今日、家族三人での外食の後スーパーで買い物をしていた。
途中でいきなり母の懐かしい声が脳裏によみがえった。
「何か美味しいものが食べたいナ、何か美味しいもの」
子供の僕は「えー、なに~? おかあさん。とんかつ~?、 カレー?、ハンバーグ~?」と答え「それはボクがたべたいものでしょ?」と苦笑されるのである。
今日、突然前触れもなく母の言っていた真意がわかった。
母は別に何か特定のものが食べたかった訳ではないのだ。
家族団欒のこの食卓。父と母と幼い僕とのこの団欒がいつまでも続けばいいと思っていたに違いないのだ。
何故僕がそれに気づいたかというと、それは僕と家内と娘の生活も、いずれ娘が嫁に行くことでなくなってしまうということに僕も気づいていたから……。
振り返って母は今独りで施設にいる。時折面会に行く父と、一ヶ月に一度顔を出せればましな僕と。
母が願ったあの団欒から僕らはずっと離れたところに来てしまったんだなぁ……。そう思ったら泣けてきた。(/ _ ; )
家族団欒の味を上回る美食はあるのか? この質問に僕はまだ答えが出せない。
途中でいきなり母の懐かしい声が脳裏によみがえった。
「何か美味しいものが食べたいナ、何か美味しいもの」
子供の僕は「えー、なに~? おかあさん。とんかつ~?、 カレー?、ハンバーグ~?」と答え「それはボクがたべたいものでしょ?」と苦笑されるのである。
今日、突然前触れもなく母の言っていた真意がわかった。
母は別に何か特定のものが食べたかった訳ではないのだ。
家族団欒のこの食卓。父と母と幼い僕とのこの団欒がいつまでも続けばいいと思っていたに違いないのだ。
何故僕がそれに気づいたかというと、それは僕と家内と娘の生活も、いずれ娘が嫁に行くことでなくなってしまうということに僕も気づいていたから……。
振り返って母は今独りで施設にいる。時折面会に行く父と、一ヶ月に一度顔を出せればましな僕と。
母が願ったあの団欒から僕らはずっと離れたところに来てしまったんだなぁ……。そう思ったら泣けてきた。(/ _ ; )
家族団欒の味を上回る美食はあるのか? この質問に僕はまだ答えが出せない。