千両の花には、顎も花弁もないので、ここで蕾と花の区別は便宜的なものである。緑色の花柱から緑色の雌しべで出てくる。ここには出かかったばかりのものもあれば、丸く生長したものも見える。雌しべの大きさの違いにつぼみと花の区別を見ることにする。
雌しべの柱頭は上を向いているが、雌しべの側面からクリーム色の雄しべが出ている。おしべとめしべが裸で並んでいるのが千両の花のつくりである。緑の雌しべは受粉して赤い実になる。
雌しべの柱頭は上を向いているが、雌しべの側面からクリーム色の雄しべが出ている。おしべとめしべが裸で並んでいるのが千両の花のつくりである。緑の雌しべは受粉して赤い実になる。