ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

「運命」/「未完成」

2010年10月08日 06時29分00秒 | 音楽
 同じような話ばかりで恐縮です。内容の補充です。

 LPレコード全盛期には、この組合せを買う人が多かったのですが、異なる作曲家の作品を組み合わせるケースとしては、メンデルスゾーンとチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の組み合わせなどもありました。

 ところで、本題の「運命」/「未完成」については、レコード会社の契約の関係で、同じ指揮者の演奏を組み合わせるのが普通ですが、なかなか両方の演奏のレベルが揃わないことが多かったようです。ベートーヴェンの交響曲集の録音が企画されることはあっても、シューベルトの交響曲集の録音の企画は滅多にないし、「運命」/「未完成」の録音の企画も聞いたことがありません。ひょっとして、このような組合せは日本だけだったのでは?

 一時代前に三大巨匠と言う人達が居て、それぞれの指揮者の「運命」/「未完成」のレコードがありました。トスカニーニの運命は聞いたことがありますが、未完成は未だ聞いたことが有りません。フルトヴェングラーのレコードは見たことがありますが、「運命」の評価が高い割には、「未完成」の評判はあまり聞きませんでした。ワルターは「未完成」の方はベストに推す人も多かったのですが、「運命」の方はキレイすぎると思います。

 「未完成」などのシューベルトの交響曲はベートーヴェンの交響曲とは趣が異なるため、ベートーヴェンには共感性がある指揮者でも、メロディックで抒情的でもあるシューベルトは肌合いが合わないのかも知れません。

 商業的に売れる組合せのようですが、これで交響曲の印象が悪いと、他の交響曲を聞かなくなる恐れがあるのではと言う気もしました。

にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへ
にほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログ フルートへ
にほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログへ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする