A Rider's Viewpoint

とあるライダーのものの見方

耐久カレー

2014-03-24 23:16:09 | 食べ物
NHKで「福山雅治 最後の楽園」を視ていた。自然の美しさや過酷さとは関係なく、食事のシーンで「毎日カレーでもいいですよ」というセリフに引っかかった。

このセリフは「多分、毎日カレーなんか出てこないだろう」という憶測に基づいているセリフなんだろうな。
僕もカレーが大好きで同じようなことをよく言ったものだが、今日は妙に心に引っかかる。

……もし本当に毎日カレーだったら、何日続けられるかな。一日一食なんて甘いもんじゃなくて本当に三食全てをカレーにするとして、何日飽きずに続けられるかな。

戯れに娘に話したら「私はいいよ。夏になる前(傷みやすい季節の前)にやろうよ」と結構乗り気だ。

ふふふふ。娘よ、父はそういうふざけた行為が大好きなのだよ。

よし、GWなど毎日会社に行かなくともよいスケジュールで試してやろうかな「耐久カレー」

ああ、本当に試しそうな自分が怖い。
(^◇^;)


p.s.≫カレーの画像を探していたら、こんなの見つけた。妙に可愛い。

*・゜゜・*:.。..。.:*・'(*゜▽゜*)'・*:.。. .。.:*・゜゜・*




昨日も朝ラー

2014-01-12 08:55:06 | 食べ物
年始。やたら仕事が忙しく、ストレスもたまっていたようだ。

一昨日の新年会にしても、閉店2時間前からのコース予約で2次会に繰り出す余裕もなかった。

だからという訳ではないが、昨日、朝起きてから強烈にラーメンが食べたくなった。幸い(と言っていいのか?)、比較的好みの味で24時間営業のラーメン屋を知っている。しかもコインパーキングもその近くにある……という訳で朝8:00からラーメンを食べに車で出かけてきた。(さすがにこの寒さでは、ラーメン一杯のためだけに防寒装備をしてオートバイで出掛ける気力はなかった)

店に着くと幸いお客は自分一人。しめしめ、これは結構わがままな注文ができそうだぞ。
「固め、普通、多めのチャーシュー味玉キャベツ。キャベツ柔らかめでチャーシュー味玉別盛りね」……というリクエストをしてみたら、2回聞き返された。 (^◇^;)
麺は固め、味付けは普通、油を多めのチャーシュー味玉キャベツラーメンで、キャベツを柔らかめに茹でて、チャーシューと味付け玉子は別の皿で出してね……っていうだけの話なんだけど、やっぱりややこしいか。店員が中国系の人が一人だけだったからかな。
それで出てきたのがこれ。


茹でキャベツはいいとして、この季節、トッピングが多いと丼の温度が下がりやすくなる。僕は「最後まで熱々のラーメンが食べたい派」なので、最近、よくチャーシューを別盛りにするのだが、これにはもう一つ意味がある。

チャーシューにカウンターに置いているニンニクを思いっきりのせて、醤油(餃子のタレ?)で味付けして食べるのだ。キャベツの甘みと調味油多めのまろやかラーメンにニンニクの効いたチャーシューがガツンと刺激的で実に旨い。おまけに昨日は味付け玉子にもニンニクをちょっとのせて食べたから、帰りの車の中はさぞニンニクくさかったんだろうな。( ̄▽ ̄)

……食べ終わって家についたらカミさんと娘はまだ起きてすらいなかったのであった。


朝ラーの次は夜ラー(おいっ!)

