A Rider's Viewpoint

とあるライダーのものの見方

有給休暇をいただいています

2006-11-30 10:12:23 | つれづれ
 本日はお休みをもらった。
 先般受験した自衛消防技術試験だが、無事「合格」の通知をもらい、これから講習場に赴き、「認定証」を交付してもらう予定。
 ついでに大きな書店で本を1冊、マンガを1冊探し、昼食でもとって帰宅しようという魂胆だ。

 残念なのは市立図書館から「予約資料の準備ができました」というメールをもらったんだけど、月末日は館内整理のため休館。受け取りは週末になる。

 朝食を娘の分と一緒に作るため(といってもトーストにコーヒーだけど)、一応いつも通り起きたけど、会社に行かないというだけで、朝のんびりした気持ちになることができた。
 本当に「仕事に向かうスイッチ」を「OFF」にしているという感じ。

 さて、これから出かけて、戻って、一休みしたら……。

 東京ドームのコンサートに出かけるぞ! ウォー!!!

DUCATI Hypermotard 発表!

2006-11-26 11:54:30 | ハード
 11/25。えい出版社・SideriverのホームページにてDUCATI・Hypermotardが発表されたことを知った。
 (http://www.sideriver.com/motorcycle/news/200611/moto_news06112401.html)
 このオートバイ、初見は2006年春、ミラノショーで発表された際の雑誌記事を読んだのが最初だったように記憶している。

 オフロードの足回りにオンロードタイヤをはかせ、軽い車体にトルクフルなエンジンを積んだモタードという車種は、ある意味では街中最速。すり抜けもツーリングもちょっとした悪路も走れる万能マシンなのではないかと思っている。

 イタリアンレッドのカラーリングにトラスフレーム。細く削り込んだ車体にL型空冷1100ccのエンジンを搭載したHypermotardはショーモデルをそのまま市販車にしたようでとても格好良い。
 CBのローンが終わったら、すぐさまこのオートバイのための資金繰りを始めたくなるほど魅力的だ。

 今はまだ日本向けの情報は掲載されていないので本社のホームページに掲載される情報を眺めているだけだが、今後国内販売の時期、価格、スペック等が明らかになって行くことだろう。
 (http://www.ducati.com/en/bikes/my2007/FamilyPage.jhtml?family=Hypermotard)

 2007年モデルの中で、最も期待しているオートバイである。できれば2007年のモーターサイクルショーで試乗できる機会があればいいなあ。DUCATI Japanの関係者にぜひお願いしたいものである。

二日酔いの土曜の午後にケーキを食べる

2006-11-25 17:18:46 | 食べ物
 昨日飲み会があった。W650のN君とオートバイ乗りではないAさん。ツーリングの企画が一段落しこれから忘年会が多発する前に軽く一献……という企画だ。
 店は繁華街を外れたビルの2F。お台場の観覧車を見ながら一駅分を歩いてその店にたどり着く。
 いつもはビールが好きな僕だが、今回はイカの塩辛とかあぶったエイひれをつまみに日本酒を熱燗で飲みたかった。

 8:30頃から始まった酒宴はあっという間に店の看板の11:00。ビルの前で別れて電車で帰宅しとっとと寝る。
 朝6:00、頭痛と胸焼けで目が覚める。ガスター10の錠剤とアバロンSの顆粒。これがいつもの「胸焼けセット」だ。トイレに行き薬を飲んだらまた布団に潜り込む。

 13:00カミさんに起こされる。30分の猶予時間をもらって犬の散歩につきあう。その後、昼食を外食で。長崎ちゃんぽんを食べに行く。

 帰りに新しくできたケーキ屋に寄る。11/18に開店したらしい。開店の日は結構人気だったらしく、近所に住んでいる会社の女の子に「開店オープンの列に並んでいると思いました」と言われた店だ。
 まあ、会社でもくいしんぼで通っているしな、オレ。(^^;

 店はフランスの土壁を意識した洒落た造り。土曜の昼下がりというのにお客さんも多い。カミさんと娘とあわせて3個のケーキを選ぶ。娘はイチゴのタルト。カミさんはムーミンのカップに入ったムーミン・プリン、僕は(名前は忘れたが)イチゴのロールケーキの土台にイチゴをあしらったショートケーキだ。

