北のとうさんの鉄道旅・アマチュア無線JA8HBO

札幌に住むおやじが北海道を中心に鉄道旅の話題や無線の話題も織り交ぜてぼやきます。アマ無線のコールサインJA8HBO

はまなす廃止後、室蘭方面への夜の便はキハ143でどうか

2015年10月12日 | JR北海道 JR北
先日も書きましたが、JR北海道は、「はまなす」廃止後に「特急すずらん」を同時刻帯に運行させることを検討をしていることが報じられています。
記事には室蘭市長の歓迎のコメントも書かれていました。

鉄道ファン期待の夜行特急の可能性は、ほぼ消えた今、すずらん臨時便の定期便化で室蘭市民はよしとしても、問題は「はまなす」が停車していた、東室蘭より西の伊達紋別と長万部の利用客なのです。

このままでは19時30分頃発の特急S北斗が最終となり、2時間半も早く札幌を離れる必要が出てきます。
ビジネス客はもちろん、札幌での買い物・スポーツ観戦・観劇などは宿泊が必須条件となってしまい、ハードルが高くなります。
札幌のホテル不足の影響も大きいでしょう。
道央圏という考え方は、南は長万部までが札幌の商圏であることは明白です。
人口200万人近い都市の商圏は実に広大なものです。

JR北海道にはマーケティングのいろはを知っている社員がいないとは思えないのですが??(笑)。

札幌の商圏の考え方への理解が乏しいJR東日本の影響力力が強くなっているからでしょうか。
話が逸れますが、JR北のシニア向け会員組織の悠游旅倶楽部を廃止して、そのシニア層を取り込むために、東の「大人の休日倶楽部」に統合することを見ても東の影響が過剰に出ているのは明らかです。
東日本の言うなりでは、北海道の利用者は不便と不利益を被るばかりなのです。
まさに、今は不便さばかりの後ろ向きの合理化が進んでいます。
新幹線と安全が全ての免罪符になっているのですが、これは間違いです((+_+))

さて、私の提案としては、これも以前書いたことなのですが、現在、朝6時21分に札幌を発っている2726D、室蘭行きの時間変更なのです。
これは東室蘭・苫小牧で使用されているキハ143を苗穂から回送するための間合い便なのですが、これを前夜の22時頃に繰り上げ、特別快速か急行として走らせられないであろうかという案です。
本来は室蘭行きですが、長万部行きとして運行し、深夜も有人の長万部で滞泊して翌朝に東室蘭・苫小牧に運行して戻せば良い。運用的には全く問題ないと思うのですが・・・(笑)。
朝の苫小牧付近の通勤通学の足は別途の便を設定すれば良いでしょう。
先日の新聞記事によると、東室蘭で「はまなす」から降車したのは30人ほど。さらに西胆振方面の利用者を20人としても50人。キハ143の2連なら十分に賄えると考えます。
ただ、札幌でのイベント開催時に関しては心配が残ります。この場合は別途、臨時の特急すずらんを室蘭まで運行し、東室蘭からは、この143に乗り継いでもらうということでどうでしょうか。
なにか無駄があるように感じますが、「すずらん」の使用車両785.789を毎晩、室蘭から札幌まで返却回送するよりは良いのではないかと考えますが・・・。

私としては、もし、143にキハを1~2両増結できればすずらんも不要かと思うのですが・・・・。

さて、これ以外の提案を一つ、将来の新幹線札幌延伸を見据えてのことです。
単なる希望的観測ですが、新函館・長万部は先行して部分開業するのではないかと思います。
この場合に札幌から長万部までのリレー特急が必要となります。最も簡単なのがキハ261となるであろう「北斗」を利用することですが、新幹線に乗り入れ可能なFGTの実現も念頭に入れた、東室蘭と長万部間の電化を提案します。
そろそろ幹線からディ-ゼルは撤退させましょう。
整備部門が付いていけていない気がします。若者の機械離れが影響してますね・・・話しがそれました(笑)


札沼線の電化の方式に倣い、西胆振の市町村も出資した北海道高速鉄道などの第3セクターの電化工事の形を取れば、一定の交付税を期待できます。
ただ、静狩・豊浦間のトンネルが電化を妨げているという事実があります。
(写真はEV-E301ウィキペディアより)

そこで、蓄電式電車の開発です。JR東日本のEV-E301系電車をベースにして架線電圧2万ボルトに対応した車両を開発してはどうでしょうか。
残ってしまった非電化区間は蓄電器で走らせるのです。
自動車にあるPHVも良いと思うのですが、かなり構造が無複雑になりそうですね。
同区間は電源車とディーゼル機関車で牽引しても面白いでしょうね。とにかく柔軟な発想が望まれます(笑)

これは西胆振地域の利用者の利便性を確保するとともに、北海道新幹線を、まさに北海道全体のものとして有効利用する手立ての一つとして有効かと思うのですが。
FGTについては、その後の新幹線の利用状況と実用化の推移を見守りつつ実現していけば良いでしょう。

以上、初夢ならぬ白昼夢でした(●^o^●)




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