
■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 4月18日 ◆見えないものの価値判定 ◇元気な会社 料亭=コミュニケーション成就業 ◇歯の健康
平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。
この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。
日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。
紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。
【 注 】
日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。
■【小説風 傘寿の日記】
私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。
4月18日
バラエティーショップの「ドンキホーテ」ですが、店内の陳列が乱雑な感じがして、私はあまり利用しません。
しかし、海外の人には人気だそうです。
人気の1位は、「ベイククリーミーチーズ」で爆買いされるそうです。
まるでチーズケーキのような濃厚な味わいの焼きチョコです。アジア圏では「チーズフレーバー」の人気が高いこともあり、嗜好があうのでしょう。中国や韓国のインフルエンサーが「ドンキで買うべきお菓子」として、これを紹介しているのが、ヒットの追い風になっているようです。
第5位には、なんと「太田胃散(分包)」が入っていると言いますから、少々驚きです。アメリカではアルカセルツアが胃の薬として一般的です。しかし、多くの国では、胃の薬が手に入りにくいのかも知れません。分包されている太田胃散なら気軽に飲めますね。
*
私の事業を引き継いでくれた竹根好助ですが、その部下が時々自分の顧問先や元気な会社に私を招待してくれます。私が企業で、何を観て、何を話すか、私の半世紀のコンサルタント経験を盗み取り、コンサルタントとして、それを顧問先に活かしたいという考えのようです。
竹根の部下が紹介してくれた企業は、東京にあるため訪問してインタビューと社内見学をさせていただきました。
◆【成功企業・元気な会社・頑張る社長】 飲食業ではなくコミュニケーション成就業 2921-4418
2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催を目指して建設された新国立競技場。世界的な建築家である隈研吾氏がデザインを手がけ、日本の伝統建築の特徴である軒庇(のきびさし)には、47都道府県から集めた国産木材をふんだんに使用している。その隈氏が二度にわたって設計を手がけた飲食施設が福井市内にある。1890年(明治23年)に創業し、130年以上にわたって福井の食をけん引してきた老舗料亭Kである。
Kの料亭本館は2007年に国指定登録有形文化財となり、2010年にはAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首席代表歓迎晩餐会場にもなった由緒ある建物。一方、隈氏が最初に手がけた新館「Ksou-an」は、料亭の本格懐石をよりカジュアルに楽しむことができる割烹店がコンセプト。2008年にオープンした新館は、瓦屋根のある重厚な本館に対し、軽やかで透明なガラスボックスの建物を配置し、周りを木の格子パターンで覆った。
2016年には、斜め向かいに調理・販売施設「K kuri-ya」を開業。さまざまな総菜や弁当、鯛・海老・蟹の生ふりかけといったギフト商品を販売している。建物外観は数多くの「木箱」を積み上げたようなユニークで斬新な構造となっており、店内部も商品のディスプレー向けとして木箱をふんだんに使用している。
「隈研吾氏にデザインを依頼したのは、我々の考えに共鳴してくれたからだ」。こう振り返るのは、Kの代表社員で5代目当主にあたるKさん。Kのリニューアルに当たって、複数の専門業者に打診した。本館改修を含めて自社だけの繁栄を目指したプランが多勢を占める中、唯一、地域活性化を旗印に「本館を現状のまま保存し、新館を増築する」というアイデアを提示した隈氏に依頼することになったという。
「福井の食の付加価値を高めるためには、地域の飲食店との連携が不可欠。他の飲食店と比較して選んでもらうということではなく、地元のランドマークとなって、福井に足を運んでいただける方を増やすことが重要だと考えた」と強調する。
Kさんがこう考えたのは、自社の業態について「飲食業」ではなく「コミュニケーション成就業」ととらえているからだ。Kの由来は李白の詩から来ており、人が集まって酌をすると会話が進み、周りの山々で花が開いたように華やかな雰囲気になるという意味だ。料理が美味しいのは当たり前で、接遇が良いことも当たり前。先代から事業を引き継いだ際、自社の経営理念をどうするか考え抜いた結果、「お客様のコミュニケーションを成就させるために、できることすべてに取り組んでいく」を掲げた。
「飲食業という枠組みにとらわれてしまうと、これからの時代に顧客から選ばれず、生き永らえないと考えた」とKさん。この理念が定まったことで、今後Kがどうあるべきか、道筋が明確になったという。2024年に北陸新幹線の福井延伸という好機が訪れ、今後も地域の飲食店と協働して福井の食の付加価値を高めていくという自らのライフワークに邁進する覚悟だ。
【 コメント 】
130年以上の暖簾を続ける料亭が、飲食業ではなく「コミュニケーション成就業」というコンセプトで改装すること自体、敬意を払いたいですね。それだけではなく、大企業ならともかく、有名な隈研吾氏に依頼するという発想の下で行える素晴らしさに頭を垂れざるを得ません。
一方、大物ぶって、「地方の料亭の設計など、俺の仕事ではない」というような態度をお首にも出さない隈研吾氏は、さすが世界の建築家に相応しい方ですね。
出典: e-中小企業ネットマガジン
■【今日のおすすめ】
面接試験をする立場で、「人を見る目」の必要性を痛感することが多いです。
見えないものの価値を判別できる能力がほしいと思うことはありませんか?
