コロナ禍で対面での企業セミナーは久しく行われていなかったのですが、11月9日に久しぶりに実施するとのメールが名古屋証券取引所からあり暇人としては老人閑居して徘徊するので早速参加申し込み。
今回は会場は白川ホール。いつもは中電ホールが多かったので、白川ホールは初めてです。
大体の場所は分かっていなたのであてずっぽで科学館を目指して歩いて行って、周辺をうろうろしたらありました。
立派な建物ですが、矢鱈と階段が多くてバリアフリーという面ではちょっと課題ありか。
椅子はひじ掛けもついて広め。加えて後ろ半分の席はひとつ置きの使用で半分が使用禁止なので、座ると両隣が空いていて余裕をもって座ることが出来ました。
会場のことばかり書きましたが、セミナー内容は最初は企業説明会。
まずは「積水ハウス」少子化で人口減るので住宅着工件数は減るはずなのにどう成長戦略を築いていくのか。この点については会社も十分理解していて、まずは既存住宅では現行耐震基準を満たさないものが17%、省エネルギー基準を満たさないものが87%ということで、高機能高付加価値の住宅を建設していく。さらに事業ポートフォリオとして海外事業、開発型ビジネス、不動産事業・リフォーム事業の事業を拡大してバランスの取れた収益構造を目指すと言うもの。プラットフォームハウス構想というものまであって生活の中で生体認証センサーを装備して安否確認・救急出動・ドアの遠隔開錠等を行うと言いうものですが、ちょっと余計なお世話過ぎるのでは。
休憩を挟んで次は「J.フロント リテイリング」。構造不況業種と言われている百貨店事業ですけど、コロナ禍で足踏みしたところから完全復活、再成長を目指しています。23年度予想の営業収益は82%が百貨店・SC事業なのですが、2030年は60%として、残りの40%はデベロッパー事業・決済金融事業で稼ぐ計画です。名古屋の栄とか大阪心斎橋にデベロッパー事業のプロジェクトを抱え大いに稼ぐつもりです。でも計画では百貨店事業でも23年の330億から30年では480億円にすると言う予定で、これはどうやるの?
質疑応答では百貨店は「イオン」とはどう違いを出すのかという質問が出たのですが、ディユースはイオンなどのスーパーに任せて、百貨店はちょっと贅沢・拘りのある需要に応えていきたいと。
ここで企業説明会は終了して休憩。
どちらの企業も配当はそこそこで、J.フロント リテイリングについて言えば優待があるのは魅力的ですが、計画通り上手く行くかはまだ分からないので、暫くはフォローしてみようぐらいでしょうか。
休憩中ににトイレに行き2階のバルコニーを見てきたのですが、さすが音楽ホールの素敵な造りです。
どうも講演内容より建物ばかり褒めているみたいです。
株式講演会の講師はコモンズ投信株式会社代表取締役社長の伊井哲朗氏。
伊井氏は名古屋市緑区の出身だそうです。どうもそれだけで何となく親しみを感じてしまいます。
講演内容としては、自身のコモンズ投信の広い意味での宣伝。企業の長期的な価値に注目し、売却を前提とせず30年目線で運用する。上場企業の0.8%に厳選した30社に対する集中投資を行い、長期的な視点から企業と積極的な対話を行う。コモンズ30は「収益力」「競争力」「経営力」「対話力」「企業文化」の5つの軸で企業を評価している。30の投資先企業も出ているのですが、どうしてこの30かというとなかなか説明が難しいかも。この日のプレゼン企業の「積水ハウス」も「J.フロント リテイリング」も入っていない。トヨタは入っていないけどデンソーとホンダは入っている。KADOKAWAと楽天は入っていていいのか?とかいろいろ考えてしまいます。.それでもファンドのパーフォーマンスはtopixと比べても1.5倍。よく言われるように家計における金融資産構成は日米英で比べると日本は圧倒的現預金の割合が高い。米英は家計資産に対する税制優遇は20%以上。対する日本はnisa.idecoなどを合わせても1.6%しかない。資産形成優遇制度対してさらなる拡充する余地がある。
渋沢栄一や松下幸之助、二宮尊徳なども引用して説得力を持たせていて、あまり宣伝臭を感じさせないさすがの説得力あるプレゼンでした。
