事件記者のページ

遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

ナゾの多い板

2018-04-20 13:25:54 | 音楽
ベスト・オブ・ホセ・カレーラス
今までの音源とほとんどカブリがないのでつい注文して即届いたのがまたラストの1枚だったみたいね、よっぽどこういうことにエンがあるんだ、とそれはさておいてこれだけ板を買ってこれだけカブリが少ないというのはたいしたことじゃなかろうか、これがビートルズだったら赤版と青版を持ってたら他のアルバムは必ずカブリが出る、だから買うのに二の足を踏むことになるハズ(なんてね、実は赤版を二重買いしてたらしいことを発見、探すより新たに買った方が早い、私はいつもさう)・・・おっと関係なかったね
多少生え際は後退してるものの美男の面影は十分なこの写真はいつのもの?というのもけっこうナゾなのであるが、それもさておいてDisc1はオペラ、少なくとも一部はライブからの抜粋と推測される(リサイタルなら入れない共演者の声が入ってるとか)
ハンガリー公演が3つ「フェドーラ」「トスカ」「アンドレア・シェニエ」作曲者2人、オーケストラ2つ、指揮者2人、ジョルダーノの2つを同じヒトが別のオケで振ってる、ややっこしいことすな!つかいつの録音が書いてくれるとありがたいんだがな
ウィーン公演が2つ「トゥーランドット」「ポリウート」オーケストラ2つ、指揮者2人(1人はマゼール)だから違う時期のものと思われる、以上の5つはかなり若い頃のモノじゃあるまいか、もっとも声で年代を聴き分けられるほど私の耳はよくない
問題は残る4つ「椿姫」「ウェルテル」「カヴァレリア・ルスティカーナ」「カルメン」共演バルツァお姉様(他1名)、伴奏ロンドン交響楽団、指揮ドミンゴお兄様!おいおい、どう考えてもジョークだろ、だけどロンドンでこんな愉快なコンサートがホントにあったってことよな(公開しないのは絶対にもったいない)、でそれいつだったの?ちょっとは疑問に思ってよね、解説者殿?
というわけなのでカルメンのフィナーレもカブリじゃないのである、ドミンゴの棒はカラヤンよりちょっとだけ軽いようで数秒前に始まって1分早く終わってる、アンコールにドミンゴコールがかかって、それじゃ決闘シーンやるか、とか・・・・・ならなかったかな?

Disc2は家のDynaが文句を言ってコピーしなくなったので思い立って職場のWin10にやらせてみたら正解、こちらも突然止まっちゃうことがなくはないけどコピーに関しては7より10なのかもな、ウィーンのコンサートから3曲カブリ、この程度はご愛敬、シュトラウスの子守歌は変拍子と転調が多いとのこと、そっか、だろな、私の手にゃおえんわけだ
出だし「南太平洋」の伴奏はロンドンだがたまたまなのかオペラと関係ありなのか不明、カタロニア語の歌6曲は90年、つまりローマ大会の後に録音した板からの転用(ウィーンのコンサート以外ではこれのみたまたま出自判明)

考えてみれば(みんくても)これはアンソロジー(違うっての)なんだから元ネタ必ずありなわけよな、歌詞カードは全て転載とのことだし、何でこんなにわからんのだ?

追記-しっかり見なくてはいけない、日本語歌詞カードがついて来たからって英語を無視しちゃダメってね
ドミンゴ兄さん指揮の4つは90年1月-91年2月にロンドンアビーロードスタジオにて録音・・・何とローマ大会の背後でこんな企画が先に進んでたんだ、他にも詳細なデータありだけど今は面倒なのでこれだけアップ、ただ英語パンフの著者いわく
「誰がこんなこと映画でしか起きないって言う?」というほどにドラマティックなカレーラスの人生だった(まだ終わってない!)、ああ、この世にはさういうヒトっているのよな・・・・

4/21追記
83年9月「トゥーランドット」ウィーン
(たぶん)84年「フェドーラ」ブダペシュト
86年1月「南太平洋」ロンドン
86年3月「ポリウート」ウィーン
86年8月「アンドレア・シェニエ」ブダペシュト
88年12月「トスカ」ブダペシュト
89年11月「ベリーニコレクション」ウィーン
90年1月-91年2月「椿姫」「ウェルテル」「カバレリア・ルスティカーナ」「カルメン」ロンドン
90年9-10月「カタロニアコレクション」バルセロナ
99年12月「クリスマスコサート」ウィーン
というわけで写真の日時以外は全て解決、タイトルに偽りだにゃ