A Rider's Viewpoint

とあるライダーのものの見方

ブログとツイッターの違い

2009-10-31 18:04:38 | 所感
 現在、画面左にあるブログパーツのツイッター画面の表示ができなくなっている。一過性のトラブルかと思ったが、一晩たっても直っていない。
 ちょうど新しいサービス=ツイッターへの投稿を一日分まとめてブログへアップするサービスが始まったようだから、そのかわりにツイッター表示ができなくなったのかもしれない。
 この件に関して、本日12:00過ぎ、goo事務局に問い合わせメールを送っているのだが、週末でもあることだし当然返事はない。まあこちらに関しては週明けまで待とうと思う。

 ブログとツイッターは性格が違うものだと思う。自分の中ではツイッターは割と脊髄反射的なそのときの感情や状況を表すものであり、ブログはもう少しじっくりと検証して自分の意見を書き込むようなものであると思っている。

 『ツイッター 140文字が世界を変える』という本を読んでみた。その中でもホームページ→ブログ→ツイッターへの変化を、情報の固まりの変化としてとらえている文章があった。
 ホームページはデザインから動画から画像から音楽から、多種多様な情報が取り込まれ、それ故に作成は難しく手間がかかる。ブログではそれが若干簡略化され、ツイッターではわずか140文字分の情報量しかない。(画像とか位置情報とかと連動することはできるが、そのリンクは文字として140文字の中に納めなければならない)

 しかしながらその情報発信の「敷居の低さ」は、「書き込むこと」の容易さや、iPhoneなど常時身につける情報端末の普及に伴い、いつでも、どこでも、自分の記録が残せるという可能性を見つけることができる。
 どこで最初に知ったのかは覚えていないが、まさにライフ・ログ、人生の記録となるうるものだ。

 自分自身の使い方として「面白そうだな」と思ったのが、バイク・ツーリングの記録である。ツーリング後にレポートを書こうとして気づくのは、大まかな時間以外、細かい記録をつけるのは以外と手間がかかるということだ。ただ単純に紙の手帳に通過地点と時間をメモすれば良いだけの話ではあるが、そんな単なる記録のための無味乾燥な行為は「面白くない」。ICレコーダーを片手にツーリングの先々で「いまここにいる」ということを記録したこともあるが、これも帰宅後に自分の声を聞いて記録を“起こす”のが案外面倒くさい。
 しかし、その記録もツーリング先で写真を撮ったり、その場所の感想をつぶやいたりするだけで、時間や場所の記録が自動的にかつ正確に残せるなら、逆に面白い。ツーリングの実況中継というか、リアルなツーリングレポートがそのままできあがることになるからだ。

 この使い分けは自覚的に自分の中で分けて行きたいと思う。
 ツーリング限らず、自分の人生の行動の、その時々をリアルに記録していくためのツイッターと、その記録を検証し反芻し、幾ばくかの考察を加えて「日記」として残しておくためのブログと。

 どっちがどっちを凌駕する、飲み込んでなくしてしまう、……ということではなく、その両方をうまく使い分けて、自分の人生の記録として残せたら面白いのではないか。今はこう考えているのである。

   *

(『ツイッター 140文字が世界を変える』という本との整合性を取るため、いつもは「Twitter(あるいはtwitter)」という表記を今回は「ツイッター」に揃えました。念のため)

>>追記・10/31・18:47
>>上記内容を投稿した直後、ツイッターのブログパーツが正式に表示されたことを確認した。事務局からのメール回答がないので詳細はわからないが、少なくともサービスが終了した訳ではなく、サーバーかあるいは僕の方の個別事情であろう。
とりあえずは問題なしだ。やれやれ。

iPhoneと共に次のステージへ

2009-10-25 22:51:30 | 所感
 iPhoneを購入してそろそろ4ヶ月。この情報端末は何ら色あせることなく、知的好奇心をくすぐり続けている。

 市販DVDを画像変換して取り込み、twitterマシンとして写真と位置情報をつぶやき、持ち運べる住所録として、電話として、デジカメとして、ミュージック・プレイヤーとして、インターネット端末として、毎日触らない日はない。

  345曲の音楽と31本のビデオ画像、67個のアプリケーションと101枚の写真。32GBの僕のiPhoneは、空き容量を後4.3GB残すばかりだ。既に86%以上のメモリを使ったことになる。

 さて、最近『iPhone情報整理術』という本を購入した。まだ読み始めて間もないが、なかなか興味深い。今までのiPhoneの使い方を一新させてしまうかのようだ。
 単なる趣味のガジェットではなく、仕事やライフスタイルすら変えてくれるような可能性を感じる。