ちなみにこの日の企業のお土産はメモパッドとポストイットでした。
まあ、邪魔にはならないけどもう少しかな。
今回は会場は白川ホール。いつもは中電ホールが多かったので、白川ホールは初めてです。
大体の場所は分かっていなたのであてずっぽで科学館を目指して歩いて行って、周辺をうろうろしたらありました。
立派な建物ですが、矢鱈と階段が多くてバリアフリーという面ではちょっと課題ありか。
椅子はひじ掛けもついて広め。加えて後ろ半分の席はひとつ置きの使用で半分が使用禁止なので、座ると両隣が空いていて余裕をもって座ることが出来ました。
会場のことばかり書きましたが、セミナー内容は最初は企業説明会。
まずは「積水ハウス」少子化で人口減るので住宅着工件数は減るはずなのにどう成長戦略を築いていくのか。この点については会社も十分理解していて、まずは既存住宅では現行耐震基準を満たさないものが17%、省エネルギー基準を満たさないものが87%ということで、高機能高付加価値の住宅を建設していく。さらに事業ポートフォリオとして海外事業、開発型ビジネス、不動産事業・リフォーム事業の事業を拡大してバランスの取れた収益構造を目指すと言うもの。プラットフォームハウス構想というものまであって生活の中で生体認証センサーを装備して安否確認・救急出動・ドアの遠隔開錠等を行うと言いうものですが、ちょっと余計なお世話過ぎるのでは。
休憩を挟んで次は「J.フロント リテイリング」。構造不況業種と言われている百貨店事業ですけど、コロナ禍で足踏みしたところから完全復活、再成長を目指しています。23年度予想の営業収益は82%が百貨店・SC事業なのですが、2030年は60%として、残りの40%はデベロッパー事業・決済金融事業で稼ぐ計画です。名古屋の栄とか大阪心斎橋にデベロッパー事業のプロジェクトを抱え大いに稼ぐつもりです。でも計画では百貨店事業でも23年の330億から30年では480億円にすると言う予定で、これはどうやるの?
質疑応答では百貨店は「イオン」とはどう違いを出すのかという質問が出たのですが、ディユースはイオンなどのスーパーに任せて、百貨店はちょっと贅沢・拘りのある需要に応えていきたいと。
ここで企業説明会は終了して休憩。
どちらの企業も配当はそこそこで、J.フロント リテイリングについて言えば優待があるのは魅力的ですが、計画通り上手く行くかはまだ分からないので、暫くはフォローしてみようぐらいでしょうか。
休憩中ににトイレに行き2階のバルコニーを見てきたのですが、さすが音楽ホールの素敵な造りです。
どうも講演内容より建物ばかり褒めているみたいです。
株式講演会の講師はコモンズ投信株式会社代表取締役社長の伊井哲朗氏。
伊井氏は名古屋市緑区の出身だそうです。どうもそれだけで何となく親しみを感じてしまいます。
講演内容としては、自身のコモンズ投信の広い意味での宣伝。企業の長期的な価値に注目し、売却を前提とせず30年目線で運用する。上場企業の0.8%に厳選した30社に対する集中投資を行い、長期的な視点から企業と積極的な対話を行う。コモンズ30は「収益力」「競争力」「経営力」「対話力」「企業文化」の5つの軸で企業を評価している。30の投資先企業も出ているのですが、どうしてこの30かというとなかなか説明が難しいかも。この日のプレゼン企業の「積水ハウス」も「J.フロント リテイリング」も入っていない。トヨタは入っていないけどデンソーとホンダは入っている。KADOKAWAと楽天は入っていていいのか?とかいろいろ考えてしまいます。.それでもファンドのパーフォーマンスはtopixと比べても1.5倍。よく言われるように家計における金融資産構成は日米英で比べると日本は圧倒的現預金の割合が高い。米英は家計資産に対する税制優遇は20%以上。対する日本はnisa.idecoなどを合わせても1.6%しかない。資産形成優遇制度対してさらなる拡充する余地がある。
渋沢栄一や松下幸之助、二宮尊徳なども引用して説得力を持たせていて、あまり宣伝臭を感じさせないさすがの説得力あるプレゼンでした。
ちなみにこの日の企業のお土産はメモパッドとポストイットでした。
まあ、邪魔にはならないけどもう少しかな。