耳をすませば~ ♪

      心の声が聞こえる

      『傾聴習慣』のススメ by MAKIE

面白いのは、『半沢直樹』だけじゃないよ

2013-08-28 15:39:14 | 日記
最近、人と会う度に話題になるのは、TVドラマ『半沢直樹』のこと。

「『半沢直樹』見てます?」

「ドラマに興味を示さない主人が、忘れず毎回録画までしている。」

「明日からまた仕事かぁと思い、気が重くなっていた日曜の夜が楽しみになった。」

などなど、必ずといっていいほど、『半沢直樹』でひとしきり盛り上がります。

第1話から面白さは格別で、もちろん、わが家でも欠かさず見ています。

心に染み入る格調高い文芸作品にも惹かれるけど、
面白さで魅せるTVドラマや映画や本からは、高揚感で満たされる分、すごいパワーをもらえます。

かつて、あまりお上品じゃないおじさんたちでいっぱいの
池袋の場末の映画館で観た韓国映画『殺人の追憶』~

その面白さに、観ている最中に思わず、
「おもしろーい!」と声に出してしまったっけ。

今売れっ子の脚本家古沢良太氏のTVドラマ『ゴンゾウ』もハンパない面白さだった。
一週間が待ち遠しくてたまらなく思ったっけ。

面白いものに出会ったときの幸福感は、私の生きるエネルギーになります。

大げさですが、そんなときは、生きていてよかった、と思います。

そんな機会が与えられる平和な時代への感謝の気持ちで満たされると同時に、平和であることの大切さを痛感します。

「面白さ」は、私にとっての重要な価値なんでしょうね。


人のつらい体験だって、
時間が経つと、面白おかしいエピソードの一つになったりするから不思議です。

おそらくリアルタイムでは、怒声や罵声や泣き声が飛び交った修羅場も
心臓が凍りつくような恐怖の瞬間も

過ぎ去ってみると、自分史を彩る出来事としての輝きを放つのです。

自分の人生をふり返るとき、

思い出されるのは、楽しい出来事よりは、むしろ、つらい体験だったり悲しい思い出だったりします。

ネガティブな思い出により不幸感をさらに強める人は、そのまま、みじめ人生を突き進んでいく確率が高いような気がします。

つらいこともあった、だからこそ、生きるって、面白い!

と感じられたら、その人はそれだけで幸せだと思います。

いろいろあって、いろいろ楽しめた、と時々にぃ~っと笑えたらいいな。

そして、

やがて、人生を終えるときに、

ああ、面白かった!

とつぶやきながら、旅立ちたいものです









「やればできる」時代の悩み

2013-08-04 18:46:43 | 日記
たまには、風邪をひきたい、と言っていた人がいました。

彼女の体はよほど頑健にできているのか、
仕事に追われかなりの無理を自分に強いても、倒れることなく頑張れてしまうのです。

風邪をひき発熱でもすると、胸を張って(?)会社を休める。

もちろん、仮病を使って休んでもいいのでしょうが、
生真面目な彼女には、そんなことはできない。

「胸を張れる」のは、たぶん、彼女自身に対してなのだと思います。

さすがに、39度の高熱では、彼女自身も観念し迷わず休めるのです。

「だって、病気だもん。」と自分に言い訳ができるのです。

健康であること、平穏無事にくらせること、平和に暮らせることは
何よりの幸せであり、そうであることに感謝すべきなのはよくわかっています。

さらに、今の日本には、昔とは比較にならないほどの自由もあります。

身分制度もないに等しく、努力さえすれば、そこそこの成功を手にすることができます。

今の時代、私たちは自由の権利と引き換えに、
「あきらめること」を手放さなければならなかったのです。

努力さえすれば、頑張りさえすれば・・・できる

「できないのは、あなたの頑張りが足りないから」と責められながら生きなければならない、という厄介な思いにさいなまれてしまっているのです。

責めているのは、おそらく自分自身。

自分がふがいない状態に留まっているのは、

学問職業の自由はなかったから

女性は結婚という選択肢しかなかったから

親の家業を継ぐことが当たり前だったから

家が貧乏で高校進学は無理だったから・・・

などという、厳しい時代だった頃の言い訳はできないのです。

健康でさえあれば、努力しだいで上を目指して進むことが可能なのです。

やれば、できる!

どんな人にもチャンスがあるということは、
そのチャンスを「あきらめる」理由がないわけで、
これが、今の日本を生きる若者たちを追い込んでいることの一つであるような気がします。

あきらめるということは、欲を手放すということであり、
欲を手放すと、人は楽になるものです。

むかしは、あきらめるかどうかの葛藤すらなかったわけで、
迷わない分、ストレスが少なかったのかもしれません。
(もちろん、別な苦労はあったでしょうが。)

ダメなのは、自分じゃなく社会だ、と言い切れる強さもあり、
自分を否定する必要がなかったと思います。

今は、ダメなのは自分が悪いから、と自己責任を強いられるからつらいのです。

夢や成功を目指すことって、素敵なことです

でも、時には、あきらめるというスタンスとは違う・・・
そう、たまには、ちょっと「お休み」してもいいのではないかな、と思います。

病気にならなくても、怪我をしなくても

なんの言い訳も考えず、前に進むことを止めて一息入れることができたら、
うつになる人も減るのではないかしら?






『傾聴習慣』のススメ    ハッピーイヤー

多くの人は、自分の話を聞いてもらいたいのです。 だから、コミュニケーション最強ツールは「聞く技術」! 相手の話に耳を傾けることは、「相手を大切にするあり方」です。 それだけで、人間関係が変わります。 あなたに幸せをもたらします。 だけど、「聞く」ことは、「話す」ことより、数倍難しい。 だから、「聞く技術」は、学ぶ必要があります。 そして、学びを通して、心の深さ、神秘、愛を知ります。