事件記者のページ

遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

獅子文六

2017-09-28 13:11:14 | 本と雑誌
おっどろいたー「バナナ」が文庫になってる、前にこんな記事を書いたのがウソみたい、「第三国人」(わざとらしく伏字にしたのに)って堂々と言ってもよくなったんだ、というよりはっきりした定義もないし差別用語かだうかもわからんし、今の子にはわからんだろうから言ってもかまわんということになったのかも(こちら)、さう言えば私は半島人のことだと思ってたな(たまたま読んだSFでそういう使われ方してたってこと、はて作者は誰だったかしらん)、「バナナ」の主人公は台湾人だもんね

ともあれ文六作品の文庫化がどんどん進んでるのはめでたいね、「娘と私」(これ読了してないのよな、確か)を出したのなら「父の乳」も頼むよ、と書いてから気が付いた、あれは「主婦の友」連載だったのね、週刊朝日じゃなかったんだ、さう言や週朝は「ちんちん電車」だったな、こっちも頼むよ

てなわけで(どんなわけで?)ソニーから「てんやわんや」他4編を一気ダウンしちゃったのであった、獅子てんや瀬戸わんやの漫才コンビを名付けたこの作品を最初に読んだのは川崎で上司とケンカしてた時(私20代後半)で内容はほとんど記憶ない、ラストの1文が「こんな無意味な1年はありますまいよ」だったかだうかそれを確かめたいだけだったんだが

ただこのお話の舞台は宇和島なのよな、井上靖の「闘牛」と同じ場所、それもほぼ同じ時期を描いてるじゃん(井上の方がちょっと前ってことになるんだろか、いや絶対かぶってるよね)何と言うシンクロニシティ、これは読まずんばあるべからず

ちくまさん、今後もがんばってね、出来る限りは買うから(電子版を)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