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日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

専門馬鹿

2012年07月08日 | Weblog

専門馬鹿

僕は常々常識という安定感のある大多数の感じ方考え方を尊重してきた。社会の最大公約数として常識は存在するのだから、常識に従って、、、というのは一番安定した考え方で有り判断だ。
僕は識者と言われる人の中に、常識欠如の言動を見ては、反感さえ感じていた。識者と言われる、ある種のエリート感覚が鼻について我慢成らない。

学者医者政治家評論家弁護士など社会では上の立場に立てる人々の中には専門馬鹿が大勢いる。専門領域についてはそれなりの人物であることは判るが、専門外のことは庶民と何ら変わらないはずだ。にもかかわらず奇妙な理屈を持ち出して、自己主張をする。非常識な言動をする。

最近面白いことがあった。
民主党離党届をあづけておけば、それは同時に提出する事が暗黙の内に了解されていると理解するのが常識だ。ところが預けた本人が預けはしたが、提出行為は委任していないと言った。提出するなら前もって提出するという委任を求めるべきだというのだ。ここが完全に常識とずれているところだ。離党届を受け取り提出しようとした人は多分唖然としたことだろう。
法律知識を使って、預け行為と委任行為を分離して常識破りの自己主張する。
本人はまじめかも知れないが傍で見ていると、この男如何に非常識かがわかる。法律は常識のラチ外に在るのでは無い。常識を十分に踏まえて法律を駆使するというのが、常識である。常識をわきまえないで、法律的なものの考え方を主張する事は、はた迷惑以外の何物でも無い。それに気がつかない専門家は専門馬鹿と言われても仕方が無い。