A Rider's Viewpoint

とあるライダーのものの見方

云うは易く行うは難し

2008-01-28 10:18:49 | つれづれ
 久々の更新である。今年数人の友人に「平均週2回でブログを更新しているので宜しく」といった内容の年賀状を出した。
 そのとたんに週1回程度の更新になっているというのも情けない。

 もっとも、この間、ネタが全くなかった訳でもなく、某DVD-BOXを購入したとか、誕生日であったとか、私生活でアクシデントが発生したとか、まあいろいろあった。

 しかしながら「単なる自慢」とか「状況的に公開は難しいのでは」とか、「部屋が寒くて書く気がしない」(^^; とか、いろいろである。

 結論。やってもやらなくても時間は刻一刻と過ぎてゆく。
 日記なんだし、悪あがきをしてもしょうがないし。また粛々と諸事を片付け、淡々と日記を書くことにしよう。

やる気のないダースベイダーのテーマ(^^; ← いまさら

2008-01-20 11:02:08 | つれづれ
 毎朝聞いているラジオ番組の中で、スターウォーズのダースベイダーのテーマ=インペリアルマーチの楽曲が使われているのを何度か耳にした。
 インペリアルマーチといえば、フル・オーケストラでの重厚な音楽、ダースベイダーの圧倒的な力と銀河皇帝の権力と統率力を象徴するような音楽である。
 しかし僕が聞いたラジオでの編曲版はリコーダーを使った何とも頼りない音楽であった。まあ、リコーダーというよりは小学校時代の「縦笛」のひょろひょろ、ぴーぴーした頼りなくも情けない音。乱暴に一言で言うと「まぬけな感じ」。ラジオドラマ内でも「成り行き任せの展開」のような場面で使われている。

 何度か聞いているうちに、この楽曲が妙に気に入った。頭の中から離れないのだ。
 web上で検索してみたら、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』に次のような記事があった。ちょっとその部分を引用してみる。

 <<以下引用>>
2005年に『ウクレレ・フォース』で栗コーダーカルテットがカバーした「帝国のマーチ(ダース・ベイダーのテーマ)」が、やる気のないダース・ベイダーのテーマと称され、原曲の威圧的なイメージとリコーダーの柔らかい音感の脱力感とのミスマッチが人気をよんだ。
 <<以上>>
 おお。これだ。たぶんこれに間違いない。そうか3年も前に話題なっていたのね。我ながら「はやりもの」にはうといな。
 今度は「やる気のないダース・ベイダーのテーマ」で検索してみたら、でるわでるわ。戯れに試聴してみたら確かに間違いないこの脱力感。(http://www.geneon-ent.co.jp/music/kuricorder/)

 思わずamazonで探して注文ボタンを「ポチッとな」しちゃった。
 さてと、明日届くかな、明後日届くかなっと。(^^;

友人のラーメン屋さんに行く

2008-01-14 09:44:12 | 所感
 年賀状で友人がラーメン屋を開いたことを知った。開店は昨年の8月だということだから僕もずいぶん友達甲斐のないヤツだったようだ。
 彼とは10年以上前、今はなきパソコン通信のツーリングサークルで知り合い、キャンプやオフ会などで懇意にさせてもらっていた。僕に娘が生まれて以来そのサークルの活動から遠のき、次第に疎遠になってはいったが、今でもその時の仲間数人とは年賀状のやりとりが続いている。

 さて、その店の名前を教えてもらってから、さっそく店のホームページと開店時間を確認した。日曜祝日が休みで開店時間がお昼のみ。これは土曜日に行くしかないな。ということで年末年始のお休みが明けた12日に出かけることにした。

 お店の開店時間11:30にあわせて最寄りの駅に着く。駅のホームに降りたのが11:37だったから店に着いたのは開店10分後の11:40頃だろうか(最寄り駅からはむちゃくちゃ近いのだ)。僕が店内にはいると、ちょうど満席になったばかりのようだった。
 店主の彼に黙礼をし、券売機でチケットを買う。ラーメンかつけ麺か迷ったが、今日は雨も降って寒い。特製ラーメンにすることにした。