 家に戻ってコーヒーメーカーでコーヒーを入れる。沸騰したお湯がフィルター部に流れて蒸気とともにコーヒーの香りが部屋中に漂う。
 砂糖を入れないコーヒーを飲みながらケーキを口に運ぶ。甘みは少ないがこっくりとミルクのコクがあるクリームだ。スポンジ部もきめが細かくしっとり、ふんわりとしていて舌触りも悪くない。これはなかなかの上物。

 昔同じ会社で働いていた後輩がひょんなことから大塚でケーキ屋を開いていてここ数年はその店を贔屓にしていたのだが、残念なことに今年の春先に店をたたんでしまった。「オランジェット」というオレンジピールにビターチョコをコーティングしてココアの粉を振ったお菓子は洋酒にも合う逸品だったんだが、食べられなくなって本当に残念だ。

 ……ということで、当分はこの店を贔屓にして通ってみようかな、と思っている。

二輪ETC装着完了

2006-11-22 19:00:36 | ハード
 11/8(水)私用で会社を早退した。所用が思いがけなく早めにすんで空いた時間ができたためETCを予約している量販店に顔を出してみた。すぐその日に取付ができるものかと思っていたがさにあらず。そこでETC本体の製品番号とオートバイのナンバー、自宅住所等を記載した用紙を作成し、再度来店することとなった。
 今回作成した用紙は、ETCのセットアップに必要となる用紙だ。要はETCの製品番号と僕の個人情報・クレジットカードの番号等・を登録し、ゲートを通過した際、間違いなく僕に課金されるような「セットアップ情報」をセンター登録させるためのものということである。来店後20分~30分で説明と記入が終わり、僕はまたお店からの連絡を待つこととなった。
11/13(月)16:00頃。会社で携帯が鳴る。上記セットアップが終わり、こんどこそ取付のための予約をして欲しいとのこと。18日(土)の16:00が空いてるとのことで、その時間に予約をしてもらうことにする。

 ETCの設置に関し僕には一つの不安があった。それはシート下の容量である。
 CBはシート下の容量が広い。車検証や車載工具以外にも、レインウェアの上下・レイングローブ・ヘルメット袋は常備している。他に財布、手帳等の日用品を入れたウェストバッグもシート下に入れ、体に一切の荷物をつけることなく、毎日の通勤をしているのだ。
 ETCの本体は防水・防犯の観点からも鍵のかかるシート下に収納するのが望ましいのだが、ETCを収納した場合、果たしてウェストバッグは大丈夫なのか?……ということである。

 11/18(土)念のためシート下のレインウェアとレイングローブを取り去り量販店に向かった。お店に着くとレジで用件を告げ、担当の確認の元ピット前にオートバイを移動する。その際、「本体取り付け位置を相談して決めたい」という話をピットクルーに通してもらうこととした。
 ピット前で他のオートバイのメンテナンスを見ながら自分の番が来るのを待つ。やがて自分の番がやってきてピットクルーに説明に行く。
「バッグをこの位置に入れたいので、このあたりに本体をつけたい」……あっさりOKだった。ただしシート下に完全固定してしまうとETCカードの出し入れができなくなるため(=ちょうどシートロック用のステー下のあたりが希望の場所なのだ)、マジックテープで取り付けてもらうことにする。……他にもアンテナの位置&インジケーターの位置を決め、作業に入ってもらうこととなった。

 小一時間ほどピット作業が見える店内の席で自分のオートバイを見ている。(嫌な客だろうね。作業をする人からすればさ)
 ETCの電源はメインスイッチと連動するテールランプ下ナンバー灯の配線から分岐するらしい。シートカウルをばらし、配線がされる。アンテナとインジケーターがセットされ、ビニールテープで巻かれながらタンク下のフレームに沿って配線がされる。バラバラでむき出しになっていたシート部分がやがてくみ上げられ、いつもの見慣れたCBの姿に戻ってゆく。作業完了と思われる箇所で作業員がガラス越しにアイコンタクト。扉を開けてピットに迎えられ、一通りの説明がされる。

その際、この前車検を担当してくれた技術者がいて、「車検整備ありがとうございました。その後何かありましたか?」と聞いてきた。「聞かれなければ話すつもりはなかったんですが、じつはブレーキが……」と先般の故障のことを話すと丁寧なお詫びが返ってきた。
 その後、レジに戻り支払いとなる。本体、セットアップ料、設置費、総計39,900円。当然ながらカードでの支払いとする。(^^;

