離心円、周転円、エカントによって惑星の運動を捉える。これがプトレマイオスである。エカントは円の中心を挟んで地球と反対側に位置する点である。この点では惑星は一様な角速度で動いているようにみえる。周転円を捨象して、離心円とエカントだけを取りあげると、次のようになる。『西洋天文学史』(M.Hoskin著、中村士訳、丸善、2013)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/dd/f2629274df22f022a73fbf3513529105.jpg)
次の図は、『物理学史Ⅰ』(広重徹著、倍風館、1968)にあるもので、ケプラーの出発点である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/f5/82d44e67b3fc0a9257f94f37ed7e50ac.jpg)
離心円、エカント点(A)は引き継がれている。もちろん中心は地球から太陽(S)に変わっている。Qは遠日点、Pは近日点である。Mは火星である。ちなみに、広重はエカント点を「対心」とよんでいる。中「心」に対して、等距離の位置に「対」立しているということであろうか。
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次の図は、『物理学史Ⅰ』(広重徹著、倍風館、1968)にあるもので、ケプラーの出発点である。
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離心円、エカント点(A)は引き継がれている。もちろん中心は地球から太陽(S)に変わっている。Qは遠日点、Pは近日点である。Mは火星である。ちなみに、広重はエカント点を「対心」とよんでいる。中「心」に対して、等距離の位置に「対」立しているということであろうか。
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