日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

インターネットラジオで語る

2012年07月23日 | Weblog
インターネットラジオで語る

作曲家 渡久地正信先生の思い出

昭和20年後半から,30年代に国民的ヒットを飛ばした日本の叙情作曲家
渡久地正信先生の思い出を OMBC松原インターネットラジオ で放送します。パソコンで OMBC松原インターネットラジオ  と検索をして
画面左上の枠の中をクリックすると簡単に聞けます
今月28日夜7時から8時までの1時間です。アナログ横町という番組です

年配の方々はよくご存じだと思うが、
上海帰りのリル  お富さん 待ちましょう  東京アンナ 踊り子
池袋の夜 長崎ブルース  島のブルース など沢山の名曲があります。
28日は日本作曲家協会の旅行、熱海の旅館で語り合った想い出を中心に話そうと思ってます。当時は会長が吉田正先生、横に服部良一先生など有名な先生方の飲めや歌えやの楽しい時代でした。

渡久地先生は日大の芸術学部卒の本物のミュジックコンポーザーです。ご自身の手で編曲される方で、いまはやりのソングライターではありません。
僕は先生の著書「島どうわん宝」を読んで先生の反戦平和の主張に大きな感銘を受けました。また先生はその気持ちを沖縄摩文仁丘の平和祈念堂で流れる沖縄平和祈念讃歌の作詞をされています。その作詞の気高さ、格調の高さはいくら称賛してもしすぎることは無いと常々思ってきました。作曲家の純粋な魂の著は、ピース大阪に寄贈しておきました。

沖縄平和祈念像讃歌
 諸人の願い 天地もなびく
 今 みなが郷に 諍いを捨てん
見よ、白雲の果て 聖なる空に
沖縄の風 さやかに歌う
        渡久地 政信 作詞
    
摩文仁の丘に開堂された沖縄平和祈念堂に流れる「沖縄平和祈念像讃歌」である。    
「お富さん」「踊子」「上海帰りのリル」など、昭和20年後半から30年代にかけて、一世を風靡した名曲の数々を作られた、高名な作曲家渡久地政信氏によって作詞されたものである。

私は初めてこの詞に触れたとき、心が震える思いがして、胸が熱くなった。
 なんとすばらしい詞なのだろう。どこまでも透き通る深さがあって汚れなき魂の人の、心の内からなる叫びとでもいうたらよいのだろうか。
この詞を詠む心境はとても世俗に、慣れ染まった通常の人間のそれではない。
 宗教哲学の雰囲気が漂っている。欲も得もない唯ひたすら、心の中にある一つの想念を、思い続けたときに、瞬間的によぎるひらめき。
その珠玉の言葉が光を放って詞になり、言葉は芳香をはなって詞を構成している。
この地上にある人類は、争いをしつつも、一方では、心から平和を望んでいる。人々の純なる願い、平和を求める気持ちの集合体。その声には、天地もなびくであろうし、鬼神も耳を傾けざるをえないだろう。
8分しか持ち時間は無いが、こういうことも話そうと思います。良かったら聞いて下さい。