 そんなこんなで、二輪用ETCがCBに装着された。CBという素のオートバイが新しい機能を得てバージョンアップしたような、ヒーロー特撮もののような嬉しさがある。
 イグニッション・キーをONにすると、まずインジケーターは赤い色で点灯する。すぐにそれは赤と緑の交互点滅に替わり、本体にカードが正しくセットされていると、緑の点灯となる。夜、オートバイで走っていると、ギヤがニュートラルでもないのに緑色の表示が目の前にあるのに違和感を感じた。しかし、すぐにそれは新しい機能が正しく作動している証拠なのだという納得に変わった。「よしよし。今日もETCは元気に働いているなぁ」という感じだろうか。

 装着からそろそろ一週間になる。しかし未だETCゲートを通過したことはない。入ってみたい気がしないでもないが、必要もないのに料金を支払うのも癪に思える。
 「ま、そのうちお世話になることもあるさ」
 無事に装着が終わった今、余裕綽々で道を走っている僕である。

温泉&ワインツーリング

2006-11-19 16:16:49 | ツーリング
 11/12(日)5:00起床。天候は良好。webで降水確率を確認した後シャワーを浴び朝食の支度をする。並行して持ち物の確認。シートバックに財布(免許証と保険証も)、手帳、ツーリングマップに加え、ビニール袋に入れたタオルを準備する。今日のツーリングの目的のひとつに露天風呂があるのだな。
 7:13同行のW650のN君にメール。『これから出発します。途中で給油しますので遅れても待っていてください』今日の待ち合わせは8:30に関越道・新座料金所。僕にすればちょうど東京を南東から北西に横断するルート。残念なことに適当な首都高のルートもない。1時間+αの余裕を見て下道を走ることにする。

 湾岸・辰巳から永代通りへでて東京駅の北側を抜ける。内堀通りで右折して竹橋方面へ。前日「MapFan Web」のルート検索で確認したルートだ。(MapFan Webにはいつもお世話になっています)竹橋の手前を右折、そのまま最左側のルートを取り、法務局前に向かう。謄本取りで通ったルートだが、きょうはそのまま直進。九段下を飯田橋方面に進む。さてCBの給油サインが点灯しはじめた。最寄りのガソリンスタンドを探しながら走る。早稲田鶴巻町をすぎ、リーガロイヤルホテル手前左側のGSが開いていたのでここで給油を行う。携帯のメールにN君の「了解です」の返事を確認。もっとも朝日がまぶしいほどの良い天気だから中止になると思うこともなかったろうが。

 7:51給油完了。16.98L、2,428円。装備を調え再び走り出す。ほどなく都電・早稲田駅をすぎ都電と並行して走る。なかなか風情があって良いものだと思った矢先、都電は右折して姿を消す。たかだか数100mのランデブーだった。
 新目白通り、目白通りを順調にトレース、8:11に練馬のガスタンク付近を通過。学生時代、このあたりは自転車やオートバイで友人宅に向かったり古本屋を探して散策したりしていた。ちょっと懐かしい。

 まださほど渋滞もせず、8:19新座料金所に到着する。通行券を受け取り左側にCBを停める。さて、N君よりも早く到着したようだ。
 エンジンを切って料金所を通過してゆくオートバイを眺める。今日は天気も良いのでツーリングに向かう連中も多いようだ。
ここでふと目の前の看板に気づく。「このあたりに駐車しないでください。待ち合わせは次のPA・SAをご利用ください」という趣旨の看板である。ここに停車してはや5分。今まで全然気づかなかった。(^^;

 そそくさと時計を見ながらN君を待つ。彼の方がここまで近いはずなのに何で僕が早くついたのか。冷静に考えれば、距離的に近い方が到着時間が正確に推測できるのは当然なのだが、そのときはそわそわしていて気づかない。時刻が待ち合わせ時間に届いたところで出発。次の三芳PAでN君を待つことにし、到着した8:40。すかさず携帯でメールを打つ。ほどなくN君が到着。無事合流に成功する。本日のおおまかなルートを説明し、早めに走り出すこととする。9:20嵐山小川IC到着。1,300円の料金を支払って高速を降りる。

