性質の悪い冗談と思うのが普通の反応と思いますが。
小泉総理の時代、当時の皇太子殿下の次世代の男のお子様は皇族内に居なかったため、諮問を受けた有識者会議は女性・女系天皇を認める方向を打ち出し、皇室典範の改正が検討されたとされています。しかし悠仁親王がお生まれになり、この議論は立ち消えになりました。
皇室では男系男子のみが天皇になれるのが大原則で、昔は世間一般も同様な原則で動いていました。ただ、原則を守るためには側室を置く事が事実上欠かせず、大正天皇までの天皇で側室の子でなかった方は数えるほど少ないのが実態と聞きます。
最近の新聞等の世論調査では女性天皇、女系天皇を容認する意見が7割以上を占めると聞きますから、タイミングはともかく、法律を改正して将来に備える事が好ましいのではと一般国民としては思います。
しかし、伝統的な天皇制を堅持しようとする一部保守層から見れば、女性天皇はともかく、女系天皇を認める事はとんでもない事であって絶対反対の立場を貫いており、議論や妥協の余地は全く有りません。多数決の原理はここでは通用しません。
マスコミで有名になった竹田恒泰氏(明治天皇の皇女の曾孫)がネット上に投稿した文章には「平成の山口乙矢」と題する以下のくだりがあります。出典は下記URL。
http://www.hokkaidojingu.or.jp/sizume/column/takeda1.html
「思い起こせば、男系維持派は命を賭けて発言していたと思う。当時「平成の山口乙矢」の出現を求める声は至る所にあり、現に火薬を満載した十トントラックで総理官邸に突入する準備を進めていた活動家もいたという。近年「暗殺すべき政治家もいなくなった」という声が聞かれるなか、そのような覚悟を決めた活動家にとって、万世一系の皇統を断絶させる小泉総理は、将に「暗殺に足る政治家」だったことになろう。」(原文のまま、以下略)
念のため、山口乙矢とは、日本社会党の浅沼稲次郎委員長を立会演説会の演壇に駆け上がって刺殺した犯人の事。
竹田恒泰氏の書かれたこの何とも物騒な文章は、小泉総理の暗殺を求める事は当然で正当性が有ると読めない事もありません。少数派の保守層がテロもやむなしと考えた可能性も無きにしもあらずで、女性天皇、女系天皇を容認する場合には総理は身の危険を覚悟しなければならないと脅しているのに等しい文章が公開されています。
ところで、女性天皇、女系天皇を議論する際に、当事者の筆頭である天皇陛下は政治的な内容に関わるため公式には発言が出来ません。しかしこの度のご退位に関連する「お言葉」のように、天皇陛下のご意向が伝われば保守層も異を唱えにくくなります。終戦直前の御前会議における御聖断ではありませんが、「令和の御聖断」を何らかの形で仰ぐのがよいのではないかと思います。
《コメントを下さる方々へのお願い》
コメントを下さる方は、恐れ入りますがご自身のブログのURLをご記入下さい。
お考えとあまりに違うご返事を差し上げるのは失礼になると思いますので、ブログを拝見してどのようなお考えの方かを私なりに理解した上でご返事を書きます。悪しからず。
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小泉総理の時代、当時の皇太子殿下の次世代の男のお子様は皇族内に居なかったため、諮問を受けた有識者会議は女性・女系天皇を認める方向を打ち出し、皇室典範の改正が検討されたとされています。しかし悠仁親王がお生まれになり、この議論は立ち消えになりました。
皇室では男系男子のみが天皇になれるのが大原則で、昔は世間一般も同様な原則で動いていました。ただ、原則を守るためには側室を置く事が事実上欠かせず、大正天皇までの天皇で側室の子でなかった方は数えるほど少ないのが実態と聞きます。
最近の新聞等の世論調査では女性天皇、女系天皇を容認する意見が7割以上を占めると聞きますから、タイミングはともかく、法律を改正して将来に備える事が好ましいのではと一般国民としては思います。
しかし、伝統的な天皇制を堅持しようとする一部保守層から見れば、女性天皇はともかく、女系天皇を認める事はとんでもない事であって絶対反対の立場を貫いており、議論や妥協の余地は全く有りません。多数決の原理はここでは通用しません。
マスコミで有名になった竹田恒泰氏(明治天皇の皇女の曾孫)がネット上に投稿した文章には「平成の山口乙矢」と題する以下のくだりがあります。出典は下記URL。
http://www.hokkaidojingu.or.jp/sizume/column/takeda1.html
「思い起こせば、男系維持派は命を賭けて発言していたと思う。当時「平成の山口乙矢」の出現を求める声は至る所にあり、現に火薬を満載した十トントラックで総理官邸に突入する準備を進めていた活動家もいたという。近年「暗殺すべき政治家もいなくなった」という声が聞かれるなか、そのような覚悟を決めた活動家にとって、万世一系の皇統を断絶させる小泉総理は、将に「暗殺に足る政治家」だったことになろう。」(原文のまま、以下略)
念のため、山口乙矢とは、日本社会党の浅沼稲次郎委員長を立会演説会の演壇に駆け上がって刺殺した犯人の事。
竹田恒泰氏の書かれたこの何とも物騒な文章は、小泉総理の暗殺を求める事は当然で正当性が有ると読めない事もありません。少数派の保守層がテロもやむなしと考えた可能性も無きにしもあらずで、女性天皇、女系天皇を容認する場合には総理は身の危険を覚悟しなければならないと脅しているのに等しい文章が公開されています。
ところで、女性天皇、女系天皇を議論する際に、当事者の筆頭である天皇陛下は政治的な内容に関わるため公式には発言が出来ません。しかしこの度のご退位に関連する「お言葉」のように、天皇陛下のご意向が伝われば保守層も異を唱えにくくなります。終戦直前の御前会議における御聖断ではありませんが、「令和の御聖断」を何らかの形で仰ぐのがよいのではないかと思います。
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