怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

河村たかし「この国は議員にいくら使うのか」

2009-10-29 20:05:25 | 
この本は2008年9月の出版です。
まだ河村氏が名古屋市長選に出馬表明する前です。
でもこの本に書いてある議員特権廃絶へのシナリオはまさに「予言の書」です。
ここには2005年名古屋市長選に出馬表明でやろうとしたことが書いてあります。
市長と議員は年収800万円にする。議員の反対で行き詰まったら解散権を持つ市長はやむを得ず解散する(総理大臣と違うので解散権を持つのは不信任議決された場合だけのはずですが)。「議員ボランティア化」を争点にした市議会議員選挙をやって互いの生き残りをかけて戦う。仮にそこで敗れても10人でも20人でも議員ボランティア化を訴える人が通ったらえらいことだ。彼らは次々と「費用弁償」の受け取りを拒否するだろうし、「政務調査費」の領収書も1円から公開し、残金は返金する。こうなると他の議員もむやみに税金が使えなくなるので名古屋は劇的に変わるだろう。議員をボランティア化することによって「減税」も出来る。この名古屋の議会改革を全国の議会改革のモデルケースにしたいと思っている。
まさに今このシナリオを着々と実行しているようです。
実例として長野県の田中康夫の例も出してありますが、田中氏と違って自分は名古屋の完全な土着民で選挙になればいい勝負が出来ると思っている。
市長就任以来議会の抵抗を計算づくで、挑発したり脅したりしつつ、シナリオどおり着々とコマを進めているようです。
ところで市の予算の3割は削減できるとのたまわった友達の名古屋市職員とは誰?無責任ななもなも話しを本気にしてシナリオを作っていったとしたら、話半分でジャブを打っただけならいいのですが、そのもたらす混乱が大きすぎるのでは。
コメント
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