 じつはここで最初に道に迷った。2004年4月第3版のツーリングマップには嵐山小川ICの料金が載っていない。つまりここは比較的新しいICなのだが周辺地図が新しいバイパス等の完成で既に変わっていた。地図の通りに走っているはずが全く目印が見あたらないばかりか交差点の名称が全然違う。停止してN君と相談。様子を見ながら先に進むが状況はあまり変わらない。UターンしてICの入り口まで戻り、そこから道路標識を見ながらルートをたどり直すこととする。ICにつながる道は新しくできたバイパスだったらしい。程なく地図に記載された道と目印のコンビニを発見し、そのコンビニで小休憩を取る。

 コンビニを出ると県道11号をほぼ南進。小川町に向かう。この小川町を抜ける際に、また道を間違う。ルートに全く登場することのないはずの鉄道が左側を走っているのだ。路上に停車して地図を確認すると小川町から南進する県道30号が八高線に沿っている。どうやらこの道に迷い込んだらしい。じつはここでトラブル発生。Uターンしようと道の反対側の工場の入り口に入りそのまま右側に向き変えをしようと、回転半径を小さく深くバンクさせていたらバランスを崩した。とっさのことで何の反応もできず、そのままCBを右側に倒し、自分は柔道の受け身のようにコロンと転がってしまった。いわゆる「たちゴケ」である。不幸中の幸いはそこがまだ道路ではなく工場の入り口の部分だったということ。きれいに転がったせいか、体は何のけがも打ち身もなかった。CBを引き起こしてみたら、右側のジェネレーターカバー、マフラーの数カ所に小石でえぐったような跡が何ヶ所かついている。
 しかしそれ以外は壊れた部品も曲がった部品もなく、無事ツーリングを続けることができたのは幸いだった。

 いや、この転倒は小さかったが一番大きなダメージを受けたものがある。
 それは「僕のプライド」であった。(;_;)

 県道30号を北上。再び小川町の町中へ戻る。しかし相変わらず県道11号へ向かう標識は見つからない。大まかなルートから目的地に近い方向を選んでR254を進むと、そのうちに県道11号の標識が見えてきた。後で自宅で調べたところ、県道11号は一部的にR254と重なって同じ道をたどっていることが解った。それで町中の標識に県道11号の表記がされていなかったようだ。こんなことは地元に人たちならよく知っているんだろうが、「いったい誰のための道路標識なんだ?」と疑問を持たざるを得ない。

 閑話休題。
 そこからは無事県道11号をたどり、定峯峠を越えR140・彩甲斐街道へ降りた。
 日曜日の午前中、秩父の生活道路であるR140は渋滞している。都内の従来路で培った「すり抜けテクニック」を遺憾なく発揮して道路の左側をじわじわと先に進む。渋滞を越え、道の駅・大滝温泉で休憩したのは11:30過ぎ頃だったろうか。
 休憩もそこそこに次のポイントに向かう。R140彩甲斐街道は、このあたりでは大滝道路とマップに記してある。同じマップに「壮大なループ橋を走る」とも書かれてあり、このループ橋を越え、峠を登り、山梨に抜ける雁坂トンネルを通るのが次なる目標である。
 ループ橋では先行車もなく、貸し切り状態の橋を豪快に渡り、途中の峠では何台かの車に道を譲ってもらい、国内の国道では最長ランクと言われる雁坂トンネルを走破し、山梨県側に入った。峠の北側、埼玉県側ではまだ紅葉は山の上だけで、広葉樹も淡い色合いだったのだが、山梨側は針葉樹が金色に紅葉し、日差しを受けて輝いているような印象を受けた。また峠の北側がしんしんと冷気が充満していたのに対し、南側は日差しに照らされた空気がほっこりと暖かい。本当に太陽ってのは偉大だと思う。

 そのままR140を南下。山梨市役所・三富庁舎向かい、山菜料理「かわうら」さんに寄る。この店は前回の「雁坂みち・ソロツーリング」の時に場所を確認。次回のお楽しみにしていた店で、オートバイ雑誌の「培倶人」でも紹介されていた店だ。季節柄キノコがおいしいのではないかと思い、山菜そばと山菜の天ぷらを注文する。お茶を飲み、野沢菜漬けを食べながら、今までのルーティングとこれからの予定を確認する。やがて運ばれてきた天ぷらも、キノコたっぷりで鶏のだしが十分でているそばも旨かった。モロヘイヤの天ぷらを残しておいて山菜天ぷらそばにして食べたのだが、ナメコのぬめりと天ぷらの衣の油の香ばしさが相まってとてもおいしかった。
 たぶんこれから寒くなるごとに、あのキノコ汁にそばを入れて食べる山菜そばを思い起こすことになるんだと思う。