2013-11-29 22:21:41 | 食べ物
週末の金曜日、自宅に帰るとカミさんはちょうど夕食が終わったところだった。買い物に出かけようかと思ったが、バッテリートラブルのようで車のエンジンがかからない。
このため、オートバイで出掛けることとなった。
さて、どこに買い物に行こうか、あるいは何を食べに行こうか?
ふと頭に浮かんだのが先週行った杉田屋。
系列に千葉店があり、距離的には片道30km弱。高速を使わずに30分程度だな。……ということで出かけて見た。
湾岸道路を東に進み、千葉街道と合流した先のクシタニの角を左折。稲毛駅を越えて直進。やがて頭上にモノレールが合流してきたら作草部駅のすぐ先を左折し突き当たりを右折。JRの高架線くぐり次の交差点を直進するとその少し先の右手が杉田屋の千葉店だ。
店の前にKを停め、店内で食券を買う。
注文は同じくチャーシュー味玉キャベツの固め。ギョーザも一皿頼んで見た。


ラーメンの味に関しては申し分なし。ギョーザに関しては特筆すべきことはない。多少しょっぱめだったのは本店と同じだったのでこれがデフォルトということで納得。
食べ終わった後、佐倉街道へ降り、千葉駅付近を経由してR14へ。そのまま湾岸道路に出て帰宅した。
帰り際にコンビニスイーツを買って家族3人で食べたのが、勝手気儘な一人外食のせめてもの償いであった。

思いつきのレシピ

2011-08-11 22:03:11 | 食べ物
帰省して生家で昼食を作った。
……とはいえ完全な手抜き料理。冷凍のピラフをフライパンで炒めただけだ。

でもさすがにそれだけでは胸が痛んだので、もとい。
でもさすがにそれだけでは自分も食べ足りないだろうと思われたので、タコトマレタスを作った。

ついでにそのバリエーションで、スーパーで思いついたものを追加で一つ。_φ(・_・

1) ニンニクをみじん切りにして、オリーブオイルと混ぜ、練りわさびと塩を少々加える。
2) ちくわとカニカマボコを適当な大きさに切る。
3) 1)の中に2)を混ぜ合わせ、味付けにめんつゆを適宜入れる。
4) かき混ぜて完了。

今回は面倒臭かったんで、これで完了としたが、茹で枝豆の皮を剥いた中身を一緒にあえると旨そうだ。
気が向いたときに試してみよう。ヱビスビールをキンキンに冷やしておいてね。d( ̄  ̄)

久々に和風パスタ

2011-07-18 12:33:36 | 食べ物
 ハリーポッターの最終話を観た翌日の朝、Twitterの発言数が爆発的に多かった。「そうか、なでしこ優勝したんだ」と思いつつ枕元の水を飲んでたまたま手に触れた文庫本をパラパラとめくる。
 『悶々ホルモン』僕のホルモンブームのガイドとなった本だ。「ホルモン食いてぇ~」と思っても、祝日の朝8:30からやってる店なんか知らない。ため息をつきながら本を閉じ、これからの朝食に何を食おうか考える。

 何故だろう、腹は減っているんだが食欲がわかない。某24時間営業のラーメン屋、マクドナルド、モスバーガー、松屋……。普段はホームページのメニューを眺めているだけで自然と行きたい店が決まってくるのだが、今日は全然その気にならない。

 結局、ウェブを眺めたりシャワーを浴びたりして11:00を過ぎてしまった。多分外出するほどの気合いがないのだろう。
 台所の食材をあれこれと思い浮かべ、大根おろしと刻み納豆の和風パスタを作ることに決める。

 大鍋に湯を沸かしパスタを茹でている間に大根をおろし、納豆を包丁で叩いて刻む。汁ごと皿に入れた大根おろしの上に茹で上がったパスタを盛り、刻んだ納豆を乗せたらめんつゆのもとを回しかける。以上。

 どこを回してもなでしこ優勝のニュースを見ながら食べ始める。全然味付けも考慮しないパスタだが納豆と大根おろしの辛さがバランスしてまあまあの出来だった。

 食べ終わり直前に「ああ、刻み海苔でもかければ良かった」と思いついたが、後の祭りであった。

カナダドライ クリア・マスカットソーダ

2009-08-08 18:33:45 | 食べ物
 昔々のことである。(2005年のことだから、もう4年前のことである)

 カナダドライの派生商品に『イタリアン・ライムフィズ』というものがあった。
 この商品、妙に僕の好みに合ってしまい、コンビニで見かけるたびに購入、スーパーで安売りをしていたときに6本まとめ買い……という風に愛飲していたのだが、一般受けはしなかったらしく、早々と市場から姿を消した。
 会社の自動販売機の担当だったコカコーラの社員に相談し、1箱現金で箱買いをしてからは、手に入れることができなくなって、現在に至る。

