まいったね、よく見たら1955年I版1刷、2009年129刷、55年間ただの一度も改訂してないというウルトラロングセラーではないか、こら、一読者が文句を言って来たからって、ビクとも反応するわけないわ、アハハハハ
確かにシューマンの「君は花のごと」(フラット4つ)、リストの「花かそもなれ」(シャープ3つ)、別の曲だから、近藤朔風は曲にあわせて訳詞を2つ作ったということかもしれんわね
だがルービンシュタインは違うだろ、明らかに文体が違う、「花の少女(をとめ)」ってタイトルからして感覚的に違う、近藤が恋の歌として訳してるのに対して、こちらは児を思う親の歌だ(たぶんハイネは恋の歌として書いたんだろが)、これ書いたのが前の2つと同じヒトってことありえんのじゃない?-と言いたいとこだが近藤は並でないプロだからそんなこともできるハズだと思われたのかもしれん
何せ上田敏が曲に詞をつけたのは、「妙に清らの」一つだけのハズだし、そういう意味ではプロじゃないもんね-でも「訳詩」に関してはプロ中のプロだ、上田復権のためにファンができることはないものか、超大物のシューマンやリストと比べたってルービンシュタインのメロディいいよ、何と言っても覚えやすく歌いやすい(シャープ1つだし)、私この歌聴いてないと思うけど譜面見ただけでほぼ正確と音程とれたもんね(と勝手に思ってるだけかも)
いやほんとに今まで一度も聴いてないんだろか、ナゾだ・・・・・
付記-かの有名なゲーテ「野ばら」の2行目
War so jung und morgenshon, leaf er schnell, es nah zu sehen, sah's mit vielen Freuden
に近藤は2つの訳をつけてる
シューベルト-きよらに咲けるその色めでつ、あかずながむ
ウェルナー-朝とく清くうれしや見んと、走り寄りぬ
訳として正しいのはウェルナー、けど日本語としてカッコイイのは絶対シューベルト-だと思うよな、誰でも、だから普通はウェルナーの曲もシューベルトの詞で歌う、全然違和感ない、元歌のリズムが良過ぎだから・・・たぶんね
Roslein,Roslein,Roslein Rot
は「くれないにおう」(シューベルト)、「ばらばら赤き」(ウェルナー)、ここは間をとって「くれないのばら」にすべきだと思うのは私だけ?
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