ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

ヴァイオリンケース

2013年07月14日 11時02分54秒 | ヴァイオリン
 たまたま小雨の中をレッスンに出かけた際、途中の強風でビニール傘が壊れ、ヴァイオリンケースが雨ざらしになったことがあります。ケースにストラップを付けて背負っていました。レインカバーも考えられますが、ケース自体がある程度雨に耐える樹脂製ケースの方が好ましいのかなとも思います。もともと楽器の保管と近場への運搬のために比較的安価なケースを購入していましたので、防水性については考慮したことがありません。

 樹脂製ケースにはいろいろありますね。素材的にはABS樹脂製やポリカーボネート樹脂製、樹脂の多層構造のもの、FRP(繊維強化プラスチック)製など、ブランドであればBAM、カルロ・ジョルダーノ、イーストマン、東洋楽器などが見つかりました。

 BAMは弓の収納方向が普通とは逆、カルロ・ジョルダーノはカーボン織布の模様を印刷してある、イーストマンは初期の臭気がある、東洋楽器は寸法的に窮屈などの情報もあります。それ以上の事は分かりませんので、実物を尋ねて大手楽器店に出向きました。

 お店でいろいろのケースを出して貰い説明を受けると、雨じまい(建築で言う雨水の浸入を防止すること)に関しては樹脂製ケースでは蓋の縁が凸状、本体の縁が凹状になっていて、両者がかみ合う構造になっています。また、防水加工された布地で覆われ、ファスナーが防水仕様になっているハードケースもあり、小雨程度ならこれでも十分と思います。

 BAMの弓の方向については収納時や取り出す際にとまどうような気もしますが、弓のフロッグやスクリューが楽器のスクロール側になるため、接触を防ぐ観点ではよいかも知れません。東洋楽器のケースは機内持ち込みを優先したためか、弓によっては収納時に多少斜めに置く必要があるかも知れないとの説明が有りました。

 比較的小型で容積があまり小さいと楽器までの距離が近すぎて、保護機能としては不安が残ります。その点で言えば従来からの木と布で出来たケースが勝るように思いますし、断熱性も有利かと思います。KUNなどのブリッジ型の肩当を収納できるかどうかも容積の影響が有ります。

 樹脂製ケースの断熱性は発泡体を用いたものが最もよさそうに思いますが、長時間、暑さや寒さの中を持ち歩く機会があるかどうかにもよります。

 結局、もうしばらく考えることに。

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コメント
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