 今日、たまたま入ってコンビニで、同じカナダドライの『クリア・マスカットソーダ』なるものを見かけた。即買ってみた。
 『イタリアン・ライムフィズ』よりはずいぶん甘かったが、マスカットの香りがうまく再現されている。カクテルベースとしては、ジンよりは香りの強くないウォッカなんかにあいそうだ。

 500cc程度のジョッキに冷蔵庫の氷をガラガラと多めに入れ、このソーダとウォッカを7対3か4対6くらいで入れてかき回し、ジョッキの表に水滴がつくくらい冷えたら飲む。うーん。なかなかうまそうだぞ。幸いいま家に封が開いて2/3くらい残っている『スミノフ』が置いてある。試してみる価値は十分にある。

 ちなみに、この『クリア・マスカットソーダ』、早速ウェブで調べてみたところ、コンビニのファミリーマート限定、かつ数量限定の商品らしい。発売は7月1日。まずいヘタしたら8月中で商品がなくなってしまう可能性もある。

 ……ということで、またやってしまいました「大人買い」(^^; 近所のファミリーマートに出かけて箱で注文してしまいました。

 たぶん来週には注文分が入荷するとは思うんだけど、今手元にある2本で、これから早速、“スミノフのクリア・マスカットソーダ割り”を試してみるんだろうな、と思う。

野菜スープで一時間

2009-02-01 22:46:38 | 食べ物
 野菜スープを作っている。ダイエットに効くとのことで作り始めたスープだ。準メタボの診断を受け、まあちょっとは気を使ってはいるんだな。

 鍋にキャベツ半個を細かめのざく切りにして入れる。ひたひたの水+αの水にコンソメ2個。ダシ昆布1枚とかつおぶしの削り節を一袋。弱火で煮込み始めたら、セロリ1本、ニンジン1本、ピーマン1個を同じく細かく切って加える。
 さらにタマネギを3個、皮をむいたトマトを3個。同じくざく切りにして入れる。スパゲティをゆでる大鍋が一杯になるくらいの量である。
 弱火で煮込んで灰汁をすくう。難しくはないがそれなりの手間がかかる作業である。
 鍋に浮かんでくる灰汁をすくいながら鍋を無心で眺めている。ときおり鍋を底からかき混ぜて、スープの味を見る。滋味あふれる優しい味だ。塩味を加えてやれば、そのまま十分に飲める。

 今日はここで思い立って、リンゴを1個すり下ろして加えることにする。レシピにないことを、そのときの思いつきでやってみると、あまり良い結果を生まないことも多い。
 昔、カレーに旨みが加わるかと思って日本酒をちょっと入れたことがある。
結果は大失敗で酒の匂いが鼻についてとても食べられたもんじゃない。泣く泣く鍋1杯分を無駄にしたこともあった。

 今日の思いつきはたぶん大丈夫だろう。カレーにだって合う組み合わせだし、野菜とリンゴはそう相性が悪いとは思えない。

 結果、スープにほのかな甘みが加わった気がする。ダイエットに有効かと言えばもしかしたら逆効果だったかもしれないが、野菜スープの味という点からは問題ないだろう。

 作り始めてから1時間以上立った鍋。先ほど火を止めてきた。今日の夕食には間に合わなかったが、明日の朝食から4~5食分はたっぷりとある。
 早速明日から食べ始めよう。そうそう。野菜スープといっても、煮込んだ野菜自体も食べるから半分は「野菜の煮付け」状態でもある。
 まあ食物繊維とおもって食べてやろうかな。

食べ物の話・3題

2008-12-06 21:42:23 | 食べ物
 土曜日の朝、目覚めた。カミさんと娘はまだ寝ている。どうせ昼頃までは起きないだろう。……ということで車でひとり朝食をとりにでかけた。

