バックシャン
メッチエンとかシャンとか言う言葉は滅多に耳にしないし、お目にも掛からない。もう死語になったのだろうか 。
目の前に彼女は立った。吊り皮を持って向こうを向いている。顔の美醜は判らない。
後ろから見る限り何とも言えない美女である。髪は栗毛色にうっすらと染め、ポニーテール。耳には大きな金の輪のイヤリング、踵の高い黒色のハイヒール、
白のブラウスに黒のスカート。背中をすらっと伸ばし身体の均整が取れていて、がりがりのスリムでは無く中肉と言うところか。皮膚の色は白い方である。これだけの材料が目の前にあれば、想像が膨らまない方がおかしい。
僕は彼女はどんな美人だろうと想像した。というよりは妄想した。
僕は今「夜のスカイラウンジ」を作詞中。
電車を降りる時は出口が同じだったから、振り返りざまに彼女をちらっと見た。ところがその顔はパーツの配列が悪いのか美人ではない。どこがどうと言われると困るのだが、とにかく想像した美女では無い。がっかりした。だからもう後をついて歩こうと言う気は起こらなかった。
こればかりは本人の責任ではない。しいていうなら神様の作られた作品が美人で無かっただけという話である。
今は死語になっている言葉が急に思い出された。
学生時代には、バックシャンとか とてシャンとか騒いでいたが、
あの頃のことが夢のように浮かんで来ては消えた。
メッチエンとかシャンとか言う言葉は滅多に耳にしないし、お目にも掛からない。もう死語になったのだろうか 。
目の前に彼女は立った。吊り皮を持って向こうを向いている。顔の美醜は判らない。
後ろから見る限り何とも言えない美女である。髪は栗毛色にうっすらと染め、ポニーテール。耳には大きな金の輪のイヤリング、踵の高い黒色のハイヒール、
白のブラウスに黒のスカート。背中をすらっと伸ばし身体の均整が取れていて、がりがりのスリムでは無く中肉と言うところか。皮膚の色は白い方である。これだけの材料が目の前にあれば、想像が膨らまない方がおかしい。
僕は彼女はどんな美人だろうと想像した。というよりは妄想した。
僕は今「夜のスカイラウンジ」を作詞中。
電車を降りる時は出口が同じだったから、振り返りざまに彼女をちらっと見た。ところがその顔はパーツの配列が悪いのか美人ではない。どこがどうと言われると困るのだが、とにかく想像した美女では無い。がっかりした。だからもう後をついて歩こうと言う気は起こらなかった。
こればかりは本人の責任ではない。しいていうなら神様の作られた作品が美人で無かっただけという話である。
今は死語になっている言葉が急に思い出された。
学生時代には、バックシャンとか とてシャンとか騒いでいたが、
あの頃のことが夢のように浮かんで来ては消えた。