 僕がもう少し、iPhoneを使いこなせるようになったなら、また新しい世界が開けてくるのかもしれない。(自分でもまだわからない、だがわくわくしながら前に進んでいる)

buellの生産中止に思う

2009-10-19 22:48:12 | 所感
 サブプライムローン破綻に端を発した世界同時不況、ついにビューエルにも具体的な影響がでたようだ。
 かくいう国産メーカーもスポーツモデル、中間排気量モデルの生産中止が相次ぎ、非常にお寒い状況である。

 僕が高校生の頃、'70年代の百花繚乱の時代からすれば、隔世の感がある。
 原付、小型、中型、大型。それぞれの排気量で、オンロード(ネイキッド、スーパースポーツ、カフェレーサー)、オフロード(モトクロス、トライアル、マルチパーパス)、実用車等々、多種多様なオートバイがあったのが本当に夢のようだ。

 やや明るいニュースといえば、今年のモーターショーで、CB1100(市販予定車)が発表されたり、ヤマハの名車SR400がFIで復活したことだろうか?

 業界全体の栄枯盛衰はあろうものの、全てのオートバイがなくなることはないと思う。
 せめて自分は体を大事にして、いつまでもオートバイに乗り続けたいものだと思っている。

赤城神社ツーリング

2009-10-17 18:32:02 | ツーリング
 先週、群馬県の赤城神社を目指してツーリングに行った。ツーリング仲間N君のカミさんの出産が間近で、安産祈願(……という名目)で出かけたのであった。

 またこのツーリングにはiPhoneを持って行き、twitterでの中継を時に画像を交えて行ってみるという試みでもあった。

 6:10 起床。いきなり松屋に外食に出かける。(朝食の用意を全くしていなかったんだな。パン1枚残っていなかったよ)牛丼と豚汁の朝食を摂り帰宅。タンクバックにツーリングマップとタオル、iPhoneの充電池と接続ケーブル、雨避難用のジップロックを入れて身支度。

 7:26 CBの写真をiPhoneで撮影してtwitpicに投稿。関越道・三芳PAに向けて出発である。最寄りのICから首都高へ。三連休の中日であるが車の数に変化はない……と思っていたら、外環道から関越への入り口~大泉JCTから、新座料金所、三芳PAまでのほとんどが渋滞。バイクの本領発揮、すり抜け走行で三芳PAに8:20頃到着した。

 トイレに行っている間にN君が到着して自分の隣にW650を停めていた。すかさず写真を撮ってUP(8:25)。僕の赤白CBの手前、紺のW650がN君のマシンである。
 珈琲を飲みながら今日の行程を確認。iPhone のマップで道筋をトレースする。
 iPhoneマップの経路検索はツーリングの際も非常に便利だ。要所要所で次の行程を確認できるばかりか現在位置が地図に表示されるから間違って別な道に入った場合も修正がたやすい。
 とりあえず次の休憩場所(嵐山PA)を決め、給油の後、出発。
 嵐山PA(9:41)、上里SA(10:19)を無事通過、TwitPicで写真をUPした時間は明確に記録されてはいるが、逆にそれ以外の通過地点の時間記録はきちんと記録できていなかった。
 たぶん11:00頃、前橋ICで高速を降り市内に進む。IC出口と、市内のコンビニの駐車場で次に曲がる交差点名を確認しながら進んだため、ただの一回も道を間違えることなく、目的地に向かって進む。まあ「赤城山方面」という看板に従っても一緒ではあったが。(^^;

 県道4号線・赤城道路は、進むにつれどんどんと標高を上げてゆく。それに従い回りの風景も市街地→郊外→高原→山間部とどんどん変わって行く。赤城山には雲が立ちこめていて、気温が下がってくるばかりか小雨がぱらついてきた。大沼の湖畔に出て目的の赤城神社がその対岸に見える頃、道路沿いの気温計は摂氏6度を表示している。『6度!? ほとんど冬じゃないか!』時間によってはまだ暑い都内。ツーリングの装いも初秋から秋のもの。とても摂氏6度に対応できるものではない。寒い。幸いだったのは手がかじかむ前に赤城神社に到着できたことだった。

 赤城神社(11:56)は大沼の湖畔に建てられた神社であるが、駐車場からは橋を使って社殿に向かう。この朱塗りの橋が美しい。曇天の彩度の低い景色の中で、その朱色が際だって美しく感じる。
 ヘルメットを脱ぎ、橋の写真をUPしてから社殿へ向かう。社殿の前でもう一枚撮影。N君と参拝をすませ、安産祈願のお守りを買って駐車場に戻る。(ちなみに僕も娘の受験に備えて学業成就のお守りを買った)

 さて、ツーリング主目的を達成したあとはとりあえず昼食だ。
 大沼からは県道251号線を経由して沼田方向へ向かうことにして、目的地を相談する。「しゃくなげの湯」。僕らのツーリングではバックにタオルを標準装備しているというのは、出かけた先々で状況と時間が折り合えば、温泉でゆっくりする……というのがデフォルトなんだな。(^^;