 時計を確認したところ1時間と10分が経過。本当にゆったりと食事をしていた。13:45支払いを済ませてお店を出発。次の目的地、ほったらかし温泉に向かう。
 14:20頃、ほったらかし温泉に到着。入湯料600円を払い、露天風呂へ。今日は富士山が正面に見える「こっちの湯」を選ぶ。
 日差しが暖かいとはいえさすがに11月、素肌に当たる風は冷たい。首をかがめて露天風呂へつかる。今日の山梨は天気が良い。頂上に雪をたたえた富士山が正面に見える。N君がこの温泉をかなり気に入ってくれたらしい。「今度は一人でこよう」なんて言っていた。紹介した側とすればうれしい限り。露天の岩風呂から同じ露天の木組みの風呂へ。僕は熱めの方を選んで入る。
 15:30まで温泉を堪能し湯冷めをしないようよく体を拭いて風呂をあがり、最後の目的地へ向け、15:50ほったらかし温泉を出発する。

 山梨市の市街におり勝沼をめざす。ワイン資料館を見学し、ショップでワインを購入して帰宅するのが最後の目的だ。勝沼に入り、途中でまた道が解らなくなった……が、ワイン資料館がメルシャンのワイナリーに併設されていたことから、メルシャンの看板を頼りにワイン資料館の駐車場へたどり着く。
 しかし、残念なことに我々が到着したのは16:15過ぎ。最終受付の16:00を過ぎていたばかりか、併設のワインショップも16:30に閉店してしまう。資料館でワインの歴史にふれるのは後回しにして、とりあえずおみやげを物色しにワインショップへ向かうのだった。

 ワインショップでは、試飲が可能であったのだが、何せオートバイで来ている我々はお酒の試飲ができない。代わりにブドウジュースの試飲をし、ラベルの説明を読んでワインを決める。N君は地ワインのヌーボー、僕は「穂坂セミヨン」という甘口の白ワインにした。他にN君は「ソムリエナイフ」も買っていたが僕は自前のソムリエナイフを持っていたので今回はワインのみ。店が閉まる時間に駐車場に戻る。シートバックにワインを納め、帰りのルートを確認する。このまま勝沼ICより中央道にあがり、談合坂SAで休憩することにする。

 16:50勝沼ICより中央道へ。ほどなく渋滞に巻き込まれる。途中の表示板には「八王子IC 3時間」という表示がある。こんなとき本当にオートバイで良かったと思う……というか、『寒いし音楽も聴けないし、話し相手もいないし、こんなメリットでもなけりゃオートバイなんか乗らねぇよっ!』と心の中で叫んでいたのは、やはり寒くて辛くなったからだろう。(^^;
 
 17:30頃、二車線の中央をすり抜けまくって談合坂SAに到着。W650のN君とはここで別れることとする。何せ延々と続くすり抜けだ。縦列でも併走するのは危険だしタイミングを合わせて走行するのは難しい。

 17:40談合坂SAを出発。寒さがきつくなっていたため、グローブをレイングローブに変更する。
ダイビングのウェットスーツと同じ素材のグローブは多少厚手ではあるが暖かい。……しかし、すり抜けには寒さよりは操作性を重視するべきだったか。三鷹の料金所を出たところで装備を元に戻した。相変わらず渋滞は続いていたが首都高に入り代々木~三宅坂~箱崎を経由して湾岸線に戻った。葛西ICで降り、18:50に自宅に到着する。

 その後、N君は給油のタイミングを計りかねて高速を降り、途中で無事給油した後19:48、自宅最寄りのラーメン屋に到着したとのこと。
 所要時間11時間40分、走行距離352.3km、総費用11,814円の温泉&ワインツーリング、無事終了である。

有明の月、月齢二十六

2006-11-18 08:37:01 | つれづれ
 ちょうど1年前の今頃、早朝歯医者に行った。
 今日もまさにその予約日で、朝6:00に起きて支度を始めた。
 新聞を取りに玄関から表にでると薄い三日月が空にかかっていた。暦によると今日は月齢が26とのこと。三日月というよりは、二十六夜月と言うのが正しいのかもしれないが。

 薄い水色の空に、クリームがかった白色の「弧」が空に浮かんでいる。
 すぐに解けて空に混じって消えてしまう薄氷のような、細く鋭い鎌のような。(「夜の獣の爪のような」と言ったのは誰だったか?)