 ほどなく開店直後の客と思われる親子連れが帰る。奥さんの「今日は雨の中ありがとうございました」という接客が暖かい。いいぞ。無愛想な店は味はともかく雰囲気が良くないからな。
 カウンターに座って彼と二言三言話す。今日の閉店後、ホームページのリニューアルのため僕も知っている彼の親友が写真を撮りに来てくれるらしい。宜しく伝えるように頼む。
 ラーメンが出来、店主が僕に器を手渡してくれる。その際ぼそっと「こわいな」と一言。何を仰いますやら。自営業、しかもその評判が売れ行きを左右する飲食業ななんてとても僕には恐くて出来ない。何代か続いた家業をたたみ、自宅兼店舗を改装してまで始めた新しい商売。その覚悟と志には尊敬の念を覚える。

 さて、いよいよ最初の一杯。意外とあっさりしている。とんこつと魚介系のダシを併せた味。「節」の風味が後味として残るから魚介の風味が強めか。麺もまた決して柔らかすぎることはなく、舌触りも歯ごたえも良い。チャーシューもシーチキンのようにスープの中でホロッと崩れる。うまい。
 器を手にして数分、開店直後のためか具にちょっと冷たさを感じるものがあったのだけが気になったが、麺もスープも瞬く間に完食してしまった。

 正直言って、「感動した」というほどの手放しの絶賛はしない。しかし、非常に正直な嘘偽りのない味であると思う。派手さや目新しさはないが、ラーメン一杯に対し真摯に向き合った実直な味という気がする。
 また店の雰囲気~BGMの選局や奥さんの暖かい心のこもった接客も含め、「自分の近所にぜひ欲しい一店」であることは間違いない。またぜひ食べに行きたいと思う。
 彼の人柄を偲ばせる店、ふたりのお嬢さんの名前からつけたというこの店が、いつまでも続いてくれることを、友人としてだけではなく、ただの食いしん坊の一人として、心から願わずにはいられない。

正月情緒が味わえないというのは幸せなのか?

2008-01-10 18:54:34 | たわごと
 正月休みが終わり、会社生活に復帰して4日が過ぎた。
 初日から「フルスロットル状態」で業務に取り組み、本日ちょっとだけ余裕ができた。(とはいえ未着手の案件も隠してはあるのだが)

 よく考えたら、まだ1月も10日目。松の内があけてからでは、まだ3日である。
 しかしながら全く新年であるという認識がない。「正月ボケ」などという単語は、はるか成層圏の向こう側である。

 これがいいことなのか悪いことなのかわからない。「情緒がなくなった」という気もするが、この不景気に「忙しい」というだけでもありがたいとも思う。しかしまた反面「正月情緒も味わえないほど働かせやがって」とも思う。

 あー、もう何が何だかわからなくなってきた。
 ブログの原稿なんぞに逃避してないで、さっさとやることを片付けて家に帰ろう!
(……残業中なのでした) (^^;

町は一面の雪景色

2008-01-04 23:47:58 | 所感
 帰省した晩、午前三時頃から雪が降り始めた。
 首都圏で降るような水分を過分に含んだ重く湿っぽい雪ではない。乾燥して、冷たく、軽い、粉のような雪である。
 その雪は手でまとめようとしても容易にはまとまらず、踏みしめようとしても足が埋もれてしまう。思い切り踏み込もうとすると、キュキュッという音を立てるのだ。

 ああ、これが本当の雪だ!
 この寒い土地に生まれた僕が体で知っている本物の雪だ。

 元旦の朝、駅前のコンビニに朝刊を買いに行く僕と娘。川の対岸の道路からデジカメで生家を写す。降り積もった雪と背後の山、窓から顔を出して微笑む母。
 色彩の乏しいこの町の何の変哲もない、つまらない一枚の写真。
 だが僕はこの写真に冷たい風を、雪の匂いを、滑りやすい足元のおぼつかなさを、キンと張り詰めた空気の音を、家族の暖かさを感じる。

 寒い土地というのは、本当に辛いことだけだろうか?
 その寒さを知っているが故に、春のありがたみをより強く感じることが出来るのではないだろうか?

 ……といいつつも、一年中通してオートバイに乗れる首都圏の気候をありがたがっている僕ではあるのだが。(-_-;