北のとうさんの鉄道旅・アマチュア無線JA8HBO

札幌に住むおやじが北海道を中心に鉄道旅の話題や無線の話題も織り交ぜてぼやきます。アマ無線のコールサインJA8HBO

札沼線のキハ40の四季

2019年04月17日 | JR北海道 JR北
苗穂から石狩当別に回送されるキハ40、現在も15時頃見られます

初夏を迎えつつあった新十津川の昼下がり

札幌の北隣の当別町を通り新十津川に向う札沼線が2020年に夏のオリンピックを迎えることなく5月で廃線となります。
石狩当別の次の北海道教育大学までは電化されたり、あいの里教育大学前までは複線化されています。ただ、八軒と桑園間の高架橋が単線のままで、競馬場という用地買収のむずかしさを考えると、当面は綱渡りが続くでしょう。
また、電化区間は日中でも6両編成があたりまえに走っているのが面白い?と感じています。函館本線からはほとんど独立した形での車両運用がされているのでしょう。
(太平駅付近を苗穂へ向かう回送)

最近は「葬式鉄」で込み合う路線ですが、以前はぶらりと乗りにいったもののです。田んぼの中をトコトコと40が走る姿はのどかでした。
新十津川の駅前には空知中央病院という老人保健施設を兼ねた大きな病院があり、併設の保育園もあります。毎朝9時30分頃の便を園児たちが手を振って見送ってか、くれるたのしい田舎の駅です。
(雪解けを迎えた新地通川の昼頃)

元々は沼田町までの線路がありましたから札沼線という名称が付きました。ただ、元来、沿線人口の少ない農村地帯を走る上に新十津川と函館本線の滝川とは2キロほどしか距離がなく、沿線の住民も札幌方面より滝川、奈井江、砂川方面に出かけることが多いので、初めから採算の取れない路線でした。戦前に開拓で入植した地元出身者が国会議員となり政治力で敷かせたという一面も持っていました。
(石狩金沢付近の下り新十津川行)

石狩金沢では駅前の温泉に行く方が降ります

 また、太平洋戦争中は樺太に線路を敷くためにレールを外されてしまったり、再開後も結局は1972に新十津川と沼田の間は廃止されてしまいました。

石狩金沢に入線する40.線路に近づきすぎて叱られました(●^o^●)

札幌近郊では最も積雪の多い地域で、専用の気動車キハ40-400番台が2両配備されています。標準の40と異なって久駆動輪が2輪と空転しにくく、ラッセル走行をする姿は頼もしいものでした。
早春の新十津川の昼下がり

雪が積もり始めた新十津川

新十津川発車待ち

石狩金沢付近

外観は錆びていますが、中は汚くはありません

北海道医療大学前付近

石狩当別付近の回送便







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