- 仙人岳からの眺め -
湯ノ平の紅葉が見たくて黒斑山に出かけました。
湯ノ平は今回で三度目ですが、何年か前に紅葉の時期に訪れたことがあります。
素晴らしい快晴の日で、展望と紅葉を存分に楽しむことができました。
再び、同じような思いをしたいと出かけたわけです。
所々青空が広がりましたが、残念にも予報に反して高曇りの天気でした。
しかし、展望もまずまずで、前回の再現とはいきませんでしたが、充分に楽しむことができました。
車坂峠から歩き始めますが、その前に峠からの展望を楽しみます。
雲が広がっていますが、紅葉の先に山々が ・・・。
奥秩父の山々 / その右端の奥に富士山
八ヶ岳・蓼科山 - 麦草峠付近の奥に甲斐駒ケ岳が見えています。
霧ケ峰 / その奥に木曽山脈
さて、展望を楽しんだ後、歩き始めます。
ここの紅葉の中心は、落葉松の黄葉です。
赤い葉も少し ・・・。
花はさすがに見当たりませんが ・・・
シラタマノキの白い実が所々目立ちます。
しばらく登ると、砂礫の開けた場所を通過します。
そこからの眺め (クリックで拡大)
まず、近くは西に連なる高峯山・三方ケ峰・篭ノ塔山・水ノ塔山です。高峯山の背後に飛騨山脈、右手奥には八ヶ岳・蓼科山・霧ケ峰・美ヶ原、そして、霧ケ峰の奥に木曽山脈です。
やがて、外輪山の一角にたどり着けば浅間山が姿を現します。
そして、少し下りザレを登ればトーミの頭です。
岩頭のトーミの頭では展望が広く開けます。
実は帰りにもここに寄りましたが、浅間山方面の眺めはその時の方がよかったので、そちらで紹介します。
帰りよりもハッキリ見えていた眺めだけを紹介しておきます。
トーミの頭からの眺め (クリックで拡大)
奥秩父・富士山/八ヶ岳・蓼科山/霧ケ峰・美ヶ原、そして、奥に木曽山脈と飛騨山脈です。
ここから黒斑山に向かいます。
展望のない樹林の中と展望の開けた場所が交互に現れる道です。
展望のある場所では、右手に浅間山 ・・・
足下に湯ノ平が眺められます。
少ししつこいかもしれませんが、途中で撮影した浅間山をいくつか ・・・。
湯ノ平
振り返って見た黒斑山
黒斑山を通過して、蛇骨岳までやってきました。
私は、黒斑山の山頂をほとんど意識していません。
一帯で一番高い場所であるのは事実ですが、それ以外に特別に魅力があるわけではあありません。
山頂から浅間山を正面に見ることができますが、そのような場所は他にもあります。
山頂という理由だけで人が多いですから、黒斑山の山頂でのんびりしたことはありません。
この日もそれなりの人が休んでいましたので、そのまま通過しました。
蛇骨岳の山頂にある岩の上に立つと飛騨山脈が見えるのですが、この日は雲のためにハッキリしませんでした。
また、ここまでやって来ると、群馬県北西部の山々が姿を現します。
蛇骨岳からの眺め (クリックで拡大) - 四阿山・草津から上越国境の山々
ここでも休まずさらに先に進みます。
ここからは砂礫の展望の尾根道となります。
正面に浅間山、右手は湯ノ平、左手は群馬県の山々、振り返ると歩いてきた黒斑山を含めた外輪山が連なっています。
四阿山
浅間山
紅葉と群馬県側の山々
振り返って見た黒斑山方面
浅間山を見ながら、仙人岳までがんばります。
そして、仙人岳に到着です。
他に誰もいない山頂で独りのんびりと休息です。
展望は全方向素晴らしいです。しかも、頭上に青空が広がってきています。
この日は冷たい風が吹いていたのですが、地形の関係でしょうか、仙人岳の山頂の北側の斜面は風も穏やかで休むのに最適でした。
山頂からの眺め
湯ノ平と黒斑山、 湯の平奥のシルエットは剣ケ峰・牙山。
その剣ケ峰の真後ろに奥秩父の山々・富士山。剣ケ峰の右奥に浮かんでいるのは八ヶ岳です。
剣ケ峰の真後ろにある奥秩父の山々・富士山をズームアップ(コンパクト・デジタルカメラですが約7倍)で撮影
山頂から浅間山の山裾 - これから下りて行くのですが、落葉松の黄葉が目を引きます。
湯ノ平は歩いても楽しいですが、上からの眺めも素敵です。
「黒斑山 (ニ)」に続く ・・・