 洗面を終え、着替えをし、あわただしくヘルメットを持って6:45に表にでる。
 もう一度空を仰いだが、件の二十六夜月は朝の光に解けてしまったのか、もう見つけることはできなかった。

忙しいと……(2)

2006-11-15 12:10:36 | たわごと
 忙しいときほど「何かをしたい」と痛切に思うことがある。
 「ツーリングに行きたい」もそうだし「ブログの更新」もそうだ。
 「本を読みたい」もそうだし、「音楽を聴きたい」も同様だ。
 ことによったら「掃除がしたい」だの、「洗濯をしなければ」なんてことまで考えてしまう。
 それはもう、ほとんど逃避のようなものなんだろうな。

 それはそれとして、

 人間誰しも「どこかへ行きたい」と思うのではないか?
 「ここではない、どこか遠くへ……」
 それは形を持たないあこがれのようなものでもあり、上述した逃避のようなものでもある。

 でも、たぶん、思うに、「逃げ出してどこかに行ったなら、行った先で楽しくない」のではないか?
 できうるなら、「逃げ出して行く」のではなく、「片付けて行く」が正しい道なんだろうな。

 ……とまあ、一時、仕事から逃げ出しながら「たわごと」の原稿を作ってしまったのであった。

 まだ11/12に行ったツーリングもまとめていないんだけどね。

 (ちなみに今はお昼休み中だ)←言い訳。(^^;

雨の夜にはミステリとJAZZを

2006-11-11 22:40:13 | 所感
 自営消防技術試験の筆記試験とその合格発表には小一時間の余裕があった。早めの昼食を取り時間つぶしがてら最寄りの書店に寄り、ディック・フランシスの文庫新刊を発見、購入した。

 帰り道であとがきに目を通し、翻訳者・菊池光さんの訃報を知った。
 本年6月に他界されたとのこと。ショックだった。

 僕が定期的に買っているミステリ作家は多くなく、あえて名前を挙げれば前述のディック・フランシスの競馬シリーズと、ロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズだ。そして、この両方が菊池光さんの翻訳であった。
 この2シリーズは、例年ほぼ同じ月に新刊がでていたのだが、ここ1~2年ほどそのサイクルが狂っていた。なんの理由もなく、翻訳者である菊池さんが体調を崩されたのではないかと密かに思っていたのだが、その想像は最も残念な形で的中してしまったようだ。

 僕はそんなに熱心な読者でもなく、出版社にファンレターひとつ書いたわけでもない。
 それでも菊池さんの訳はとても気に入っていた。
 ハードボイルドの、強がりの裏に潜む淋しさ。無口な男たちの、仕草や行動で表す信頼と交流。決して見かけほど強くない主人公が心を奮い立たせて物事に向かおうとする決意。そんな情景が文字の中から香り立ってくるように思えた。

 オートバイに乗らない雨の日の夜。傍らにJAZZを邪魔にならない程度に流しながらミステリを読む。雨の暗闇に静かに音楽が流れてゆき、ページを繰る音が静かに響く。
 そういえば雨に降り込められたツーリング先のテントの中で、一日中文庫を読んでいたこともあった。そのときに持っていったのもディック・フランシスだった。

 毎年の出版を楽しみにしていた。いつも当たり前のように読めるものと思っていた。
 競馬シリーズもスペンサー・シリーズも全部の本を菊池さんが翻訳してくれていたのだから。
 でもそれは僕の勝手な思いこみだった……。

 あとどれくらい翻訳済みのストックがあるのか解らない。
 もしかしたら次の作品からは別な人が翻訳するのかもしれない。
 そしてその人の訳は、例えそれがプロの仕事として申し分ないものであろうとも、トゲが刺さるような違和感を僕の心に与えるだろう。

 でも、それはもう仕方のないことだ。
 永遠に失われたものを、もう二度と取り返しがつかないものを、いつまでも嘆き悲しみ追い求め続けられるほど僕等の人生は長くはない。