 今日は松屋の牛味噌煮込み豆腐定食にする。
 牛煮込みを少し、味噌味のたれと豆腐を丼の上にのせ、突き崩してご飯と一緒に食べる。旨い。
 翌日のすき焼きの、味がしみて崩れた豆腐や煮込んでくたっとなった春菊や白菜の端っこをご飯に乗っけて食べるのは旨いが、それに煮たうまさがある。
 思わず夢中になって食べた。次はサイドオーダーで半熟玉子を頼んで、一緒にご飯に乗っけて食べよう。きっと旨いに違いない。
http://www.matsuyafoods.co.jp/menu/lineup.html


 *

 松屋を出て図書館によって予約の本を受け取ったあと、コンビニによってアイスクリームを買う。最近の好みは江崎グリコの「ボンバ」である。カップ型アイスの上にアーモンド、チョコがコーティングしてあり、クッキーのかけらが乗っている。サクッとクッキー、カリッとアーモンド、パキッと口で割れるチョコとアイスクリーム。食感が楽しいアイスでもある。
 しかしこのアイス、よく買い間違える。バニラショコラとカフェショコラの2種類があり、要はベースのアイスがバニラ味かコーヒー味かの違いなのだが、バニラを買おうと思って、今までに3度も間違えている。
 今日、じっくりとパッケージを見て、その理由に気がついた。パッケージの色である。
 バニラショコラのパッケージの色は、チョコレート色(濃い茶色)、反面、カフェショコラは白っぽいパッケージである。
 普通は、バニラ=白、コーヒー=茶であるから、どうやら僕は無意識に白いパッケージを手に取っていたらしい。
 買い間違えると悔しいから、たいていは次の機会に同じアイスを選んでリベンジしようとする。僕は3回間違えているから、そのリベンジを含めて、6回はこのアイスを食べている。つまりは3回分余計に購入しているという訳だ。
 単に僕が慌て者なだけなのであるが、もしそこまで考えてパッケージの色を決めていたとしたら……。恐るべし、江崎グリコ。(-_-;)
(そんな訳ないよな)
http://www.glico.co.jp/bomba/index.htm

 *

 今日の昼食は(……といっても買いにでかけたのは午後2時頃)、ハンバーガーにした。娘はモスバーガーが食べたいと言ったのだが、僕のわがままでマクドナルドに変更した。なぜならば、マクドナルドがクオーターパウンダーというハンバーガーを関東圏で発売したからだ。

 このクォーターパウンダー(長いからQPとする)、懐かしい思い出がある。つまりは全く新しいメニューではなく過去のリバイバルである。
 僕が首都圏に出てきた20数年前、マクドナルド日本第1号店、銀座三越店にそのメニューがあった。(他の店にもあっただろうが覚えていない)
 1/4ポンドのパティを使うという意味から名付けられたQPは、肉の食間もありハンバーグをパンに挟んでいるという感じがしたものだった。

 しかし、その後、「ダブルバーガー」という一般的なサイズのパティを2枚挟んだメニューに代わり、QPは姿を消す。
 薄切り肉を2枚重ねて食べる味と、2倍の厚さの肉1枚との味は同じではない。
 2枚重ねても薄い肉は薄い肉の味しかしないものだ。(端的に言えば、肉のかまぼこを挟んだような薄っぺらな味で、決して旨くはない)

 今回、QP(正確にはチーズクォーターパウンダー)を食べたところ、きちんと挽肉で作ったハンバーグの味がした。懐かしかった。

 ハンバーガーといえば、「駐車場やドライブスルーが完備され、24時間利用できて便利だけど味はさっぱりなマクドナルド」と「不便だけど旨いモスバーガー」というイメージが僕にはあり、その時の気分で使い分けている。いつもはほぼ半々の利用だが、QPが定着するなら、もう少しはマクドナルドの利用が増えるかもしれない。(最寄りのモスバーガーにきちんとした駐車場さえあれば、利用率は圧倒的にモスバーガー側に傾くことは間違いないのだが)

 ちなみに、ダブル・クォーターパウンダーって、ハーフ・パウンダーじゃないのか? ……といった意見を耳にしたことがあるが、この意見は全くの的外れである。

 QPとダブルバーガーが決して同じ味や食感ではなかったように、厚い肉と薄い肉のそもそもの味や食感が違うように。
“1/4×2=1/2”では決してない。食べ物は数式ではないのだ。

