とか
仕事が激減し生活が苦しい、とか
自己否定感が増し、自分の価値が失われたように感じる
などなど、恐怖や不安や孤独感などネガティブな心理状態が切々と語られました。
聴いている私が、不覚にも涙を流してしまい、自分でも驚きました。
対面のセッションでは、どんな話にも冷静に受け止められるのに、意外にも、オンラインのほうが、感情が揺さぶられることを知りました。
機械では、聞き取りにくいところがあるので、気持ちを集中して耳を傾けるから、つい、相手の話に入り込んでしまうのかもしれません。
この1時間半は、かなりヘビーな時間でしたが、でも、最終的には、全員笑顔で終えることができました。
重い病を抱えたある参加者の発言がみんなを救ったのです。
彼は、「いつ命が尽きるかもしれない自分にとって今できることは、自分に起きるどんなことも肯定し楽しむことだ」と話しました。
彼は、笑いを大切にします。
「落ち込む時間はもったいない。笑って生きていきたい!」
彼の病を知っているだけに、彼の言葉は、みんなの心を強く動かし勇気づけました
事実は一つでも、それをどう捉えるか、どう感じるかは、一人ひとり違います。
この異常な状況から良きものをもらったのか、悪しきものをもらったのかも人によって異なります。
あなたは、どちらを手にしたでしょうか?