 今はただ感謝の気持ちを込めて、菊池さんに次の言葉を捧げたい。

 心よりご冥福をお祈りいたします。今まですばらしい訳を本当にありがとうございました。

ツーリングに行けない土曜の朝なんだけどね

2006-11-11 14:47:41 | つれづれ
 11/11(土) 朝5:00に起きる。窓の外はまだ暗い。webで天気を確認するも状況は好転していない。いや好転どころか明らかに荒天だ。
 それでもまだツーリングに行く可能性を探っている。早めにでて午後一番に戻れば何とかなるのではないか……と。

 今日のツーリングは比較的長距離の予定。9月の『雁坂みち・ソロツーリング』のルートをほぼ逆方向から回ろうかと思っている。
 まず関越道・嵐山小川ICより県道R11を通り、定峰峠を越えR140・彩甲斐街道に抜ける。R140大橋大滝のループ橋を通り雁坂トンネルを越え、三富村に抜ける。ここで山菜料理を堪能した後、R140を南下、ほったらかし温泉に向かう。露天風呂に入った後、勝沼に向かい適当なワインセラーでワインを購入した後(試飲ができないのがつらい)、中央道で首都圏に戻る……というプランだ。

 NHKニュースを見ながら朝食の準備。朝食はいつものトーストにコーヒー。TVの気象情報では、もう朝方から雨の予報。午前中からでも降り出しそうだ。玄関から表にでて郵便受けから新聞を持ってくる。新聞の天気予報は昨日17:00現在ではあるものの、やはり雨。さらに部屋のPCに戻り、最新の情報を確認するも、やはり雨だった。

 ソロツーリングならこれで終わりだが、今回はW650のN君と8:30に関越道の料金所で待ち合わせだ。朝7:00を回っているからそろそろ決めないとな、と思っていたらN君から携帯にメールが届く。N君の自宅周辺では雨が降り出したようだ。すぐこちらから電話をし、本日中止を打ち合わせる。
 都合がつけられればお互いに家族を説得し明日に延期。……ということにする。

 電話を切って、ゆっくりと新聞を読んでいたら表からドーンとティンパニーのような重低音。雷だ、と思っていたら、いきなり強い雨が降り出した。続いて窓の外が光ると遠くからティンパニーの連打が響く。遠くで雷が落ちたらしい。窓の外を見ると、降り始めてから2分しかたっていないのに、道にはもう小さな水たまりができている。今日のツーリングを断念したのはどうやら間違いではなかったようだ。

 無精なことにパジャマのままだったので、再び布団に戻り、横になりながら本を読み始めるうちに眠り込んでしまった。
 今日も早起きだったし、昨日も自営消防技術試験の本試験日のため朝4時に早起きして勉強していたから、全体的に睡眠時間が少なかったかもしれない。
 目が覚めたら何となく寒い。もう起きていた家族とこれから遅めの昼食を食べに行こうという話がまとまり、いまカミさんが犬の散歩に行っている。

 さて、今日の昼食は何にしようか。ちょっと寒いから、何か暖かいものが食べたいなぁ。

週末ETC取り付けか?

2006-11-07 22:02:42 | ライディング
 11/6(月)16:26 会社で携帯がなる。
 「はい?」と電話にでると「×××です。予約されていたETC本体が届きました。本日以降から取り付けが可能ですがピットの予約をしていただくのが確実かと思います」とのこと。

 10/19に予約したとき「11月中旬には……」とのことだったが思いのほか早かったな。
 このごろボチボチと雑誌やメーカーのwebでもETC取り付けの情報が増えてはきたが、まだCBに実機を取り付けた写真は見たことがない。ホンダのホームページでフォルツアの写真を見たきりだ。

 果たしてシート下にどのくらいの容量を占めるのか。ハンドル周りの取り付けはどのような状況なのか? CB1300はシート下の容量が大きく、レインウェア、レイングローブはもとより日々の通勤に使うウェストバックまでも放り込み、いっさいの荷物を身につけずに毎日運転している。
 ETCを装着することによって、この便利さが若干スポイルされるかと思うと残念だ。レインウェア、レイングローブの配置を変更する程度で済めばいいのだが……。

 また、この間クレジットで買った本やCD、コンサートのチケットは、すべてまとめて12月初旬に引き落としになる。今現金で取り付け料を払える状況ではない。

 ……ということで、にこやかに「これ、カードでお願い!」ということで、今週末12日の日曜日にでも取り付けに行こうかと考えている。(11日予定のツーリングに間に合わないのは惜しいな)

 さてさて、無事にETCの取り付けができるものやら、ちょっと心配である。