 さっそくこの「しゃくなげの湯」を目的地にしてiPhoneのマップに目的地登録。途中のルートを確認する。
 つづら折りの県道を、オートバイをバンクさせながら降りて行く。峠道の走行は紛れもないオートバイツーリングの醍醐味の一つだ。
 12:50。しゃくなげの湯に到着。二輪用駐車場にオートバイを停め、昼食、温泉に向かう。N君は天ぷら蕎麦。僕はサバみそ煮定食。食事が終わったら温泉へ。ぬるめの露天風呂に肩までつかる。見上げると空の雲が速いスピードで流れて行く。
 指先がいい具合に痺れてきて、冷え切った体に温泉の温かさが染みこんで行く。
 目をつぶると通ってきたばかりの峠道の残像。流れるアスファルト。オートバイを傾けた時の重量感。コーナーを抜けた時の加速感。お湯の中で体の感覚を反芻しながらライディングの楽しさを追体験する。
 このひとときもツーリングで味わう醍醐味のひとつだろうか?

 のぼせた体を外気で冷やしたり、腰から下だけ湯につかりながら、温泉で2時間近くもゆっくり過ごす。
 さあ、そろそろ帰ろう。沼田から国道17号に出て赤城ICに戻る傍ら、永井食堂が開いていたらおみやげのもつ煮を買って帰るのだ。

 沼田市街を15:50頃通過、16:13には永井食堂に到着。おみやげをシートバックに入れて帰路につく。
 関越道は赤城ICから既に混み出していた。車だったら一体何時に東京に戻れるのか見当もつかない。本当にこういう時はオートバイの機動力はありがたい。

 17:16 に上里SA、18:09に高坂SA。高坂SAで軽食と共に長めの休憩を取ってN君と別れる。N君は関越道を降りたら環八を通って神奈川方面へ。僕は関越道から東北道~首都高を経由して湾岸線へ。
 帰宅したらお互いの携帯に無事帰着メールを入れることを約束して18:55に別れる。

 最後まで渋滞していた関越道を抜け、外環、首都高、湾岸線は快適に走る。
 20:02、無事自宅に帰着する。本日の走行距離、392.1km。

 N君は途中で夕食を摂っていたらしく(カミさんは出産間近で実家に戻っている)、「到着がこんな時間になってしまいました。環八チョイ混み。」というメールが届いたのが、21:47。僕がゆっくりビールを飲んでいた時間だった。

淡々と日々は過ぎゆく

2009-10-08 22:40:16 | つれづれ
 台風一過の今日の夕方、南西の空に半月が浮かんでいた。
 本日の月齢は18.7、下弦の月だ。空のまだ下の方に浮かんでいたため、建物との対比でとても大きく見えた。
    *
 飼い犬が亡くなって既に5日。まだそこいらに隠れていて、僕が顔を出すとうなり声を上げるような気がする。また、カッチャカッチャと爪の音を響かせて二階の部屋を歩いているような気もする。
 おかしなもんだな。
 あの犬がうなっていたのも、歩き回っていたのも、もう1年以上も前のことだというのに。
    *
 現実は容赦なく淡々と過ぎてゆく。犬の死とは関わりもなく、腹も減れば買い物にも行きたくなる。右側のブログで飼い犬の死を語りながら、左側のTwitterではラーメン屋に行ったの、タコ焼きを食べたの、脳天気なアンバランスぶりには自分でも苦笑した。
    *
 タコ焼きの時は写真とつぶやきがバラバラにアップされていたが、これはセカイカメラの画像を追いかけて、別なソフトでつぶやいていたのだった。
 先ほど写真とつぶやきを一緒にアップできる『TwitPict』というソフトを試してみた。
 思っていたより簡単な使用感だ。こんどはこのソフトを使って、写真入りでつぶやいてみよう。

 今度の日曜日は久々にツーリングにでかける。ツーリングの状況をライブでつぶやいてみるのも面白そうだ。今度早速試してみよう。

命の暖かさ

2009-10-04 13:03:46 | 所感
 昨日の夜、飼い犬が死んだ。病気だった。
 数日前から夜といわず辛そうに苦しそうに鳴き続けていたのだが、ついに力尽きたようだ。娘が泣きじゃくりながら目を閉じてやった。

 思えばこの街に迷い込んできた犬だった。虐待でもされていたのか、大人の男に気を許すことはなかった。
 最後まで俺には慣れず、指を噛まれたことすらあった。

 そんなこいつが、いま何もやり返すことなく、黙って俺に頭を撫でられている。

『馬鹿だな。死んでからやっと俺に心を許しやがった……』

 まだ暖かい犬の頭を撫でながら、俺は少し泣いた。