8月にはいりました。夏本番です
子どもたちはすでに夏休みにはいり、私のスクールでも毎日「サマー・デイ・スクール」が開かれ、たくさんの子どもたちの賑やかな声が聞こえてきます。
さて、夏休みは基本的には学校がなく、ということは時間に縛られない生活が送られるわけですから、こういうまとまった時間がある時こそ、子どもたちには日頃できなかったことにチャレンジさせてみたいですね。
私の子どもの頃は夏休みには「夏の課題図書ー読書感想文」と「夏の工作」が課題にありました。実は子どもの頃の私はこれといって得意なものものなく、勉強ができたわけでもなく、担任の先生曰く「明朗快活なのが取り柄」というくらいの子どもでした。
小学校にはいった最初の夏休みは感想文をどうやったら書いていいのかわからず、うちで泣いていた覚えがあります。見かねた母が、私からいろんな気持ちを引き出して文にまとめてくれました。「ああ、そうやって書くのか」とおぼろげながら思いました。
図工は大好きだったので、アイデアはいくらでもでてくるのですが、根が不器用なのか、なかなか作品ができません。
小学校3年生の課題が「水に浮くもの」だったのですが、私のアイデアをもとに、父が竹を切ってきてくれて、二人で一生懸命船を作った記憶があります。汗水たらして父が固い竹を切り、桐で穴をあけ、それは立派な船ができました。一目で私だけで作った船でないことは明らかでしたが、とてもとても嬉しかった記憶があります。この船は長い間私の宝物でした。
さて、私の息子たちの代になりますと、この夏の課題が「必須」ではなく「任意」となりました。
「任意」というのは、息子曰く「やってもやらなくてもいい」もので、「だから面倒くさいからやらない 」という結果になりました。
これを聞いた私は「こりゃ、マズい」と思ったわけです。
なんとか自発的に「やってみよう」という気にならないだろうか
こんなに時間がある時にまずは「読書」の習慣をつけたいと思いました。朝の涼しい時に1時間を読書タイムと決め、本屋さんで好きな本を選ばせて読ませました。小学生の頃は、伝記や推理もの、また冒険ファンタジーを好んで読みました。「エルマーの冒険」シリーズから、「ダレンシャン」「バーミティアス」は次から次へと読み、その後は「ハリーポッター」へと続きました。どれもかなりボリュームがありますが、興味にひかれて何度も読み返していました。
夏休みが終わっても、夕食後の30分は我が家の読書タイム。親子で本を読むようにしました。
次にチャレンジしたのは、課題の「図画工作」です。
次男が小学3年生の時、学校からもらったプリントにあった「課題」が「貯金箱」でした。
夫が「これおもしろそうだなあ 一緒に作ってみよか」と言ったら、「父さんと一緒なら作ってみる」と言ったのです。「おっしめた」と思いました。
それから親子で「どんなふうに作る?」と2-3日かけて相談。ゴリラのサッカー選手が足にコインを載せて飛ばすとゴールの箱に落ちる、というアイデアを次男が出してきました。
その後実験に実験をかさね、試作も重ね、完成した時は、親子で感動したものです 。
出来上がっただけでも大満足でしたが、後日、小さいながらも賞をいただいて、二重の喜びでした。それから次男は毎年、自らこの図画工作に取り組みました。
読書感想文も図画工作も、時間があるからじっくり取り組めます。考える時間が山ほどあるからです。
日常生活ではこうはいきません。
この機会に是非、親子で楽しく取り組んでみませんか? とってもいい思い出ができますよ。
夏休みは子どもたちの「考える力」を伸ばす大きなチャンスです。
子どもたちはすでに夏休みにはいり、私のスクールでも毎日「サマー・デイ・スクール」が開かれ、たくさんの子どもたちの賑やかな声が聞こえてきます。
さて、夏休みは基本的には学校がなく、ということは時間に縛られない生活が送られるわけですから、こういうまとまった時間がある時こそ、子どもたちには日頃できなかったことにチャレンジさせてみたいですね。
私の子どもの頃は夏休みには「夏の課題図書ー読書感想文」と「夏の工作」が課題にありました。実は子どもの頃の私はこれといって得意なものものなく、勉強ができたわけでもなく、担任の先生曰く「明朗快活なのが取り柄」というくらいの子どもでした。
小学校にはいった最初の夏休みは感想文をどうやったら書いていいのかわからず、うちで泣いていた覚えがあります。見かねた母が、私からいろんな気持ちを引き出して文にまとめてくれました。「ああ、そうやって書くのか」とおぼろげながら思いました。
図工は大好きだったので、アイデアはいくらでもでてくるのですが、根が不器用なのか、なかなか作品ができません。
小学校3年生の課題が「水に浮くもの」だったのですが、私のアイデアをもとに、父が竹を切ってきてくれて、二人で一生懸命船を作った記憶があります。汗水たらして父が固い竹を切り、桐で穴をあけ、それは立派な船ができました。一目で私だけで作った船でないことは明らかでしたが、とてもとても嬉しかった記憶があります。この船は長い間私の宝物でした。
さて、私の息子たちの代になりますと、この夏の課題が「必須」ではなく「任意」となりました。
「任意」というのは、息子曰く「やってもやらなくてもいい」もので、「だから面倒くさいからやらない 」という結果になりました。
これを聞いた私は「こりゃ、マズい」と思ったわけです。
なんとか自発的に「やってみよう」という気にならないだろうか
こんなに時間がある時にまずは「読書」の習慣をつけたいと思いました。朝の涼しい時に1時間を読書タイムと決め、本屋さんで好きな本を選ばせて読ませました。小学生の頃は、伝記や推理もの、また冒険ファンタジーを好んで読みました。「エルマーの冒険」シリーズから、「ダレンシャン」「バーミティアス」は次から次へと読み、その後は「ハリーポッター」へと続きました。どれもかなりボリュームがありますが、興味にひかれて何度も読み返していました。
夏休みが終わっても、夕食後の30分は我が家の読書タイム。親子で本を読むようにしました。
次にチャレンジしたのは、課題の「図画工作」です。
次男が小学3年生の時、学校からもらったプリントにあった「課題」が「貯金箱」でした。
夫が「これおもしろそうだなあ 一緒に作ってみよか」と言ったら、「父さんと一緒なら作ってみる」と言ったのです。「おっしめた」と思いました。
それから親子で「どんなふうに作る?」と2-3日かけて相談。ゴリラのサッカー選手が足にコインを載せて飛ばすとゴールの箱に落ちる、というアイデアを次男が出してきました。
その後実験に実験をかさね、試作も重ね、完成した時は、親子で感動したものです 。
出来上がっただけでも大満足でしたが、後日、小さいながらも賞をいただいて、二重の喜びでした。それから次男は毎年、自らこの図画工作に取り組みました。
読書感想文も図画工作も、時間があるからじっくり取り組めます。考える時間が山ほどあるからです。
日常生活ではこうはいきません。
この機会に是非、親子で楽しく取り組んでみませんか? とってもいい思い出ができますよ。
夏休みは子どもたちの「考える力」を伸ばす大きなチャンスです。