小学館のマンガ雑誌・ビックコミック(オリジナルだったかな?)に連載されてる『深夜食堂』というマンガがある。深夜0時から朝の7時までが営業時間で、それが名前の由来。店内のメニューは「豚汁定食」だけで、客の注文に応じてできるものなら作るという営業方針の店の話だ。今日も深夜(早朝)に客がやってきて注文し、そのメニューに応じた話が展開される。
ヤクザの組員が頼むタコの形の赤いウインナー。炊きたてのご飯にかつぶしをのっけてしょうゆをたらした猫まんま。
ここでは食べ物自体は主役ではなく、その食べ物を頼む客の背景こそがエピソードを物語る。
このマンガ、最初は連載の立ち読みで妙に心に引っかかっているマンガだった。単行本の1巻が発売され、2巻が発売され、それでようやくまとめ買いして読んでみたくなったという訳だ。(大学時代の友人に教えてもらったとも思っていたが、本人に「オレも『深夜食堂』買ったよ」て言ったら不思議な顔をされたので、たぶん勘違いだったようだ)
さて、欲しくなると俄然せっかちになるのが自分の性格。早速近所の本屋を数軒回ったが1巻目の在庫がない。Amazonで調べるがそのときは在庫もなく、おまけに小学館の通販サイトが工事中で購入ができない。
そこで深夜遅くまでやっていてマンガの品揃えが多い、某本屋まで車で出かけていった。夜の11時過ぎに。
『深夜食堂』を「深夜書店」に買いに行くのもオツなもんだと思いながら……。
書店に行って青年誌の棚を探す。出版社ごとに区切られた棚を作者名「あ」から順番に探す。ない。
この本、通常の青年誌コミックスより薄くて大きいサイズの本なので、書店によっては、サイズ別に他の場所に並べられていることもある。そこで、そのまま若干大きめサイズの棚を探す。見つけた。しかしこの店も1巻の在庫はない。失望感を覚えながら一度店の外に出る。喉が渇いたので自動販売機でジュースを買って飲んで、もう一度店の中に入る。なんとなくあきらめきれずにバイク雑誌を眺めながらツーリングマップ関東を手に取る。そういえば、去年、静岡で雨に降られて地図の紙がカパカパになってるんだよなぁ……。
そろそろ帰ろうかと思いながら、今度は、少年誌の小学館の棚を眺める。少年誌コミックスの棚、少年誌コミックスの大型サイズの棚……『あった!!』この装丁、背表紙の色、間違いなく『深夜食堂』の1巻だ。
「このやろう! ビックコミックのコミックスを少年誌の棚に並べやがって」と思いつつ、ニヤニヤしながら1巻を、続いて青年誌の棚から2巻を取り出す。
こんなこともあるから「リアル書店」の探索はやめられない。「ネット書店」では絶対に味わえない快感(勝利感・達成感)だ。
僕のために在庫を揃えてくれていた書店へのご褒美として(←勝手で傲慢な考え方だが、よくそんな考え方をすることがある)、ツーリングマップ関東も一緒に手にとってレジへ向かう。帰りの車のなかでは嬉しくなって、つい首都高に乗って家に帰ってきたのだった。
肝心の『深夜食堂』の内容はどうだったかというと、『早く3巻目、でないかなぁ』……ってところだろうか。
(http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/solc_dtl?isbn=9784091817075)
ヤクザの組員が頼むタコの形の赤いウインナー。炊きたてのご飯にかつぶしをのっけてしょうゆをたらした猫まんま。
ここでは食べ物自体は主役ではなく、その食べ物を頼む客の背景こそがエピソードを物語る。
このマンガ、最初は連載の立ち読みで妙に心に引っかかっているマンガだった。単行本の1巻が発売され、2巻が発売され、それでようやくまとめ買いして読んでみたくなったという訳だ。(大学時代の友人に教えてもらったとも思っていたが、本人に「オレも『深夜食堂』買ったよ」て言ったら不思議な顔をされたので、たぶん勘違いだったようだ)
さて、欲しくなると俄然せっかちになるのが自分の性格。早速近所の本屋を数軒回ったが1巻目の在庫がない。Amazonで調べるがそのときは在庫もなく、おまけに小学館の通販サイトが工事中で購入ができない。
そこで深夜遅くまでやっていてマンガの品揃えが多い、某本屋まで車で出かけていった。夜の11時過ぎに。
『深夜食堂』を「深夜書店」に買いに行くのもオツなもんだと思いながら……。
書店に行って青年誌の棚を探す。出版社ごとに区切られた棚を作者名「あ」から順番に探す。ない。
この本、通常の青年誌コミックスより薄くて大きいサイズの本なので、書店によっては、サイズ別に他の場所に並べられていることもある。そこで、そのまま若干大きめサイズの棚を探す。見つけた。しかしこの店も1巻の在庫はない。失望感を覚えながら一度店の外に出る。喉が渇いたので自動販売機でジュースを買って飲んで、もう一度店の中に入る。なんとなくあきらめきれずにバイク雑誌を眺めながらツーリングマップ関東を手に取る。そういえば、去年、静岡で雨に降られて地図の紙がカパカパになってるんだよなぁ……。
そろそろ帰ろうかと思いながら、今度は、少年誌の小学館の棚を眺める。少年誌コミックスの棚、少年誌コミックスの大型サイズの棚……『あった!!』この装丁、背表紙の色、間違いなく『深夜食堂』の1巻だ。
「このやろう! ビックコミックのコミックスを少年誌の棚に並べやがって」と思いつつ、ニヤニヤしながら1巻を、続いて青年誌の棚から2巻を取り出す。
こんなこともあるから「リアル書店」の探索はやめられない。「ネット書店」では絶対に味わえない快感(勝利感・達成感)だ。
僕のために在庫を揃えてくれていた書店へのご褒美として(←勝手で傲慢な考え方だが、よくそんな考え方をすることがある)、ツーリングマップ関東も一緒に手にとってレジへ向かう。帰りの車のなかでは嬉しくなって、つい首都高に乗って家に帰ってきたのだった。
肝心の『深夜食堂』の内容はどうだったかというと、『早く3巻目、でないかなぁ』……ってところだろうか。
(http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/solc_dtl?isbn=9784091817075)