ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

麻生大臣

2018年05月12日 07時28分59秒 | その他
 内閣で異彩を放つ財務大臣。帽子はボルサリノ、あのカポネの帽子とメーカーは同じでギャングに見えるのはそのせい。吸うのは葉巻。相手を見下す偉そうな話しぶり。漢字の読み違いもユーモラスと言うか何と言うか。

 放言がよく話題になります。マスコミが発言を増幅して報道し、世の中の批判を煽っているきらいも有ります。

 最近の話題作は「セクハラ罪という罪は無い」。マスコミが一斉に取り上げました。

 文字通りに理解するなら、法律上、セクハラ罪は無いと言う意味で、意外かも知れませんが、確かにセクハラそのものを罪とする法律はありません。罪刑法定主義とやらで、法律に決まっていない事はモラルに反しても罪にはなりません。

 セクハラは罪にならないのでセクハラは悪くないと言うニュアンスで受け取るなら、かなりの曲解になりますが、マスコミの方々はそのように理解したらしい。

 理屈の上では麻生大臣の言う事は正しい。

 念のため、セクハラが高じて刑法上の犯罪になる場合も一部には有ります。例えば「触っていい?」ではなく、本当に触れば立派な強制わいせつ罪、しかも親告罪ではありませんから示談が成立してもダメ。

 男女雇用機会均等法が生まれた頃に、多分経団連がセクハラの防止に努めるよう加盟各社に通達し、各社はそれを受けて社内規定によりセクハラ防止策を講じましたので、セクハラへの関心が一斉に高まりました。それまでは野放しだったので。

 麻生大臣の発言はタイミング的に「セクハラ罪と言う罪は無いのだから、セクハラを行なっても構わない」、あるいは「騒ぐ方がおかしい」と言う風に受け取られた可能性が高いと思います。

 立場上の発言が社会に与える影響を一切考慮しない、配慮が欠けた人物だけに、拡大解釈のネタ探しに必死な相手には格好の攻撃材料を与えます。その点で大臣の適格性に疑問が有りますが、不幸な事に本人は悪いと思っていません。

 ところで以前も書きましたが、テレビ東京の「もやもやさまぁ~ず」では相変わらずレギュラーメンバーの際どい発言や行動を許容しています。一般の人なら誰でも立派なセクハラと思うのに、テレビ局では問題視せず放送を続けています。他にも色々例は挙がると思います。

 女性アナウンサーが嫌がる素振りを見せていないのでセーフだとテレビ局が判断しているようで、視聴者がどう思うかは関係無いらしい。このテレビ局だって報道ではセクハラを非難している筈。

 麻生大臣がその事を取り上げて、「テレビの方がもっとひどい」とやったら低次元の泥仕合になってとても面白いと思いますが、誰か誘導してやらせて見たらいかがかな。


《コメントを下さる方々へのお願い》
 コメントを下さる方は、恐れ入りますがご自身のブログのURLをご記入下さい。
 お考えとあまりに違うご返事を差し上げるのは失礼になると思いますので、ブログを拝見してどのようなお考えの方かを私なりに理解した上でご返事を書きます。悪しからず。


にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへにほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログ フルートへにほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログへにほんブログ村
ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 研究の自由>国民の安全 | トップ | 緩徐楽章用カデンツァ作り »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

その他」カテゴリの最新記事