尾崎翠 第七官界彷徨(抄) 、 川上未映子 第七官界で、命がけで遊ぶ
中島敦 悟浄歎異--沙門悟浄の手記-- 、 栗田有起 希望なき世で夢をみる
宇野浩二 屋根裏の法学者 、 豊崎由美 押し入れのトヨザキ氏
マイケル・エメリック 『偐紫田舎源氏』――こたつ向け読書案内
片山廣子 燈火節 、 福岡伸一 隠された棘
梅崎春生 輪唱 、 西加奈子 共鳴する嘘の真実
谷崎潤一郎 陰翳礼讃 、 小川高義 暗がりの芸術論
古今亭志ん生 黄金餅 編 飯島友治 、 栩木伸明 餅屋で味見
源氏鶏太 英語屋さん 、 伊井直行 茂木祖一郎の屈託
横光利一 時間 、 円城 塔 『時間』の時間
なにごとって、monkey business の日本の古典再読
え、源氏鶏太が古典?だったら獅子文六なんか全然オッケーよね、残念ながら彼、あんまし短編がないんだなあ、抄じゃつまらんし(誰がテメエに頼むか!!)
片山廣子とは渋過ぎだな、ケルト民話その他を翻訳した松村みね子の本名だけど、はていったい燈火節=ケルトの節分らしきお祭りにどんな棘があるのやら(元ネタは青空文庫にあり)、これはぜひ承りたいやうな・・・
志ん生?ついこの前亡くなったばかし・・・てことはないか、黄金餅ってネタ自体を彼が作ったんじゃないしね、確か長男の馬生に「言い立ての順序が違った」とか言われてたらしい、あ、これ書いたのは結城昌治、彼も亡くなったね、アーメン
横光の「時間」(青空文庫にあり)、これはまたスサマジイものを・・・何で選んだのか紹介文読みたくなっちゃったな、何となく買うことになりさう、商売うまいよ、ヴィレッジブックス殿?
自分だったら絶対「二銭銅貨」(乱歩)だな、旧字旧かな、あれは漢字自体がトリックなんだから(だから誰がテメエに頼むかってんだよ、ヴォケ!!)
付記-というわけで片山と横光を注文したわけなのだが、08年に1000円だったのが、09年には1300円、10年には1500円と値上がりしたのである、税込み2940円なり、このデフレの世の中にアコギだぜ、ま、乗せられる方が悪いんだが
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