■【今日は何の日】
当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
この欄では、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930
- ■【きょうの人】 0419 上杉 謙信 没 戦国武将、関東管領
- ■【今日は何の日】 4月19日 ■ ボストンマラソンで日本人優勝 ■ 地図の日(最初の一歩の日) 【今日の写真】 春の京都 仁和寺 一年365日、毎日が何かの日
■【知り得情報】
政府や自治体も、経営環境に応じて中小企業対策をしています。その情報が中小企業に伝わっていないことが多いです。その弊害除去に、重複することもありますが、お届けしています。
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◇《公募情報》「2025年度 省エネ大賞」応募社募集中
(一財)省エネルギーセンターでは、優れた省エネ・脱炭素の取り組みや先進的で高効率な製品・ビジネスモデル等を表彰する「省エネ大賞」の募集をしています。省エネ事例部門の小集団活動分野はビデオ応募も可能となりました。
[応募期間]4/1(火)~6/18(水)
[応募対象]
●事業者、工場、事業場等において実践した他の模範となる省エネ活動等
●省エネ性、市場性等において優れた製品・システムやビジネスモデル等
[応募方法]応募要領に従い必要書類を期日までに提出
詳しくは以下のサイトをご覧下さい
https://www.eccj.or.jp/bigaward/start25/index.html
出典:e-中小企業庁ネットマガジン
■【経営コンサルタントの独り言】
その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。
◆ 歯は健康の源であることを実感しています 418
4月18日は「よい歯の日」です。
歳を重ねるにつれ、歯にガタが来て、一年半ほど前から歯科医に通っています。
日本の歯科の技術は、かつては何十年も遅れていると言われるほど、ひどかったのです。
かつて私も、せっかくの良い歯を逆に悪くされてしまったことがあり、歯科医不信でした。
今通っている先生は、幸いなことに腕も、人柄もよい人です。
入れて戴いた入れ歯がぴったりと合い、3か月毎に歯石を取ったりしていただいていますが、日々、おいしい食事をすることができています。
「先生」と言われる職業はいろいろあります。
技術だけではなく、人柄も重要であることは、私のような経営コンサルタントという職業でも言えることです。
最近、各地で講演を依頼されるときには【心 de 経営】ということをテーマの根底においてお話しすることにしています。
経営の技術や知識も重要ですが、心の大切さをさらに知っていただきたいのです。
◆ コミュニケーションは密なほどよい ザイオンス効果
心理学の世界に「ザイオンス効果」という現象があります。
同じ人やモノに接する回数が増えれば増えるほど、その人やモノに対して好印象を持つようになる心理現象のことです。
つまり、同じ人と1時間話すのであれば、1回で1時間話すよりも、10分ずつ6回会話したほうが親しくなるということです。
メールを複数回交わすことで、この現象を活かすのです。
【Wikipedia】
単純接触効果(たんじゅんせっしょくこうか、英: mere exposure effect)は、(閾下であっても)繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果。1968年、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが論文 Zajonc (1968) にまとめ、知られるようになった。
ザイアンスの単純接触効果、ザイアンスの法則、ザイアンス効果などとも呼ばれる。対人関係については熟知性の原則と呼ばれる。
■【連載小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業
私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。
竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
【最新号】
■【連載小説】竹根好助の経営コンサルタント起業9章 1 北野原の来訪
【これまでお話】 バックナンバー
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/c39d85bcbaef8d346f607cef1ecfe950
■【老いぼれコンサルタントのブログ】
ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。
明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17
- ■■【心de経営】 渋沢栄一の論語とそろばんに学ぶ経営16 国を為むるには礼を以てす 先進第11-25 278 29
- ■【連載小説】竹根好助の経営コンサルタント起業9章 1 北野原の来訪
- ■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 4月17日 ◇「きょうのおすすめ」 ◇「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズ 社員研修で人財を効果的に育てる コンセプト創り
- ■【きょうの人】 0418 葛飾 北斎 没 江戸時代後期の浮世絵師
- 【今日は何の日】 4月18日 ■ よい歯の日 ■ 発明の日
- ■■【心de経営】 実践編 25 渋沢栄一の論語講義 為政第2ー10 26
- ■【日本庭園を知って楽しむ】5-09 自然風景式庭園 敷石 しきいし
- ■【心 de 経営】『書話力』を高める3-7053 ロジカル・ライティング的な執筆基本
- ■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 4月16日 ◇少年よ大志を抱け ◇宮城県仙台市大﨑神社でカシャリ
- ■【きょうの人】 0417 ■ 徳川 家康 いろいろな主君に仕え、生き方を体得? ■ 頓阿 新拾遺和歌集の撰進
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- ◆【お節介焼き情報】 小春日和は冬の季語?? プレバトの小気味よいコメント
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