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日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

滋賀県嘉田知事様

2012年07月03日 | Weblog
滋賀県嘉田知事様


大震災以降あなた様が言われている卒原発という考え方が最も現実的で将来の電力事情を見渡したとき、現実には段階的に稼働を止めて廃止することが最上の方法だと思います。

私が大きく感動したのは、万一原子力発電所が人工的であれ自然災害であれ
被害を受けたとき、関西地方では水源である琵琶湖を何としても守り抜かないと力説されたことです。この発言には特に関西人は感謝しなくては成らない言葉であり、考え方であります。

福島から200km離れた江戸川水系でも放射能汚染が噂されたとき、東京に住む娘達のために関西からボトル詰めの水を何回も送りました。一時的ではあるが、都内のお店ではボトルが姿を消したそうです。
福井原発から30km圏内にも一部はいる琵琶湖が汚染されたら、想像を絶する恐ろしいことが起こります。
水を失えば生活が出来ないから間違いなく関西は全滅するでしょう。人間が住めなくなるのだから、全滅と言わざるを得ないでしょう。それは日本有史以来の大災難で、いかなる方法を講じても防がねばなりません。

人間の力でコントロールが出来ないほど恐ろしいものはありません。原子力は一端暴れ出したら手の付けようがありません。制御がきかないのだから。
理想的には本日からでも全原発が廃止されたらよいが、現実的には原子力発電による電力供給が産業構造の中に組み込まれているから、一挙にというわけには参りません。しかし原発廃止のロードマップは作っておかなければ成りません
橋下市長も言われるように現状維持の考え方しか出来ないのなら関電は衰退産業になってしまう。最悪の事故に遭遇してなお現状の延長線上でしか経営を考えられないと言うのは、無能力者と言わざるを得ません。おそらく関電もないないには検討していることだろうと推測はしますが。

今になって考えて見るとよくぞ琵琶湖汚染について発言下さいました。これは本来なら総理大臣が憂うべき事柄です。それは言うまでも無く国家の存亡に関わるからです。琵琶湖汚染は単に滋賀県だけの問題ではありません。日本国の存亡に関わる重大事項です。
利己的に聞こえるかも知れませんが、他の原発は動かしても琵琶湖汚染を引き起こす原発は即座に止めないと国家を滅ぼします。琵琶湖汚染は影響が大きすぎる。まずは福井原発を完全停止して、その後に全国に及ぶようにしないと
危なくてとても安心は出来ません。国家的見地から考えてもそれが得策だと思います。
原発特に隣接する福井県の大飯原発については再稼働するなら電力不足に成るときだけに限定すべきです。というのは自然はどのような想定外の大災害をもたらす猛威をふるう時期がまるで判らないからです。期間限定で免れるかも知れないし免れないかも知れない。でもフル回転の状況から比べると安心は出来ます。自然エネルギーの開発を急ぐべきだし、家庭や産業が持ちこたえられるくらいのコストアップは安全料と考えたら良いと思います。おそらくこの安全料は国民は認めると思います 。
いづれにせよ、安全あって初めて国民の安寧が得られる訳だから、
絶対的安全を目指すべきです。それには一日に早く原発を廃止することです。卒原発から脱原発に移ることです。