 また、パティやバンズの数だけを増やした「メガマック」などという話題性だけで、ちっとも美味しくないメニューを増やすくらいだったら、もっと上質のハンバーガーを作って欲しい。

 だからこそ、QPの復活は、僕にとって嬉しいニュースのひとつである。それが例え期間限定であったとしても。
http://www.mcdonalds.co.jp/menu/limited/quarter-pounder/index.html

ぜーたくする

2008-11-08 22:53:32 | 食べ物
 ウェブでワインを買った。カリフォルニアワインの赤。以前、ジンファンデル・エッセンスという甘口のデザートワインを買ったことがあるリッジというワイナリーのものだ。そのワインは甘口ではなかったのが、畑の特徴(テロワールというそうな)が顕著に出た美味しいワインだという。ちょっと試して見たかったのだ。
   *
 図書館から予約資料を確保しましたというメールが来た。一作目が面白かった『僕僕先生』というシリーズの二作目、『薄妃の恋』である。早速、図書館に行き、本を確保してきた。
   *
 友人のラーメン屋さんに行った帰り、有楽町まで足を伸ばして有楽町イトシアに行き、グランプラスで『伊予柑ピール』を購入。このチョコレートはワインにもあいそうだ。
   *
 これぞ贅沢の真骨頂。有楽町に車を停めたのをいいことに銀座まで歩き、某店でイベリコ豚の生ハムとサラミを買う。これが本当にワインにはあいそうだ。
   *
 家に帰り、部屋着に着替え、ワインを開け伊予柑ピールとイベリコ豚の生ハムとサラミをつまみに赤ワインを飲みながら、図書館で借りた小説を読む。

 ワインは、抜栓したときに以前飲んだジンファンデル・エッセンスに似た特徴的な甘い香りが漂った。口に含むと酸味と渋みは突出していなく、飲みやすい。(ワインの素人の僕にはありがたい)とはいえ決して薄っぺらな味ではなく、葡萄の濃厚な香りと重層的な甘みと酸味のバランス、バニラのような香りが相まって、なかなか飲みごたえがあるワインだ。

 伊予柑ピールは、以前食べたことがあるオランジェットに比べ、皮の酸味が優しいせいか、ビターチョコレートとの組み合わせのバランスは絶妙である。非常に上品な逸品だ。しかしながら、皮の酸味が強いオレンジピールとチョコレート、上から振りかけてあるココアの粉~というオランジェットも捨てがたい。オランジェットはまた別の店のものも試してみたいものだ。
 とはいえ、この伊予柑ピールは旨い。ワインにもよくあう。

 イベリコ豚の生ハムは“まずい”。娘が「え?」という顔をしたのであわてて付け加える。「まずい。こんなうまいものを食べてしまっては、今後他のハムが食えなくなってしまう!」……というくらい旨かった。こくのある肉の味、さらりとしてくどさが感じられない脂の風味、豚肉特有の臭みと思っていたものは、じつは間違いなのではなかったのかと思われるほど、くせがなく逆にこくがある肉質(と脂)なのだった。本当にまずい。これは絶対また食べたくなるに違いない。

 ちなみに娘が僕の「まずい」の説明を聞いた時、「あべこべごっこかと思った」と言っていた。それはそれで間違いはない。

 ああ、まずい、全部がまずい。今度はこれが別の組み合わせ~イベリコ豚はそのままで、別のワインに別のオランジェットの組み合わせ~を試したくなるに違いない。

 『薄妃の恋』も期待に違わず、一作目同様の面白さである。安心して楽しめる。これに関しては詳しくは語るまい。

 午後二時から五時半まで、だらだらとワインを飲みながら小説を読み終える。
 その後、風呂を沸かし、ゆっくりとFMラジオで音楽を聴きながら風呂に入る。

 これは贅沢だ。自分で走り回って集めた材料で自分に振る舞う「ご馳走」。頭も口も体も満足。あとは心地よい音楽を聴きながらゆっくりと眠りにつこう。
 五感をフルに使った贅沢だった。(ちなみに視覚はワインの赤と、生ハムとチョコレート。「旨そうに見える」ってのも眼福の一種かな)

