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またまた小保方氏(これで最終)

2014年04月04日 08時42分50秒 | その他
 理研の認定では小保方氏一人の悪意による捏造ということになりました。

 明快と言えば明快、でも、理研は引っ込みがつかなくなる恐れが大きく感心できません。これほどの表現で認定してしまったら勤務を続けさせることは問題で、就業規則に照らして懲戒処分をせざるを得ません。懲戒にもいろいろありますが、この認定通りなら理研の信用を著しく失墜したと言えますから、懲戒解雇に持って行く事が考えられます。

 しかし、懲戒解雇は刑事犯罪があったときのような限られたケースで見られるだけで、一般の会社では余程の事がなければ行ないません。就業規則の懲戒規定に該当しないといけませんし、労働基準監督署に届けて認定を取らなければなりません。

 懲戒解雇された人は再就職する際に前歴照会により懲戒解雇の事実が知られてしまい、まともな就職は不可能になります。当然、訴訟の原因にもなります。なので懲戒解雇に該当すると思っても、普通は極力依願退職で事を納めると思います。

 懲戒解雇が納得できなければ、当然訴訟になります。理研側は訴訟になることは想定している筈で、弁護士に相談済みと思います。こんな場合、弁護士は十分戦えると言いますが、勝算があると言う意味では無く、そこそこの議論ができると言う程度の意味なので、相談する側もお気を付けにならないといけません。

 肝心のSTAP細胞自体が本当に存在するのかどうかが未だ分かりません。存在しないことが明らかになれば、論文の根拠がなく、捏造の可能性が大きくなりますが、仮にSTAP細胞が存在すれば、論文投稿の際に悪意をもって捏造しなければならない必然性がなく、理研の認定は根拠を欠く事になりかねません。

 事実の調査に時間がかかるのを承知で、根拠を欠く恐れのあるまま悪意による捏造と言い出したのは、結論を急いだからと思いますが、泥沼に踏み込む可能性が大きく、仮に訴訟になった場合、最終決着までの長い年月、理研のイメージダウンの状態が持続し、勝てばともかく、負ければ傷が大きくなる可能性もあります。「理研事件」などと言うタイトルで労働判例に残る可能性も。以前にも無かったっけ。

 馬鹿らしい話なので私の言いたい放題もこれにて一段落。実は学閥がらみではと思っていました。必ずしもこの分野の主流派でないような気がしましたので。


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1 コメント

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Unknown (通りすがり)
2014-04-10 21:19:44
ここが一番スッキリしていてわかりやすいです。わかりやすい、ということがいいかは別ですが、stapは存在しない、に一票です。

http://blogos.com/article/84142/
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