 それでは、おやすみなさい。(明日も休みだしね)

友人のラーメン屋さんに行く・2

2008-02-23 23:54:50 | 食べ物
 昔、まだネットが一般的でなく、文字を中心とした情報のやりとりが「パソコン通信」と呼ばれていた頃。今はなきパソコン通信サービスに、オートバイのツーリング好きが集うサークルがあった。そのサークルは中庭を意味する「パティオ」と名付けられた掲示板のシステムを使って参加者が集い、情報交換をし、一緒にツーリングに出かけるサークルだった。

 その中でツーリング先でうまいラーメンとか蕎麦の情報を交換し、その店に食べに行くツーリングの企画をよくしていた。この手の企画が好きな人間数人を「麺食組」と称して遊んでいた。彼も一緒に参加して「喜多方ラーメン」とか「佐野ラーメン」とか食べに行ったなあ。

 閑話休題。
 さて今回は前回の宿題、つけ麺である。店の外にCBを停め、ジャケットを脱いで店に入る。店主に会釈して券売機で券を買う。今回は「特製つけ麺」¥950だ。つけ麺は中盛り300gを無料で大盛り(400g)にしてくれるサービス期間が続いているので、大盛りで注文することにした。

 待つこと数分。写真のように具が別盛りになった皿と麺とつけ汁が供される。
 まず麺だけを口に運ぶ。中太のもっちりとした麺である。表面は水で締めてあるのでつるつるすべすべ。口に運ぶともっちりとした感触である。うまい。
 また、つけ汁が濃厚で驚いた。スープ等の濃度を示す指標で「Brix(可溶性固形分)」という単位があるそうなのだが、この店の数値は11.5であるとのこと。
 一般的なラーメンスープの濃度がどれくらいなのか判らないので比較のしようがないのだが、文面から読み取るに、「濃い(=いろんな味が溶け込んでいる)」ということで間違いはないようだ。
(http://www.tokyo-ramen.co.jp/tabearuki/yumeakari.html)
 なるほど、豚骨と魚介系のWスープという特徴が明確に現れているつけ汁である。

 また今回、鰹節のだしがらに唐辛子をスープで練ってまぶしたような「辛みのもと」を店主が出してくれた。『つけ汁に入れても麺に絡めてもいいけど、麺に絡めるとフレッシュな辛みが持続するよ』とのことで麺に絡めて食べる。辛さはあまり強くないが確かに味のアクセントとしてはいい。つけ汁との相性も抜群である。

 大盛り400gの麺は思ったよりボリュームがあり、食べ応えがある。最後に少し残った麺と具をつけ汁に入れ、スープで割ってミニラーメン風にするのが好きなのだが今回調子に乗って麺を食べすぎた。(^^; 「辛みのもと」が僕だけのサービスではなく、いつでも選べることを期待する。(聞き忘れた)
 また、つけ汁を割るスープも、ポットに入られており、予想以上に熱かったのは嬉しかった。(ぬるいスープの店は論外だ!)

 正直に言おう、友人としてのひいき目な評価を差し引いたとしても、なかなか旨かった。ホントに。このブログで紹介しようとして、しっかり感想を記録してこようと思ったのだが、写真を撮影したのをいいことにして、普通に食いまくってしまった。(^^; いいや、また食べに来よう。

 そういえば、かの「麺食組」の“社長”(Jさん)が先週食べに来たとのこと。
『なんて言ってた?』と聞くと『“うまい”って言ってくれたけどさ、無口な人だから……』とのこと。
 そうそう。社長は寡黙で温厚な人だった。だから“専務”の僕が社長に代わって『馬鹿野郎!ウチは会社組織だ!組長じゃなくて社長と呼べ!』なんてセリフを作って遊んでいたんだけどね。

 地下鉄丸ノ内線・新大塚駅から徒歩0分の(=店の前から入り口が見える)このお店・「らー麺 夢あかり」、掛け値なしで一度試して欲しいと思う。マジでおすすめ。
(http://www.yumeakari.com/)